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カテゴリ: 邦画


2006年  日本  
ユースケ・サンタマリア  小西真奈美  トータス松本  鈴木京香  升毅  要潤  

ストーリーは、讃岐うどんの本場、香川県でうどん職人の息子として生まれた松井香助は、ビッグになると言って家を飛び出しニューヨークへと渡った。しかし、夢半ばで挫折し、借金を背負って帰郷することに。そして、親友の紹介で地元のタウン誌で働き始めた香助。そこで彼は、編集部員の宮川恭子と2人でうどんをテーマにしたコラムを開始する。すると、これが大反響を呼び、ついには日本中を巻き込む一大うどんブームへと発展していくのだが…。  

もう最初から讃岐うどんの美味しそうな映像が満載でお腹が減ってくる映画でした。
もう8年ぐらい前に讃岐うどんを食べるために香川県に行った事があるけど、この映画で紹介されてるような隠れ家的なところは知らなかったです。
ガイドブックに載ってるような有名店を数件まわったけど、民家でひっそりと開業してるお店に行ってみたかったものです。
香川県の人にとっては讃岐うどんがソウルフードですよね。
大阪人のたこ焼きみたいなものかなって思いながら観てました。

この映画のタウン誌が、隠れた讃岐うどんの名店を紹介する企画をたてるのですが、ありそうでなかった企画としてブームを巻き起こします。
他誌にはない少しの工夫でこのタウン誌はブームの火付け役になります。
ブームが始まる時ってほんと些細な事からスタートするんでしょうね。
前半はこのタウン誌に載せるためのお店を捜し歩くので色々な讃岐うどんが紹介されて、ほんと美味しそうでした。
この時に讃岐うどんを作ってる人達は、ほんとの地元にある本物のうどん屋さんなんで素人ならではの良さが出てましたよ。
ネギを入れたりゲソ天をのせたり色々な食べ方があるんやなって思いました。
特に卵と醤油だけで食べるシンプルな讃岐うどんは食べてみたいです。

前半は勢いがあって面白いのですが、その勢いが後半まで持たなかったです。
後半は人情劇になってるのですが、そこにたどり着くまでが長すぎました。
人によってはこの映画を長いって感じてしまうかも知れないですよ。
オヤジとの確執、そしてその関係の修正などが後半のテーマやけど、このオヤジとの確執の部分をもっと前半に描かれてれば面白かったのに残念です。
形は色々あるけど、せっかくオヤジと正面から話し合う事が出来てオヤジの苦労が分かってもなぜか薄っぺらく感じてしまうんです。
コメディアンもウドン職人も人の笑顔が支えって話は良く出来てました。
美味しい物を食べたら人って自然に笑顔になるんですよね。
確かにそのとおりって納得してしまいました。

この映画で一番の演技をしてたのは小西真奈美でした。
なんか女優って事で上品さの残るような食べ方をしてたら嫌やったけど、男に負けないぐらい豪快にウドンを食べてました。
やっぱりウドンって豪快に食べた方が美味しいですからね。

評価(3.2)





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最終更新日  2007年07月07日 16時56分46秒
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