マイ箸でいこう!

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マイ箸って誰が始めたんだろう?と気になって

ちょっと調べてみることに


すると、マイ箸って日本人なら大抵、家で使う箸は自分用のお箸があるが、

この習慣って世界を見渡しても日本だけらしい。

中国やベトナムなどではいくつかの箸をみんなで共用して使うのがあたりまえ。


もともと、箸って言うものは日本でも使い捨てが常識で、

その昔、箸は神様と人が共食するための祭器であって、

神事に使う物だからいつも新調して、何度も繰り返し使うことはなかった物だったそうな。

なんと言うか、正月飾りのしめ縄と似たような感じで、正月だけ飾って、

役目が終わったら焼いてかどうかは分からないけど処分してまた新しく用意したということ。


さらに江戸時代では、そば屋、うなぎ屋などの外食産業が盛んになって箸の需要が増え、

酒樽の端材などを利用した使い捨て箸がたくさん作られるようになり、

これが現代でも続いていて、箸は使い捨てが常識。

他に理由として、使い回しをしていないのでとても衛生的だから使われている。


じゃあ、箸は使い捨ての常識なのに、なぜ家庭内ではマイ箸が定着しているのかと言うと、

平安時代に宮廷儀式用として銀製の箸が登場したり、

鎌倉時代には漆塗りの箸など、

工芸品として高級な箸が貴族の間で流行しはじめたのが始まりみたいで、

自分だけの箸を持つということは、裕福である象徴の一つであったように考えられる。


高級な自分だけの箸を持つと言う事は、

テレビが超高級だった時代にテレビをもつことや、

携帯電話が一台20万円していた時代に携帯電話を持つような感覚に近いものがある。


だもんで、マイ箸を持つことに憧れるココロがあったのだろう


でも、高度成長期の日本で、プラスチック製の箸や、科学塗料開発により、

安くて丈夫で、デザインも豊富になった箸が大量にできるようになったことから、

いままで共用していた箸などを贅沢の一つとして、

家庭で、お父さん用、お母さん用など、個人専用の箸を買うことができるようになる。

そして、家では「自分専用の箸」=「マイ箸」の習慣がより多くの人たちに

定着していったものだと思われる。


だから、家でマイ箸を使う文化は近代に入ってからのことで

一般に広まってからの歴史は比較的浅いのですよ!

ちょっとびっくり!





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最終更新日  2006年06月17日 06時44分41秒
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