笑っちゃいました!!
そんなとこに反応するなよ、と自分でも思いますが、
ドイツ軍のプロパガンダ教育ってすごかったみたいですね。
ま、どこの国でもそうかな。

見つけたら観賞してみたいです。 (2007年11月26日 23時49分42秒)

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2007年11月26日
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カテゴリ: フランス映画


2005年  フランス/ドイツ/イギリス  
ダイアン・クルーガー  ベンノ・フュルマン  ギョーム・カネ  ダニエル・ブリュール  

ストーリーは、1914年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。そしてクリスマスの日、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。その日、花形テノール歌手のニコラウスは、皇太子の前で歌を披露することになり、本国からやって来たソプラノ歌手の妻と久々の再会を果たす。御前コンサートを終え塹壕に戻ってきたニコラウスは、ツリーを手にノーマンズ・ランドへ歩み出ると、素晴らしいテノールを響かせた。すると、スコットランド軍はバグパイプの伴奏で応じた。いつしか最前線には、3ヵ国の兵士たちによる“聖しこの夜”の合唱がこだました…。  

以前タイニーポエムさんが紹介してくれた映画なんですが、やっと観る事が出来ました。
凄く感動的で考えさせられる映画でしたよ。

この映画は子供達が黒板の前で敵を罵るシーンから始まります。
子供のうちから敵国を脳裏に焼き付けさせておこうとする政府の傲慢な政策なんでしょうね。
戦争と言うのはこういう罪もない子供達にも悪影響を及ぼします。
この子供達が成長した時には、頭の中には敵国が出来てるんでしょうね。
今の中国の反日教育も将来怖いです・・・・。

1914年のクリスマス・イブに実際に起こったとされる出来事を映画化したのですが、今までこの話を知らなかったです。
ヨーロッパでは有名な話なんかな?
緊張感高まる前線で鳴り響くスコットランド軍はバグパイプとドイツ軍のソプラノ歌手の美しいハーモニーは疲れきってた兵士には何よりも贈り物になったんでしょうね。
今の今まで憎しみあってた兵士達が自分の身を守る塹壕から出て行きノーマンズ・ランドへ歩いていくシーンって印象的でした。
最初は言葉も通じず疑心暗鬼やったけど、相手も温かい血の流れる人間なんですぐに打ち解けていきます。
家族の写真を見せ合ったり、お酒を飲みあったり今まで戦ってきた敵同士とは思えないですよね。
結局兵士達は国のためにっていう大義よりも愛する家族の待つ家に生きて帰りたいって気持ちが強いんですよね。
幼い頃からの教育で冷血非道と教えられてきた敵国の人間も自分達と同じように愛する家族のために戦ってると気付いて戦争の虚しさを痛感した事でしょう。
安全なところにいて命令ばかりする上官には、こんな気持ちは分からないでしょうね。

このクリスマス・イブの出来事のおかげでお互い戦う意思が薄れて、協力しあったりするけど、こういう幸せの時間は長続きしないんですよね。
戦わないと反逆罪で死刑になる理不尽な制度があるのから板ばさみになる兵士達の気持ちって凄く痛々しかったです。

バグパイプの音色って凄く胸に響きますよね。
【ブレイブハート】を観た時も思ったけど、感情が伝わってくる楽器です。
この映画でも重要なところでバグパイプの音色が響きますよ。

少し残念なのが、ダイアン・クルーガーの口パクです。
もう少し口の動きとあわせれば良かったと思うけど、ジャニーズも真っ青の口パクでしたね。

戦争という悲惨な出来事の裏にはこういう感動的な話もあったって事を知っておくうえでも観ておくといい映画ですよ。

評価(4.0)





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最終更新日  2007年11月26日 23時08分10秒
コメント(10) | コメントを書く
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Re:戦場のアリア(11/26)  
コレは、王様のブランチだったかな、紹介されてて観たいと思っていたので、近々観ようかと思ってます~!
G戦場戦場のアリアって曲ありませんでしたっけ?この実話から来てるのかな?かなり有名なタイトルかと思ってました。
その実話の話も、聞いたことあったんで。
日本人はキリスト教徒じゃないから、ちょっとピンと来ないかもしれないけど、戦争の空しさも、クリスマスくらいは…って思うところ、クリスチャンの国ならではのエピソードな気がします。
評価からして、観るのが楽しみになりました~♪
(2007年11月26日 22時59分44秒)

ジャニーズも真っ青の口パク  
★chica★  さん

Re:戦場のアリア(11/26)  
reinky  さん
あつぼう~さんの感想を読んでいるだけでもいい映画なんだなと思いましたよ。実際のお話なんですね。このような出来事が起こっているのに未だに戦争を繰り返しているなんてと思います。敵国でも兵士同士の考えはみな同じなんですよね。反逆罪があるから、やっぱり戦うほうを選んでしまうというのが悲しいです。本当に戦争は虚しいですよ。
バグパイプの音が分からないので是非映画を見て浸って見たいです。 (2007年11月27日 15時58分29秒)

