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2023.10.25
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カテゴリ: 報徳記を読む


巻之六【5】下館領中三邑に安民の方法を発業す

時に嘉永(かえい)五壬子年(みづのへねとし)正月(しやうがつ)下館(しもたて)の郡奉行(こほりぶぎやう)衣笠某(それ)に謂(い)ひて曰く、
凡そ國家(こくか)の衰弱に至るものは政體(せいたい)の本源たる分度明らかならずして財用(ざいよう)節(せつ)なく、下民(かみん)に取ること度(ど)なく知らず識(し)らず聚斂(しうれん)に陥り、民窮し怨望(ゑんぼう)起り、多く取らんと欲して益々(ますます)租税減少し國用(こくよう)彌々(いよいよ)足らず、商賈(しやうこ)の財を借りて以(もつ)て一時の窮を補ひ、元利(ぐわんり)増倍上下(じやうげ)共に絶窮(ぜつきゆう)に及び、遂(つひ)に如何(いかん)とも爲(な)すべからざるに至る。
下館の窮乏も亦(また)然り。
故に衰國(すゐこく)を興し富優(ふいう)に復(かへ)さんと欲する時は必ず先(ま)づ仁政を施し、下民(かみん)の艱難を救ひ、其の疾苦を除き其の生養(せいやう)を安んずるに在り。
猶(なほ)草木(そうもく)の繁榮を欲すれば、先づ其の本根(ほんこん)を培養すると一般なり。
培養厚き時は花實(くわじつ)の榮(さかへ)は求めずと雖も必ず盛んなり。
若(も)し之に反して本根(ほんこん)を養ふことを爲さず、獨(ひと)り花實(くわじつ)の榮盛(えいせい)を求め、枝葉(しえふ)に糞(ふん)する時は彌々(いよいよ)勞(らう)して益々(ますます)枯槁(こかう)す。
復(また)何の益あらんや。
故に下館再復の道に於(お)けるも必ず先(ま)づ仁政(じんせい)を布(し)き領民の窮苦(きゆうく)を安んじ、國本(こくほん)堅固なるに及びて然して後一藩の困窮を除き、上下の永安に至るもの是(こ)れ我が方法の常道なり。
然るに初め方法依頼の時に當(あた)り、一藩の扶助米を給すること能はざるの極窮(ごくきう)に迫り、下民を撫恤するの暇(いとま)あらず。
已むことを得ずして其の當難(たうなん)を凌(しの)ぐの策に出で、且(かつ)負債三萬(まん)有餘金(いうよきん)の爲(ため)に、毎年の租税を失し施政(しせい)の本定(さだま)らず、故に此の負債を償却するの法を設(まう)く。
償却の道既に備(そな)はる。
然りと雖も先後(せんご)する所に差(たが)ひ、一時の窮を補ひ本根培養の道未だ行はず。
今に至りては迅速領邑(りやういふ)再興安撫(あんぶ)の道を施(ほどこ)さゞる可(べ)からず。
果たして邦本(ほうほん)再興するに至りては、上下の安榮(あんえい)始めて全きことを得べき也(なり)
 と。


時に嘉永5年正月、尊徳先生は下館の郡奉行の衣笠にこう言われた。
「およそ国家が衰弱に至る原因は政体の本源である分度が明らかでないからである。
財用に節度がなく、民から租税を取るに節度がない。
知らずしらずに聚斂(しゅうれん:収奪)に陥って、民が窮し怨望が起る。
民から多く取ろうと欲してますます租税は減少し、国用はいよいよ足らない。
商人から財を借りて一時の窮を補い、元利は増倍して上下ともに絶窮に及ぶ。
ついにはどうともできなくなるに至ってしまう。
下館の窮乏もまた同じである。
故に衰国を興し、富裕に復旧しようと欲する時は、必ずまず仁政を施し、民の艱難を
救い、その疾苦を除いて、その生養を安んずることにある。
なお草木を茂らせようと欲すれば、まずその本根を培養するのと同じである。
培養が手厚い時は花も実も栄えは求めなくとも必ず盛んである。
もしこれに反して本根を養うことをなさないで、ひとり花や実の栄えを求め、枝葉に

また何の益があろうか。
故に下館再復の道においても必ずまず仁政をしいて領民の窮苦を安んじ、国の本が堅
固になってから一藩の困窮を除いて、上下の永安に至る。
これが私の方法の常道である。
しかるに初め仕法を依頼する時に当たって、一藩の藩士に扶助米を給することができ
ないほどの極窮に迫られていて、民を恵み救う余裕がなかった。
やむことを得ずその当難を凌ぐ策を行った。
負債3万両のために、毎年の租税を失し施政の本が定まらない。
故にこの負債を償却するの法を設けた。
償却の道は既に備わった。
しかし先後する所が違い、一時の窮を補い本根を培養する道は未だに行われていな
い。
今こそ迅速に領村に再興安撫の道を施こすべきである。
国の本が再興するに至って、始めて上下の安栄が完全となるであろう。」

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1 決して怒ってはいけない。(p.20-21)
2 一人でいるときも、絶対に人の悪口を言っちゃダメよ(p.20)
3 汚い言葉を使ってはいけない。きれいな言葉を使いなさい。(p.20)
4 (1) 嫌なことがあるときに「ありがとう」と自分に言いなさい。
 (2) 良いことがあったら「感謝します」と言いなさい。
 (3)この言葉がとても便利で、たとえまだ起こっていないことでも、なんの疑いもなく不安も心配もなく、力まずに自然とそう思い込んで、言い切っちゃうと、そうなる可能性が高まる。(p.18-19)





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最終更新日  2023.10.25 00:00:35


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