★宇都宮のシニア日本語教師★

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ソウルに韓国語留学しよう!!


☆ソウルに韓国語留学しよう!!・・・(1)現在の状況☆

 引越しが、やっとメドがつきました。
 日記もやっと書ける状態にもどりつつあります。

 そこで、今日本ではとても韓国ブームだと
 聞いていますので、4回に渡って
 「ソウルに語学留学するには・・・」
 について、連載したいと思います。

 まず、今日は   (1)現在の状況
    次は    (2)ビザと住まいについて
    その次は  (3)必要な費用は・・・
    最終回は  (4)その他

 私も、全部を把握していないので
 充分ではないかも知れませんが
 できるだけ理解しやすく、レポート
 したいと思います。

 まず、現在のソウルの韓国語学習の現状ですが、
 一つには、大学の韓国語学習のための「語学堂」
 があります。次に、日本では「塾」にあたる
 「学院」があります。

 では、大学の「語学堂」についてです。
 正確には、「語学堂」というのは延世大学の「外国人が
 韓国語を学習するためのコース」をいいます。
 この言葉が日本で定着している原因は
 外国人が韓国語を学習するコースが始めて
 できたのが、延世大学であり今も
 約1000名の外国人が延世大学で
 学習していますから、何かにつけて
 延世大学が「外国人が韓国語を勉強する」
 ことについても基準(リーダー)となって
 います。

 延世の他にも、高麗・西江・梨花・韓国外大
 などなど約10大学以上で、外国人のために
 韓国語を教えています。
 期間は、一学期が10週間です。
 月曜日~金曜日までの午前9時~午後1時の
 一日4時間の授業です。
 費用は、学校によって若干違いますが、
 一学期(10週間)で120~130万ウォン
 (日本円で12~13万円)くらいです。
 入学時に、多少入学金(手数料)が必要です。

 入学時には、各自の実力テストがあり
 その結果によって、クラス分けされます。
 普通は、各クラスは8人~12人です。

 大学によって、卒業期間は異なりますが
 普通は6学期(1年半)で卒業です。
 これだけ、勉強すれば習得のスピードが
 遅い人でも、日常会話はできるように
 なります。もちろん、日夜努力した人や
 能力のある人は、それ以上の実力に
 なります。

 ところで、どこの大学の「韓国語教室」でも
 韓国語を学習する学生の約50%は日本人です。
 そして、次に多いのが中国人で約25%程度。
 あとは、ロシア・東欧の人が続き
 アメリカ・ヨーロッパ・東南アジアの
 人たちになります。
 延世は比較的、西洋諸国の人が多いようです。

 韓国語で「キョッポ」と呼ばれている
 「同胞」の人たちも多いです。
 もちろん、在日の方々が多いですが。
 ヨーロッパやアメリカの「キョッポ」
 の人も多く学習しています。

 学生の年齢は、やはり20代が圧倒的に
 多いですが、私のような50代もたまに
 います。女性が全体の70%くらいでしょうか。

 次に、「学院」ですが韓国人の人たちのための
 外国語学院に「韓国語コース」があります。
 こちらの方は、学費も一ヶ月単位で
 納付します。こちらの方は、学院によって
 かなり特徴がちがい、一概には
 いえませんが、時事(シサ)の韓国語教室は
 月曜~金曜までの毎日2時間コースで
 費用は、一ヶ月20万ウォン程度です。
 こちらは、社会人の人が多く
 以外といっしょに勉強する人たちは
 おもしろい人がいます。
 ただ、学院の方はD-4ビザがもらえません。

 この他にも、各大学では夜間コースや
 夏季などの短期コースなどがあります。

 自分に合った学校・学院を探すのは
 とても難しいです。また、先生によっても
 その差があり、大雑把に学校を決め
 その後、自分で体験しながら
 自分に合ったところをみつけて
 いくことになります。

