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2008年01月07日

２００７年　　日本　　
土屋アンナ　　椎名桔平　　成宮寛貴　　木村佳乃　　菅野美穂　　永瀬正敏　　

ストーリーは、江戸の遊郭、吉原。女衒に連れられ大門をくぐった８歳の少女は、玉菊屋に買われ、きよ葉と名付けられた。しかし、向こう意気が強いきよ葉は脱走を試みて捕まり折檻を受ける。そんなきよ葉に店番の清次は、決して咲くことのない吉原の桜の木に花が咲いたら俺が出してやるとなぐさめる。やがてきよ葉は、美貌も知性も兼ね備えた完璧な花魁・粧ひが面倒を見ることに。それでも脱走をやめようとしないきよ葉だったが、粧ひの挑発に乗せられ、自分も花魁になってやると啖呵を切るのだった。17歳となり、美しく成長したきよ葉は、ついに初めての客を迎える。生まれながらに女郎に必要な手練手管を身につけていたきよ葉は、瞬く間に江戸中の注目を集めるようになる。玉菊屋の花魁・高尾は、そんなきよ葉の人気に嫉妬を募らせていくが…。　　

人気漫画家・安野モヨコの同名コミックを、これが初監督となる写真家・蜷川実花が「下妻物語」の土屋アンナを主演に迎えて映画化したエンタテインメント青春時代劇。

先日ハッシーさんがこの映画の感想を書いてたけど、まさにハッシーさんが書いてたとおり土屋アンナの脱ぎっぷりが悪いです。
木村佳乃や菅野美穂が体を張った演技をしてるのに、主役の土屋アンナがあの程度では寂しくなりますよ。
別に激しいぬれ場を観たい訳でもないけど遊郭の世界を描いてるんやからもっと気持ちのいい脱ぎっぷりがほしかったです。

それと土屋アンナが花魁の役って凄く違和感がありましたよ。
原作を読んだ事がないんですが、あのハスキーボイスで花魁って設定に無理があるかも。
現代的に作ってるとはいえ、こういうところはもっとリアルに描いて欲しかったです。
花魁の化粧は現代的なメイクやったけどこれも監督の狙いかな。
映像や色彩をを観てるとソフィア･コッポラの【マリーアントワネット】を意識したのかなって思うけど原作もこうなんかな？
あの映画でもキルスティン･ダンストに違和感を感じたけど、この映画でも土屋アンナに違和感を感じたあつぼうでした。

幼い時に遊郭に売られ女郎になるためだけに生きていく少女の苦悩をもっと表現してほしかったです。
逃亡を計るのは理解出来ます。
もっと内面的な苦悩を描いた方が良かったけど決められた上映時間では無理やったんでしょうね。

この映画では金魚がうまく使われてますよ。
女郎は金魚と一緒で鉢の中でしか生きれないって言葉はズシンときました。
玉菊屋の入り口の門にある水槽が幻想的で良かったですよ。

椎名林檎の音楽は個人的には凄く好きでこの映画にもマッチしてたと思います。

土屋アンナには違和感があったけど全体を通して観ると普通に楽しめた映画でした。
まぁ～男性よりも女性向きの映画ですよ。

評価（2.9）

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最終更新日 2008年01月07日 23時08分28秒
コメント(14) | コメントを書く

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■コメント

Re:さくらん(01/07)

りらっくままハッシー!^o^ さん

ドモです！
やっぱり脱ぎっぷり悪いと思いましたか～？（笑）
そうですよね！主人公ですもんね！
原作を読んだ感じ、土屋アンナの蓮っ葉な感じで合ってたと思いましたよ。原作は、菅野さんや木村さんがやってたように、もっとイヤらしくドロドロしていた感じでした。
そうだなぁ～、多分この原作では、内面の苦悩って言う映画にはならないかなぁ～って感じがしました。
映画にして何が面白いんだろう？って話だと思ったので、色彩や華やかさで魅せたのは見事だったなぁ～と思いましたよ。
もっと終わりがうすら淋しい感じになると思っていたので、意外に思いました。
確かに、映像の雰囲気、マリーアントワネットと近いかもですね！パステルと原作の違いかな！
(2008年01月08日 08時13分44秒)

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お久しぶりです～

タイニーポエムさん

お久しぶりです～！！やっと遊びに来られましたよ！
今年もよろしくお願いしますね。

うーん。この映画はどうしようかな･･･という感じです。まだ【マリーアントワネット】も観てないんです。そちらは観たいと思ってるんですけどね。
今年一本目の映画をまだ観ていないんですよ。今年はどんな映画に出会えるかな～。楽しみですね。
あつぼうさんは【レミー～】や【善き人の～】だったんですね。
レミーは観ていないけれど、善き人の～は観ました。
評判通りのいい映画でしたね。
あつぼうさんの昨年のベスト作品も、頷ける作品ばかりでした。どれも素晴らしい映画でしたよね。
【サッド・ムービー】はまだ観れていないので、早く観たいと思っています。
何だかこの日記とは関係のない内容ばかりのコメントになってしまいました（＾＾；）

