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2012.02.26
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カテゴリ: PC:HDD・SSD
さて、こないだRMAから帰ってきたWD20EARS。

sCIMG5208
RMAの一連の流れ等については後日改めて紹介しようかとは思ってます。
んで、今回はこの送られてきた、WD20EARSについてちょっと調べてみようかと思います。
というのも送ったHDDとまったく同じものが返ってきたかといえばそうでもなく・・・

正確に言いますと

送ったHDD    WD20EARS-00MVWB0
返ってきたHDD  WD20EARS-00J99B0


と、枝番が少々異なっています。
今までの経験上、プラッタ枚数とかマイナーチェンジがあった場合に枝番が変更になる事があったりするので、型番は同じですが内容的にまったく同じではなさそう。

んで、このWD20EARS-00J99Bですが、あんまり情報もなく、2chとかの情報を基にすればRMAでWD20EARSを送るとコレが返ってくる、という事が多いようです。
プラッタが4枚だとかいわれてますけど、実際のところはどうなんでしょうかね?
まあ、開けて確認するわけにもいかんので、外部的に調べるしかないのですが。

その1、外ヅラ

というわけで、何はともあれ外観。
比較用に何個か別のHDDを用意します。

1.WD20EARS-00MVWB0
  (キャッシュ64MB 667GBプラッタ3枚)
  ・・・今回C5/C6エラーが出てRMA送りになった元のHDD

2.WD20EARS-00J99B0
  (キャッシュ64MB プラッタ容量/枚数不明)
  ・・・今回返ってきたHDD

3.WD30EZRX-00MMMB0
  (キャッシュ64MB 750GBプラッタ4枚)
  ・・・WDの3TB。安かったときに買ったはいいが、使い道なくて未開封で放置されていたものを今回仕様。

の3つ。
というわけで、まず表面
swd20ears
左から
WD20EARS-00MVWB0
WD20EARS-00J99B0
WD30EZRX-00MMMB0

形状的に見ると00J99B0は3TBのWD30EZRXと同じですね。
どうでもいいのですが、WD20ERAS-00J99B0の製造年月日は2月7日。
結構できたてほやほやなんですね。

ついでに裏面
swd20ears2
基板の形はどれも一緒ですが、筐体の形もWD20EARS-00J99B0とWD30EZRXが同じ。
WD20EARS-00MVWB0には窪みのようなものがありますがそれ以外の2つにはありません。

外ヅラだけ見れば、
WD20EARS-00J99B0は3枚プラッタのWD20EARS-00MVWB0ではなく、4枚プラッタのWD30EZRXのものと同じ。
という事になりますね。


その2.重さ

次にHDD全体の重さを量ってみます。

2-1.WD20EARS-00MVWB0 : 630g
sCIMG5210

2-2.WD20EARS-00J99B0 : 680g
sCIMG5211

2-3.WD30EZRX-00MMMB0 : 680g
sCIMG5213

と、重さに関しては

WD20EARS-00J99B0=WD30EZRX(680g) > WD20EARS-00MVWB0(630g)

となります。
その1とあわせれば、外ヅラ形状も重量もほぼ同じのWD30EZRXが4枚プラッタである事を考えれば
WD20EARS-00J99Bも4枚プラッタとして考えるのが妥当でしょうかね?


その3.ベンチマーク

3-1.Crystal Disk Mark
 毎度おなじみCrystal Disk Markです。
一応どのHDDも空の状態で計測。

簡単な測定環境
CPU Core i3 2100T
マザー Intel DQ67SW
OS Windows7 HomePremium 32bit

・WD20EARS-00MVWB0
wd20ears-m

・WD20EARS-00J99B0
wd20ears-9

・WD30EZRX-00MMMB0
wd30ezrx


一般的にプラッタ容量が増えればシーケンシャル速度は上がるものですが、
667GBプラッタ(WD20EARS-00MVWB0)と750GBプラッタ(WD30EZRX)の差はほとんどないという結果に。中に何が入っているかよく分かっていないWD20EARS-00J99B0が若干速いかなぁ?くらい。
そんなに変わらないといえば変わらないですね。