 なにはともあれ、久々に学生に戻り
 一生懸命、韓国語を勉強することは
 楽しいです。学校で韓国語を勉強し
 家で予習・復習・宿題を2時間くらいすると
 1年半で韓国で仕事を探せるくらいの
 実力がつきます。
 みなさんも、ソウルで韓国語留学を
 してみませんか・・・・・



☆ソウルに韓国語留学しよう!!・・・(2)ビザと住まいについて☆

  ソウルで韓国語を勉強しよう」と決心したら
 まず、必要なのは「どこの学校で勉強するか」です。
 そして、次はビザの発給を受けなくては
 いけません。

 前回のレポートで、ご紹介した大学で韓国語を
 勉強する場合は、D-4という語学留学の
 ビザが発給されます。
 申請は、日本にある韓国領事館で行います。
 普通は、申請してから一ヶ月くらいかかります。
 申請時には、大学の入学許可証が必要に
 なります。この許可証をもらうには
 大学に授業料を納付しなくてはなりません。
 3ヵ月分を納付すると3ヵ月のビザの発給を
 してくれます。後は3ヵ月後、授業料を納付
 すると韓国国内でビザの延長ができます。

 大学でなく、学院の場合はC-3の
 ビザになります。これは90日のビザで
 観光ビザになります。これは、申請後
 1~2日程度で発給してくれます。
 これは、韓国内では延長ができません。

 外国で生活すると、このビザとの付き合いが
 結構めんどくさいことです。
 入国管理局にも、たびたび
 通うことになります。
 領事館や入国管理局は、親切でないことが
 多くて、問い合わせたのに準備資料が
 違ったり、言葉の問題があったりで
 四苦八苦する場合があります。
 事前によく調べて(経験者に聞いて)時間的に
 余裕をもって申請することをお薦めします。

 当然のことながら、上記のビザでは
 アルバイトなどの収入を得ることは
 一切できません。

 住まいについてですが、大学の周辺には
 下宿(ハスク)があります。またコシウォン
 というワンルームより小さい宿泊施設も
 あります。また、少し高くなりますが
 日本のワンルームみたいなのもあります。

 下宿(ハスク)は普通、朝と夕食がついています。
 昔は、ひと部屋に二人が入るのがほとんど
 でしたが、今はひとり部屋が多くなりました。
 ハスクの中には、大きなハスクもあり
 20人~30人が住んでいるものも
 あります。中には、入居時に保証金が
 必要なところもありますので、気をつけて
 ください。

 また、ハスクの基本的な考え方は
 部屋を貸して、食事をだすことなので、
 それ以外のこと、例えばふとんや机
 タンスなどは自分で揃えなくては
 ならないところが結構ありますので
 入居時に確かめてください。

 コシウォンの部屋はハスクより
 狭くなります。ベッドがあり机があると
 普通はもうスペースはありません。
 食事は、ごはんだけを提供している
 ところもあります。自分でおかずを
 準備して食事するわけです。

 ハスクもコシウォンも基本的には
 シャワーやトイレは共同使用となります。
 韓国の古い家は、お風呂がないのが普通ですので
 お風呂に入りたい人は、近所のサウナか
 銭湯に行くことになります。
 韓国は、日本よりサウナや銭湯が多いので
 近所に必ずあります。

 さて、少し贅沢に住みたい方には
 日本よりも大き目のワンルームが
 あります。お風呂もあるところが
 あります。韓国ではチョンセといって
 ある大きなお金(大体200万円~)を
 入居時に大家さんに預けると
 月々の家賃がいらないシステムがあります。
 でも、最近は金利が安いので、チョンセ+家賃
 というのが増えています。
 いずれにしても、大金が動きますので
 契約時には、かなり韓国語を話せる人と
 いっしょに行かないと後で問題が起こる
 場合が多いです。

 韓国では、家を借りる場合の決め事が
 日本よりは曖昧なので、入居時・退去時に
 かなりトラブルが生じます。
 大きなお金を動かすときには
 慎重に対応しないと痛い目にあいますので
 経験者にご相談ください。

