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2014年08月31日
カテゴリ： カテゴリ未分類
使いやすい万年筆とは
使いやすい万年筆の条件は人それぞれ。好みも評価基準も異なる。
一つ例を挙げると，ネット上ではパイロットの万年筆はフローが良いという評価が多い。私の数本のパイロット万年筆の印象ではフローが絞ってあるように感じている。
いずれもパイロットのブルーブラックでの評価だ。
masahiro万年筆にも「メーカー出荷状態は、インキ出が普通より少しした位の調整になっていることが多いです。この方がペン先周りの剛性も高まり、メリットもあるのですが、軽い筆圧でインキ出が多い状態をご希望の方には、ご満足いただくことはできません。」（http://masahiro14k.blog67.fc2.com/blog-entry-286.html）と書いてある。
もっとも，上記のフロー絞り気味の製品もある程度筆圧をかけてやるとインクは良く乗る。この程度の筆圧が普通の人にはフローが良いと評価されるだろう。私の筆圧だとフローは絞り気味でインクの描線も色が薄いと感じる。
さて，そこで自分自身にとって書きやすいと思えるトップランク製品を手許にあるものから拾ってみた（往年のベスト，モンブラン１４９とは大分基準が異なってきている。）。
パイロットシルバーン細字（フロー増加済み）
シェーファーレガシーヘリテージ細字
パイロット旧カスタムスターリングシルバー細字（フロー増加済み）
シェーファーインペリアルスターリングシルバー細字（フロー増加済み）
ウォーターマンカレン細字
パイロットキャップレス中細，極細
ここから共通点を探ってみると
１ キャップをポストしたときの筆記時全長が１５０ｍｍ程度
２ 重心位置はキャップポスト時でペン先から８５ｍｍ〜９０ｍｍ程度（キャップレスのみ７０ｍｍ）
３ 保持位置軸径は１１．６ｍｍから１２．８ｍｍ程度
４ 胴軸と首軸の間の段差が極少である。
５ フローは極細を除き多い方が良い。
という範囲に落ち着いていることがわかった。
重量はいずれも金属軸なのでそこそこある。
軸径は以前は１４９クラスがベストだったが，今はもっと細い方がよい。多分書く文字の大きさとの関係だろう。
軸径１１．２ｍｍとやや細身かつ軽量ながら，プラチナ１８Ｋスタンダードも大方この範囲に入っている（細軸で重いと疲れる。パイロットデラックス漆）。今赤インクと顔料ボルドー（もっとも１８Ｋ細字に入れるとフローがよいせいか静脈血色になっている。）が入ってデスクトップ組に参加している。
スティピュラノヴェセントＦは長さがこの範囲を超えるが，それ以外の条件を満たすのでペリカンブルーブラックを入れて国産中細程度の字幅で使用している。もしかしたら，カートリッジに問題があるかもしれないので附属のコンバーターを使って見たが，こちらはまったく問題なかった。暫く常駐組で様子を見る。
惜しいと思うのは重心位置が９０ｍｍ以上離れていた。エラボーやシェーファーＶＬＲがその類だった。もっともシビアな評価をした場合のことであって，通常使用に支障があるわけではない。
フローは縦書きの頃は絞った方が好きだったが，横書きに変わり使用する紙質もよくなったせいかフローが良く短時間でペン先が乾かない程度のものが好きになった。
今シルバーンのサブを買うとしたら何になるか。
上記の条件を考えると，案外カスタム７４辺りがツボにはまるかも。
軽量だから重心はあまり考えなくてよい。潤沢なフローにすれば軽筆圧でも十分いけそうな気がする…だけだが。
使いやすい万年筆の条件は人それぞれ。好みも評価基準も異なる。
一つ例を挙げると，ネット上ではパイロットの万年筆はフローが良いという評価が多い。私の数本のパイロット万年筆の印象ではフローが絞ってあるように感じている。
いずれもパイロットのブルーブラックでの評価だ。
masahiro万年筆にも「メーカー出荷状態は、インキ出が普通より少しした位の調整になっていることが多いです。この方がペン先周りの剛性も高まり、メリットもあるのですが、軽い筆圧でインキ出が多い状態をご希望の方には、ご満足いただくことはできません。」（http://masahiro14k.blog67.fc2.com/blog-entry-286.html）と書いてある。
もっとも，上記のフロー絞り気味の製品もある程度筆圧をかけてやるとインクは良く乗る。この程度の筆圧が普通の人にはフローが良いと評価されるだろう。私の筆圧だとフローは絞り気味でインクの描線も色が薄いと感じる。
さて，そこで自分自身にとって書きやすいと思えるトップランク製品を手許にあるものから拾ってみた（往年のベスト，モンブラン１４９とは大分基準が異なってきている。）。
パイロットシルバーン細字（フロー増加済み）
シェーファーレガシーヘリテージ細字
パイロット旧カスタムスターリングシルバー細字（フロー増加済み）
シェーファーインペリアルスターリングシルバー細字（フロー増加済み）
ウォーターマンカレン細字
パイロットキャップレス中細，極細
ここから共通点を探ってみると
１ キャップをポストしたときの筆記時全長が１５０ｍｍ程度
２ 重心位置はキャップポスト時でペン先から８５ｍｍ〜９０ｍｍ程度（キャップレスのみ７０ｍｍ）
３ 保持位置軸径は１１．６ｍｍから１２．８ｍｍ程度
４ 胴軸と首軸の間の段差が極少である。
５ フローは極細を除き多い方が良い。
という範囲に落ち着いていることがわかった。
重量はいずれも金属軸なのでそこそこある。
軸径は以前は１４９クラスがベストだったが，今はもっと細い方がよい。多分書く文字の大きさとの関係だろう。
軸径１１．２ｍｍとやや細身かつ軽量ながら，プラチナ１８Ｋスタンダードも大方この範囲に入っている（細軸で重いと疲れる。パイロットデラックス漆）。今赤インクと顔料ボルドー（もっとも１８Ｋ細字に入れるとフローがよいせいか静脈血色になっている。）が入ってデスクトップ組に参加している。
スティピュラノヴェセントＦは長さがこの範囲を超えるが，それ以外の条件を満たすのでペリカンブルーブラックを入れて国産中細程度の字幅で使用している。もしかしたら，カートリッジに問題があるかもしれないので附属のコンバーターを使って見たが，こちらはまったく問題なかった。暫く常駐組で様子を見る。
惜しいと思うのは重心位置が９０ｍｍ以上離れていた。エラボーやシェーファーＶＬＲがその類だった。もっともシビアな評価をした場合のことであって，通常使用に支障があるわけではない。
フローは縦書きの頃は絞った方が好きだったが，横書きに変わり使用する紙質もよくなったせいかフローが良く短時間でペン先が乾かない程度のものが好きになった。
今シルバーンのサブを買うとしたら何になるか。
上記の条件を考えると，案外カスタム７４辺りがツボにはまるかも。
軽量だから重心はあまり考えなくてよい。潤沢なフローにすれば軽筆圧でも十分いけそうな気がする…だけだが。
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