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2005年04月22日
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カテゴリ: 海外文庫
ストーリーは、太陽の街フロリダは、キューピッドに怯えていた――それは若い金髪美人ばかりを狙い、何日も被害者をいたぶったあげく、生きたまま心臓をえぐり出して殺す連続殺人鬼の名だ。
捜査は難航したものの、偶然、キューピッドが捕らえられる。やり手と評判の女性検事補、C・Jが担当することになったが、法廷で犯人の声を聞いた彼女は愕然とした。それは今なお悪夢の中で響く、12年前に自分を執拗にレイプした道化師のマスクの男の声だった! こいつを無罪放免にしてはならない――恐怖に震えながらも固く心に誓うC・Jだったが、次々と検察側に不利な事実が発覚しはじめ……。

全国の書店員が熱狂!帯にこんな事を書いてあるからかなり期待して読み出しました。確かにラストに向けての伏線やレイプ被害者の苦悩など読み手を引き込むだけのものはあります。ただし全国の書店員が「熱狂」や「コーンウェルも裸足で逃げ出す」等の宣伝文句は不必要やったような気がします。
宣伝は大事やけど、あまり大袈裟に宣伝してしまうと読者は過度の期待をしてしまいます。それによって必要以上の期待を込めてページをめくるので秀作も平凡な本になってしまいかねないです。

今作の不満点をあげるならば裁判シーンの薄っぺらさです。検事と連続婦女暴行魔の心理的な闘いをテーマにしてるのに裁判シーンが凄く薄いです。これだけのボリュームがあるのに残念です。それ以外は及第点です。テンポが良くて非常に読み易くなってるので★一つ追加です。

早速映画化されるみたいです。コーンウェルの【検死官】シリーズのように企画倒れにならない事を祈ります。

デビュー作でこれだけの秀作を放てるのは凄いです。次作にもかなりの期待が持てます。

評価★★★☆☆(3.2)





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最終更新日  2005年04月22日 19時09分14秒
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