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2024.02.23
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百万本のバラ 加藤登紀子

NHK BS4K『“百万本のバラ”はどこから そして どこへ~加藤登紀子 ジョージアへの旅~』2月17日放送

NHK『“百万本のバラ”はどこから そして どこへ〜加藤登紀子 ジョージアへの旅〜』(c)NHK
NHK『“百万本のバラ”はどこから そして どこへ〜加藤登紀子 ジョージアへの旅〜』

ウクライナ侵攻をきっかけに、歌手・加藤登紀子さんは、代表曲「百万本のバラ」の原点を訪ねる旅に出た。ラトビアで悲しい子守歌として生まれ、その後、ロシア語の歌詞がつけられ、旧ソ連で大ヒットしたラブソング。加藤さんは自ら日本語に訳し、40年近く歌い続けてきた。しかし、いま、「“百万本のバラ”はロシアの歌だから歌えない」という声が高まっている。加藤さんは、歌のモチーフとなったジョージアへと向かった。

★「 百万本のバラ」の原曲は、当時ソ連に属していたラトビアで1980年代前半に作られた子守歌だ。 ソ連の放送局で流すために、ラトビア語の歌詞がロシア語による実らぬ大恋愛劇に書き換えられ、80年代半ばに大ヒットした。

ラブソングに生まれ変わったきっかけは、ロシア語の歌詞を依頼された詩人がその2日前、偶然にジョージアを代表する画家ピロスマニの恋物語を読んだことだった という。日本語の歌詞は、加藤さんがロシア語の歌詞を訳したものだ。

ロシアとウクライナの戦争が始まって以来、「私の人生の全部を問われているっていう感じがあった」 と加藤さん。多くの亡命ロシア人が住んだ旧満州のハルビンで生まれ、戦後に引き揚げてからは父がロシア料理店を営むなど、ロシアとは深い縁があった。

 旧ソ連の各地で「百万本のバラ」を歌い、多くの人とも出会ってきた。ロシアのウクライナ侵攻後であっても、ロシアやウクライナ、ジョージアでも愛されてきたこの曲が、国境を超えて「きっと人々の心をつなぐ」と信じていた。

 しかし、そんな思いが「甘かった」と思い知らされたのは、今年4月。富山県高岡市で開かれたウクライナを支援するチャリティーコンサートでのことだった。 共演したウクライナ出身のミュージシャンに「百万本のバラ」を一緒に歌うことを提案したが、「ごめんなさい。ウクライナ人だからいまは歌えない」 と返された。

「国と国が戦争をしていても人と人は違う、音楽はもっと自由でなくちゃいけない、というのは私の希望的解釈だった」 と目が覚めた。 「戦争を前にして、人は自由じゃない。彼女が歌いたくないのではなくて、ウクライナ人としての立場でまずいということ」

 「そんな嵐の中に『百万本のバラ』はある」と気付かされた後ではあったが、ジョージア公演では曲の主人公ピロスマニの故郷でこの曲を歌うという計画を胸に臨んだという。

 しかし、ここでも思うようにはいかなかった。地元の若者のコーラスグループと日本語の曲を披露する場面もあったが、 「百万本のバラ」だけは、やはりロシアへの抗議として「一緒に歌えない。勘弁してください」と断られた のだ。

 その心情を理解した加藤さんは一人、日本語で歌った。曲を披露する前には丁寧にこう伝えた。 「ピロスマニの無鉄砲なほどの恋物語が、人々に勇気を与えてきた。こんな時こそ、戦争をやめてという思いを込めて、私たちは歌わなきゃ」

 そして――。歌い終わると、大きな拍手がわき起こった。厳しい対ロシア感情があるにもかかわらず、観客の一人が 「こういう歌だと知らなかった。今日は新しい『百万本のバラ』と出会った日だ」 と語りかけてくれたことが、強く心に刻まれたという。

💛ジョージアの女性監督ラナ・ゴゴベリゼ
イスラエルやウクライナの事を思うと絶望的な気持ちになります。人類はこれを乗り越える事が出来るのであろうか。でもそんな時にジョージアの歴史を思い出して下さい。壊れた器を日本の人々が金継ぎで蘇らしたようにトキコは彼女の歌でしているのです

90歳を超えてなおメガホンをとり続けるジョージア映画界の巨匠、ラナ・ゴゴベリゼ監督の作品「金の糸」
ジョージアの首都トビリシの旧市街に、娘夫婦と暮らす作家のエレネ。唯一の楽しみはひ孫のエレネとの交流である。ある日、アルツハイマーを患ったという、娘の姑ミランダが同居することとなる。時を同じくして古い恋人アルチルとも交流が再開する。ミランダは元旧ソビエト時代の高官であったが、エレネの作品の発禁処分に関係しており、アルチルとも関係があったことが明らかになる。歳を取った3人が、過去の歴史と記憶を経て現代のジョージアで再び重なり合う。日本の伝統技術である「金継ぎ」が3人の過去をつなぐモチーフとなり、「どれほど痛ましい過去も財産になる」という、人生への思いが描かれる。





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最終更新日  2024.02.23 10:11:57


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