明治の町家   姫路の春霜堂  

明治の町家   姫路の春霜堂  

頭山満 1855~1944 国家主義者 4350ht



頭山満


福岡藩の出身。1876(明治9)年に福岡で不平士族蜂起に加わり投獄される。1879年、箱田六輔、平岡浩太らと向陽社を設立し、また筑前共愛会の活動にも加わる。 この頃は国会開設運動など、民権論者として活動した。

しかし徐々に大アジア主義の国家主義者となり、1881年、箱田・平岡らと、玄洋社を興した。この思想から、しだいに自由主義から離れ,皇室を戴くナショナリズム運動を展開していった。その一側面として侵略的大アジア主義の立場をとり,金玉均・孫文・ラス=ビハリボースなどの亡命政治家を援助し,条約改正問題では対外硬を主張する運動をおこし、外相時代の大隈重信を襲撃させたり、大陸浪人らに資金援助を行ったりしている。また,日清戦争前すでに対露同志会に加わって日露開戦を主張するなど,つねに日本の対外進出を計り,強硬外交を唱えた。

さらに,主として政界の裏面で画策し,第1次松方内閣の選挙干渉への協力,大正期の宮中某重大事件では皇室尊崇の考えの下に,長州閥の元締,山県有朋に反対するなど多面的な政治活動を行った。晩年には,右翼陣営だけでなく政界や財界にも裏面からかなりの影響力をもつと伝えられるが,正確なところは不明である

大正後半頃から表立った活動はしなくなったが、家長選挙制度を訴えたり、アメリカ排日移民制度に反対したりしている。

詳しくは、このサイトを参照ください。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/genyou/genmain.htm

春霜堂には頭山満の晩年の一行書の墨蹟が残されている。


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