Re:戦場のアリア(11/26)  
aosaga369  さん
こんばんは

確か他の人もこの映画を紹介していました。かなり良さそうですね。是非みたいですが最近は洋画を受け付けない体になってしまって(まだ見てない洋画のDVDが30本以上あります)、いつになるコトやら(悲笑)。でもミリタリー系は好物なので来年中には見たいです(今年中じゃなくてスイマセン、笑)。 (2007年11月27日 19時33分44秒)

りらっくままハッシー!^o^さん   
あつぼう~  さん
王様のブランチでも紹介されてたって知らなかったです。
戦争とは本当に愚かな事って思った映画なんで、是非ともハッシーさんの感想も聞きたいです。
なんかそういうような曲がありましたよね。
あつぼうもウル覚えなんでハッキリしないけど、もしこの実話からとったタイトルなら凄いですね。
キリスト教を扱った映画って日本人には敷居が高くなってしまうけど、どんな人間も家族の元に生きて帰りたいって気持ちには変わりがないんですよね。
映画の中でキリスト教の司祭が神のお告げとして兵士達に敵を殺せって言うけど、これって間違えてますよね。
神ではなくて傲慢な一部の人間の言葉ですね。
(2007年11月27日 23時30分06秒)

★chica★さん   
あつぼう~  さん
口パクと言えばジャニーズですからね(笑)。
もっと丁重に口パクシーンを作ってたらもっと評価が高かったんですけどね。
どの国でも敵の事は鬼畜のように教えますよね。
これで士気を煽ってたんでしょうね。
(2007年11月27日 23時34分03秒)

reinkyさん   
あつぼう~  さん
第一次世界大戦中にこれだけ心温まる話があったって事を知りませんでした。
その出来事を知る事も出来たし、ほんと観て良かったって思える映画でしたよ。
今でも世界では戦争が起こってるけど、人間って学ぶ事が出来ない生き物なんですかね。
誰しも愛する家族を残して死になくないですよね。
上の人間は安全なところにいてるからいいけど、最前線にいてる人間は死と隣り合わせですからね。
バグパイプの音色って場面によって伝わってくる音色が違うんですよ。
凄く不思議な楽器です。
(2007年11月27日 23時43分26秒)

aosaga369さん   
あつぼう~  さん
こんばんは

あつぼうも周りの人の評価も高いので安心してオススメ出来るかな。
aosagaさんは日記を読んでると邦画が多いですよね。
一時期あつぼうは邦画を受けつけない体になってしまってたけど今では完全復活してます。
だからaosagaさんがこの映画を観る日が来ることを楽しみに待ってますね。
(2007年11月27日 23時46分53秒)

そうそう!  
ダイアン・クルーガーの口パクが!!大切なシーンだっただけに本当に残念でなりません(泣)
感情移入したいところなのに、「あー、あからさまな口パクだな~」ってそちらばかり気になってしまいましたよ。
バグパイプの音色は本当に心に響きますね。音楽の大切さをまた実感させられた映画でした。
「ここで出会っていずに、違う出会い方だったら・・・」って敵国の兵士同士で会話するシーンがありましたよね。
トンマッコルでもそういうセリフがあったけれど、戦争をしたくてしている人なんて、ほんの一部の人なんだろうなって切なくなりました。
あと、ダニエル・ブリュールが出ていたのはうれしかったけれど、ヒゲがちょっと似合いませんでしたね(笑)
(2007年12月03日 09時16分51秒)

タイニーポエムさん  
あつぼう~  さん
これは凄く良い映画を紹介してくれましたね。
あの口パクはちょっと問題外やったけど、もう少しなんとかならなかったんですかね。
流れそうになってた涙が戻っていってしまいましたよ(笑)。
口パクがここまでハッキリと分かってしまう映画も珍しいですよね。
バグパイプの音色って色々な映画に使われてるけど、ほんと心に響くって思いました。
出会う場所が違うかったら親友になってたかも知れないから、戦場で敵として出会った事は辛いですよね。
あの言葉って凄く意味が深いです。
結局は自分達の利益しか考えない政治家や軍関係者などの都合によって戦争をしたくない一般市民が巻き添えをくってるんですよね。
ダニエル・ブリュールはドイツ映画には欠かせないって思えるぐらいドイツ映画のイメージがあります。
あの髭で貫禄をつけようとしたけどちょっと無理でしたね(笑)。
(2007年12月04日 00時58分35秒)

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