追伸：お誕生日、おめでとうございます！！
素敵な誕生会だったのですね♪私も子どもの時には気合いも入るのですが、夫の誕生日にももう少し気合いを入れてあげないとカワイソウかなって反省してしまいました(笑）
(2008年01月08日 13時37分25秒)

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Re:さくらん(01/07)

aosaga369 さん

こんにちは

これもあまり楽しんで頂けなかったようですね(悲笑)。私は原作も大好きですし、土屋アンナも好きな女優なので、彼女らしい演技に満足しました。

＞少女の苦悩をもっと表現…
そうだと思います。原作では同じ年くらいの仲のいい少女が死んでしまうエピソードがあって、遊郭の女の不幸に泣けました。この映画ではそういう湿っぽい感じの描写は意識して避けたのかもしれません(木村佳乃の最後は遊郭じゃなくてもありそうな話でしたし)。

土屋アンナに、この手の演技はちょっと難しかったかもしれません。彼女は男勝りな強気な演技で光る女優だと思います。 (2008年01月08日 13時57分45秒)

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りらっくままハッシー!^o^さん

あつぼう～さん

ハッシーさんの日記を読んでから速攻で観ましたよ。
脱ぎっぷりの事を書いてあったから注目してたけど、ほんと土屋アンナの脱ぎっぷりは甘かったです。
なるほど原作では土屋アンナの雰囲気やったんですね。
原作を読んでないからこの映画だけで判断してしまいました。
ほんとの花魁の世界ってもっとドロドロしてたでしょうね。
なんか軽い嫌味程度で終わってしまってるので軽く感じてしまったのかも。
幼い時に逃亡を繰り返すからかなりの苦労があったんやろうけどイマイチあつぼうに伝わってこなかったんですよね。
これも原作を読んだら解消するかな。
映像は遊郭の華やかさをうまく伝えてましたね。
この色彩でソフィア･コッポラを思い出してしまいました。
あのラスト個人的には凄く拍子抜けでした。
(2008年01月08日 15時27分08秒)

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タイニーポエムさん

あつぼう～さん

お久しぶりです！
急がしそうやけどそんな中、あつぼうのところに遊びに来てくれてありがとうです。
今年もヨロシクです。

あんまり好きなジャンルの映画ではなかったのでレンタルする時も悩んだのですが、たまにはいいかって思ってレンタルしたんですよ。
個人的には華やかさも【マリーアントワネット】の方が上やったような気がします。
映画好きのタイニーポエムさんが年が明けて映画を一本も観てないってほんと忙しいんですね。
忙しい時ほど厳選して映画を観たいですね。
【善き人のためのソナタ】は重たいけど凄く印象に残る映画でした。
さすがアカデミーを獲っただけありましたね。
昨年のベスト５は、ちょっとヒューマン系に偏ったかなって思ったけど、どれも素晴らしい映画やったのでランクインしました。
【サッド・ムービー】は是非観て下さいね。
感想を楽しみにしてます。

家族のおかげで今年も楽しい誕生日を迎える事が出来ました。
一年に一回の行事なんでこうやって祝ってもらえると嬉しいですよ。
是非旦那さんの時も気合を入れてあげて下さいね（笑）。

(2008年01月08日 15時33分17秒)

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aosaga369さん

あつぼう～さん

こんにちは

もともと苦手なジャンルって事と原作を知らないって事があったのでこんなコメントになってしまいました。
土屋アンナも現代的なヤンキー役なら好きなんですが、なんとなく花魁ってイメージではって思ってしまいました。
すいません････。

原作では少女の苦悩を描いてる時があるんですね。
監督の意向なのか、ひたすら派手な映画に感じたのですが、そこに自殺のシーンなどを入れるとトーンダウンしてしまうからカットしたのかな？
木村佳乃の最後はちょっと血の量が多かったけど、それすら芸術的に描こうとしてましたね。

あつぼうも土屋アンナには男勝りな役を演じてほしいです。
(2008年01月08日 15時37分34秒)

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Re:さくらん(01/07)

シナモンヤミーさん

ソフィア･コッポラに便乗して作ったようなかんじで、どうも興味がもてなかったんですが
やっぱそんなかんじなんですかね。
身体はって女優やってる他の女優さんに失礼ですね。