3-2.HddRpmEst

んで次に、HDDの回転数を推測できるというちょっと面白いソフト「HddRpmEst」にてこれらを測定してしてみました。

WD20EARS-00MVWB0
====== HddRpmEst v0.1.5 === 結果レポート============================
対象 HDD       : WDC WD20EARS-00MVWB0
回転数(推定)     : 5003 rpm
平均アクセスタイム  : 16.1 msec
同上(先頭10%の領域)  : 11.7 msec
転送速度(外周,最大)  : sustained 128.3 MB/s / burst 146.8 MB/s =  87.4 %
転送速度(外周,平均)  : sustained 125.6 MB/s / burst 143.7 MB/s =  87.4 %
転送速度(内周,平均)  : sustained  55.6 MB/s / burst  65.8 MB/s =  84.5 %
転送速度(内周,最小)  : sustained  53.1 MB/s / burst  61.2 MB/s =  86.8 %
内外周比(平均,最大小) :  44.3 %, 41.4 %  /    45.8 %, 41.7 %
備考         : 外[30/30,v0.09,a0.97]内[17/17,v0.23,a0.95]


・WD20EARS-00J99B0
====== HddRpmEst v0.1.5 === 結果レポート=============================
対象 HDD       : WDC WD20EARS-00J99B0
回転数(推定)     : 5402 rpm
平均アクセスタイム  : 14.2 msec
同上(先頭10%の領域)  : 10.2 msec
転送速度(外周,最大)  : sustained 134.7 MB/s / burst 151.9 MB/s =  88.7 %
転送速度(外周,平均)  : sustained 131.4 MB/s / burst 148.4 MB/s =  88.5 %
転送速度(内周,平均)  : sustained  90.4 MB/s / burst 101.9 MB/s =  88.7 %
転送速度(内周,最小)  : sustained  85.3 MB/s / burst  96.2 MB/s =  88.7 %
内外周比(平均,最大小) :  68.8 %, 63.3 %  /    68.7 %, 63.3 %
備考         : 外[29/29,v0.17,a0.95]内[29/29,v0.14,a0.92]


・WD30EZRX-00MMMB0
====== HddRpmEst v0.1.5 === 結果レポート=============================
対象 HDD       : WDC WD30EZRX-00MMMB0
回転数(推定)     : 5402 rpm
平均アクセスタイム  : 13.9 msec
同上(先頭10%の領域)  : 10.4 msec
転送速度(外周,最大)  : sustained 128.1 MB/s / burst 144.7 MB/s =  88.5 %
転送速度(外周,平均)  : sustained 125.4 MB/s / burst 141.6 MB/s =  88.6 %
転送速度(内周,平均)  : sustained  87.8 MB/s / burst  99.1 MB/s =  88.6 %
転送速度(内周,最小)  : sustained  85.2 MB/s / burst  96.1 MB/s =  88.7 %
内外周比(平均,最大小) :  70.0 %, 66.5 %  /    70.0 %, 66.4 %
備考         : 外[29/29,v0.11,a0.97]内[29/29,v0.15,a0.93]


と、WD20EARS-00MVWB0が約5,000rpmなのに対し、残りの2つは約5,400rpmという結果に。
外周の転送速度についてはだいたい上記のCrystalDiskMarkの結果と同じく、どれもだいたい同じようなものになりましたが、内周の転送速度にはだいぶ差がつきました。

大まかに分ければ、

WD20EARS-00J99B0≒WD30EZRX(80MB/s後半) > WD20EARS-00MVWB0(55MB/s)

といった感じでしょうか?
回転数の違いですかね?

3-3.消費電力

で、最後にHDD駆動時の消費電力を適当に測定。
やり方はいつものとおり、ワットチェッカー - ACアダプタ - HDD という簡単な方法で測定。
ですので、正確な値ではありませんが、まあ、比較用なのでいいでしょう。

起動時(最大)    アイドル時   ベンチ時
WD20EARS-00MVWB0     
 12W         3W       7W    
WD20EARS-00J99B0        14W         5W       9W 
WD30EZRX-00MMMB0        14W         5W       9W

と、2Wの差ですがWD20EARS-00J99B0等のほうが高くなりました。
先の概観の画像にもあるとおり、スペック上はWD20EARS-00MVWB0より要求電力が少ないんですがね。

やっぱりプラッタが1枚多いせいなんでしょうかね?


まとめ


というわけで、今までの事をまとめますと
WD20EARS-00J99B0はWD20EARS-00MVWB0よりも

・重い
・回転数が若干高い
・転送速度も若干速い
・電力を喰う


という特徴がありまして、

・外観、仕様的には4枚プラッタのWD30EZRXと酷似している。

という事にしておきましょう。
プラッタ容量が667GBなのか750GBなのかは今回の結果からはちょっとわかりません。

ちょっと速いが電気も食うよ、といったところでどっちがいいんですかね?といったところですが・・・

WD20EARSをRMAに出したら必ずWD20EARS-00J99B0が返ってくるわけでもないですし、どっちがいいとか悪いとかいう以前に選択の余地なんかないんですけどね。

といったところで、今回はこんなところで。





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最終更新日  2012.02.26 12:57:56
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