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ララニャン@ あらら あらあらビニールシートが大好きみたい。…

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2024年02月23日
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そのときぼくは、彼らがぼくたちをスパイすることをとうぜんとしているのを、はじめて理解できた。だって”侵入者”は彼らじゃなくて、ぼくたちなんだから……。
 ここでちょっと話を中断して、ずっとあとになってからぼくの海岸の家で起こったことを書いておこうと思う。
 あとになってアミが“援助(援助については前にもふれたし、このあとでもすぐにでてくる)”をしてくれたとき、ダーウィンの『種の起源』にかんする理論について知ることができた。そしてそのとき、シルクの言ってたことを思いだして、もう少しアミによく説明してもらうことにした。
 「アミ、シャンバラに行ったとき、シルクは地球の生物の進化に干渉したって言っていたけれど、じゃダーウィンの理論はどうなの?」
 ぼくはアミが旅立ってしまう少し前にたずねてみた。
 「自然の進化というのは事実だよ」
 とアミは説明しはしめた。
 「でも、期待している結果を生むためには、はっきりとした目的にみちびかれていなければダメだ。きみたちの世界の、遺伝子研究所で進められている研究と似ているよ。たとえば、ある種の特性をもったリンゴとかウサギを生みだしたいと思う。でも、進化がひとりでにおこなわれるのを待っているわけにはいかない。だって、かならずしも期待しているふうになるとはかぎらないんだからね……」
 シルクはまた話をつづけた
 “そうやって、サルの進化を手だすけしたんだよ。なぜなら、人類の祖先となるのはサルなんだからね。
 現在の人類は、交配によって創りだされたんだよ。われわれの研究所で、地球のサルの遺伝子と、よその惑星からやってきたわれわれの遺伝子とをかけ合わせて”
 あれを聞いたときは、令身ゾッとした。彼らがぼくたちを創りだしたんだ!………自分たちの遺伝子を使って!………
“そして新しくたんじょうした人類がちゃんと生きのびていけるように、ウマだとかラクダだとかゾウだとか、ニワトリやイヌといった、あとあと人類の役に立つような動物たちを創ったり改良したり、米や麦やトウモロコシや、いろいろなくだものを創ったりしたんだよ″
 ビンカとぼくは、シルクの説明を聞いてぼうぜんとした。

「アミ 3度めの約束」(エンリケ・バリオス、徳間書店)「第9章シャンバラ」





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最終更新日  2024年02月23日 07時00分14秒
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