タイ北部旅日記つづき。
2007年1月1日。
元旦だろうとなんだろうと起床時間には関係ないたっくんに起こされ、いつも通り早起きな朝。
朝食の後、ピサヌローク市内は特に観光せず、次の宿泊地ルーイに向かいます。
ピサヌローク県の観光マップによれば、ルーイに向かう道から、
ちょっと入ったところに、自然の景観が美しく、水車小屋などもあるナショナル・パーク
(国立公園)があるらしい。
その名も「プー ヒン ロン グラー(Phu Hin Rong Klar)」ナショナルパー
ク。
なんて丁度いいの! 移動の途中で観光していくのにはピッタリ!
ところが・・・・
時々、地図で現在地を確認していた(地図読みが好きなんです)私は気がついちゃいました。
おかしい、なんでここで右折?!
しかし、少し行くと確かに「プー ヒン ロン グラー ○キロ」と示す看板が・・・でも、おかしいよ・・・地図の場所からはどんどん離れているみたいなんですけどーー!!
そして今度は左折。道はぐねぐね、思いっきり山道です。
そして何故かやっぱり、確実に目的地に向かっている模様。
途中で悟りました。
この一帯の「ナショナルパーク」といえば、「山」に決まってる。
・・・ということは、もれなくグネグネ山道がついてくる・・
カーブに次ぐカーブで気持ち悪くなりながらも、ナショナル・パーク内の詳細図を再度チェック。
ここまで登ってきて「水車小屋」だけ見るなんてつまんない。
どうせなら、この「View Point」って書いてある場所にも行こうじゃないの。
駐車場から、ちょっと歩くみたいだけど。
というわけで、View Pointに行くための駐車場へ。
年明け早々、駐車場は大にぎわい。ここでもキャンプ組(テント泊)がかなりいた模様。
こんなにタイでキャンプが普及しているとは意外・・・・
車を降りて、遊歩道の入り口へ。そこにあった案内板を見ると・・
なんと、全行程5キロ!! 全然「ちょっと」歩くだけじゃなかった・・
でも、ここまできて引き返すのももったいないということで、いざ出発!!
すると、道は途中で二手に分かれていて、片方は「コミュニストのシェルター跡」へ、
もう一つは「View Point」や、奇岩地帯を通る周回路へ。
全行程5キロというのは、この両方を制覇した場合の距離らしい、ということも判明。
私たち一行は迷わず、View Pointへの道へ。
前半は、こんな感じに岩盤がむき出しになった斜面を歩いていきます。
この一帯も共産ゲリラの拠点として有名だった場所で、
「コミュニスト・シェルター跡」「コミュニスト墓地(!)」などが点在しています。何があるのかわかりませんが、「ポリティカル・スクール」と書かれた看板も。
それって一体?!
それほど歩かないうちに、View Point到着。断崖絶壁。前は見渡す限り、ジャングルです。
ここでランチタイム。風はひんやり爽やか。気持ちいーい!!
Viewpoint近くの「フラッグタワー」。
ところが・・・・ここで、たっくんが恐怖のひとこと。
「うん○、でる」 「トイレーー」
そして、ひとりでトコトコ歩いていこうとします。
げげげ、よりにもよってこんな時に!!
実は、この日まで3日間、出てなかったんです。
ここまで便秘すると後がつらいので、なんとか出してほしいとは思っていたけど、
だからといって、こんな場所でーーーー
オムツの換え、車の中に置いてきちゃったし・・・
仕方なく、私がたっくんを連れて先に下山することに。ううう。View Pointの高台から降りると、「駐車場 900M」の看板が。
でも・・・・来た道を戻るのはなんか悔しい。
確かこの地点まで来たら、この先ぐるっと回って戻っても、距離的には大して変わらなかったような?
それにここまできて、奇岩地帯を見ずに帰るなんて、やっぱり出来ない!!
と、判断して、たっくんを抱っこし(歩かせると踏ん張って、出ちゃうので)ひたすら先へと進みます。
しかーし、だいぶ歩いたなーと思ったころにまた看板が。
「駐車場 1100M」
ひいいー、失敗!
しかも、奇岩地帯に突入し、足もとがだんだん悪くなる一方。
このあたりは木陰をつくってくれる木もなく、汗はだらだら、腕はがくがく。
だめだ、もう抱っこムリ!!奇岩地帯でたっくんを下ろし、ヤケクソで写真撮影していたら・・
出ちゃいました。
ああ、間に合わなかったか・・・・
↑奇岩地帯。本当はもっとボコボコ盛り上がっていて面白い場所があったのですが・・・・
そこから先は、あの時、素直に来た道を戻らなかった自分をのろいながら、「暑い、重い、臭い」の3重苦に苦しみながら、ひたすら前へ。
でも、せっかくなので時々写真撮影。もうヤケじゃ~。
ボロボロになりながらも、ようやく車に到着。
「出ちゃった」まま、抱っこしてきたので大変なことになってましたが、
心配して後を追ってきたダーと合流でき、(彼は、堅実に来た道を戻ってきていたので
先に着いていた)、たっくんはパパに連れられ、下半身水浴びへ。
ようやくさっぱりできたのでした。
はー、疲れた・・・・・
それにしても、2007年の初日からこれってどうよ。
好奇心にかられてムリをする→予想外に大変な目にあって後悔するが後のまつり。
たっくん今年もマイペース。親の都合にあわせるなんて、ムリムリ~。
って感じのこの1年を暗示しているのでは?!
と、一抹の不安を抱えながら、プー ヒン ロン グラー・ナショナルパークを
後にしたのでした。水車小屋は立ち寄る時間がありませんでした・・・・・
でも、景色が素晴らしかったので、もう十分。
アクセスが不便ですが、観光地としてはかなりオススメです。
外国人向けガイドブックには決して載っていないような場所にも、
まだまだタイには見どころが沢山あるんだなあ~
この後、ルーイに一泊して、帰路につきました。
いつか旅日記関係をフリーページにうつす時に、(気が向いたら)ルーイのことも書くかもしれませんが、ブログでの旅日記はひとまずこれでおしまい。
次回からは通常営業?! です。
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