トランスフォーマー、私もちょど感想書きました！
なぁ～～～んにも考えずに見れば楽しめますよね（笑）
子供向けだと思うので、ま、それにしちゃ良くできた映画かと（笑）

お誕生日おめでとうございます！
奥さん、煮込みハンバーグにチーズケーキに、気合入ってますね！
あつぼう～さんの愛情あってのことですね♪
(2008年01月08日 16時35分32秒)

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Re:さくらん(01/07)

reinky さん

話題ではあったけど、あまり見ようって気になってません・・・。土屋アンナは可愛いけど、う～ん？って感じ。『下妻物語』ではドスの利いた声が良かったけど、こういう役はどうなんだろう？ってね・・・。
でも菅野美穂ちゃんが見てみたいです。菅野ちゃんと木村さんが体張ってるのにアンナが張らないっておかしいですね。アンナのほうがイメージとしては何でもやってやるって感じに見えるけど、子供もいたりで脱ぎたくないのかな？見てみないと良く分からないけどね・・・。
ってことでちょっと見たくなりました＾＾ (2008年01月09日 09時54分07秒)

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あつぼう～さんへ

りらっくままハッシー!^o^ さん

度々すみません！
原作はね、ええ～！こんなに相手しなきゃいけないの？！とかって、結構、花魁の世界の厳しさを感じましたよ。
映画の世界は美しかったけれど、もっとヤラしかったです。
終わり、私も拍子抜けしましたよ～！
はあ、良かったですねぇ…って気持ちになりました。
虚無感みたいなものや、人が人を好きになる忌まわしさみたいなものは、原作の方が出ていたけど、私は原作自体、あまり面白いと思わなかったので、この映画はコレはコレでありかと納得しましたよ～。 ^^;
(2008年01月09日 10時59分27秒)

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シナモンヤミーさん

あつぼう～さん

この色彩の使い方などはソフィア･コッポラを意識したのかなって思いました。
主役がもっと脱ぎっぷりが良くないと、脇で頑張ってる女優さにや観てる観客に失礼ですよ。

トランスフォーマー観たんですね。
そうそう何も考えずに観ると楽しめるのですが、どうもあつぼうは変なところに目をつけてしまうのでこんなコメントになりました。
子供には車がロボットに変身するシーンなどは楽しめますよね。

ありがとうございます。
嫁さんも出産間近やのに頑張ってくれて感謝してます。
こうやって誕生日を家族で祝ってもらえるのってほんと幸せです。
(2008年01月09日 13時54分25秒)

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reinkyさん

あつぼう～さん

この映画の土屋アンナってミスキャストかなって思うぐらい、あつぼうの中ではダメでした。
だいたい遊楽の華でもある花魁がだみ声ってところがダメです。
この人は現代のヤンキー役などがピッタリやと思うんですけどね。
菅野美穂や木村佳乃は、かなり体を張って演技してるからこそ主役の土屋アンナがもっと体を張ってほしいですよ。
もし脱ぎたくないのならこの役を断ればいいんですよね。
脱いででものし上がったろうって考えてる女優はたくさんいてるはずです。
(2008年01月09日 13時57分43秒)

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りらっくままハッシー!^o^さん

あつぼう～さん

やっぱり原作の方がシビアに描かれてるんですね。
花魁の世界の厳しさってこの映画では伝わってこなかったから、やっぱり原作を読んでみたくなりました。
映画化するにあたって幅広い年齢層に観てほしいから薄味で作ったのかな。
あのラストは拍子抜けしますよね。
どうせなら結ばれない２人という事で２人で死んだ方が良かったです。
そうすればあの子供が夢で見たセリフもいきてくるのに。
日本映画界ってハリウッドほどネタ不足に苦しんでないと思うから、なんでもかんでも映画化するのはやめてほしいですね。
今度「ヤッターマン」も映画化されるけどかなり心配です。
(2008年01月09日 14時01分45秒)

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Re:さくらん(01/07)

虎弥太♪ さん

コレ、色が鮮やかだな～と思いながら作品紹介とか見ていたので気になってました
マリーアントワネットも、色がきれいでしたね。
土屋アンナのサバサバした感じが好きなのですが･･･そうですか。脱ぎっぷりはあまりだったのですね(^-^;
そのうち観る予定なので、楽しみにしておきます
(2008年01月09日 15時17分45秒)

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虎弥太♪さん

あつぼう～さん

色彩の使いかたは巧かったですよ。
マリー・アントワネットも色の使い方が巧かったでしょう。
あれと同じような感じです。
土屋アンナの花魁役ってかなり違和感がありました。
脇の女優が脱ぎっぷりのよさを発揮してるので主役の彼女にもおもいきってほしかったです。
観たら是非とも感想を聞かせて下さいね。
(2008年01月09日 19時48分37秒)

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