 ビザと住まいについては、留学時一番
 重要なことですから、経験者に聞いたり
 いろんな知識を得たりして
 充分、時間をかけて準備してください。
 せっかく夢をもって、韓国に来たのに
 いやな思いをして夢をこわしてしまわないように
 してください。

 個人的なご相談については
 下記にメールをいただければ
 お答えいたします。
 narihasuku@hotmail.com


☆ソウルに韓国語留学しよう!!・・・(3)費用について☆

   さあ、韓国に留学しよう!!と決めて
 やっぱり、大事なのはお金・・・・・
 いくらぐらいいるのか。

 アメリカやヨーロッパに比べると
 大変、お安いものだと思います。

 では、費用の概算をしてみましょう。

 (1)渡航費・・・・・・・・・40,000円

 一ヶ月の費用
 (2)授業料・・・・・・・・・40,000円(大学の語学堂の場合)
 (3)ハスク費用・・・・・43,000円
 (4)お昼代・・・・・・・・ 10,000円
 (5)お小遣い・・・・・・・20,000円

 ☆一ヶ月の合計・・・・・・・113,000円

 まあ、ざっとですが以上のような費用です。
 滞在期間をかけると総費用がでますね。

 日本にいても、いくらかの費用がでていく
 わけですから、差し引くとどなたでも
 可能な費用ではないでしょうか。
 特に、一人で東京とか大阪に
 住んでおられる方は家賃でも
 大変高いですから、差し引くと
 一考してもいいんではないでしょうか。

 ワーホリのビザがあれば、アルバイトが
 可能です。アルバイトはこちらでは
 日本に比べてすごく安いです。
 1時間350円が平均です。
 アルバイトについては、学校の掲示板や
 知り合いの方の紹介などで探して
 いる方が多いです。

 それから、日本語の個人指導をアルバイト
 にしようと考える方も多いですが
 日本語の個人指導はお金的には
 いいですが、長く継続することは
 なかなか、むずかしいです。
 平均すると半年以上継続して勉強される
 方はとても少ないです。

 普通は、韓国ではアルバイトは
 臨時収入程度に思い、必要費用は
 日本から準備されたほうが
 賢明です。


☆ソウルに韓国語留学しよう!!・・・(4)その他☆

 学校も決まった、ビザ申請もした、宿泊先も
 めどがついた。費用の段取りもできた。
 あとのことは、なんとかなるものですが、
 思わない損をしたり、遠回りをしたり
 することがありますので、今回は
 その他をとりあげます。

 (1)銀行口座の開設

 これは、パスポートがあれば開設できます。
 一部の人の中には、外国人登録書が必要と
 思っている人がありますが、必要は
 ありません。また、印鑑がなくても
 サインでOKです。
 ちなみに、普通預金でも日本の定期預金
 より金利はいいです。でも、金利がすごく
 下がっています。今1年もの定期の
 金利が3%台・・・・・・

 (2)健康保険

 語学留学(D-4)や語学指導(E-2)のビザで
 韓国の国民健康保険に加入できます。
 毎月、4000円程度で、韓国の国民と同じ
 費用負担でいいです。但し高額医療は
 韓国は保険対象外が日本より多いので注意。
 韓国の健康保険に加入するには
 外国人登録書が必要です。加入申請は
 各地の健康保険公団で行います。

 ちなみに、日本の健康保険は海外でも
 使えます。但し、本人が立て替えて
 帰国時に請求するというものです。
 必要書類とか申請のむずかしさに
 ついては、経験がないのでわかりません。

 (3)ウォンへの両替

 インチョン空港でできますが、レートが
 高いので損なときがあります。
 市内の銀行で、簡単に両替できます。
 パスポートが必要です。
 ちなみに、一番レートがいいのが
 闇両替屋さんです。イテウォンなどに
 あります。1%くらい得です。

 (4)生活必需品について

 現在のソウルは、日本と同じくらい物が
 豊富です。でも、日本に比べて品種が
 少ないようです。特に家庭用品は
 日本より高くて、あまりいいものがありません。
 また、100円均一の店が少なく
 百貨店などで購入するととてつもなく
 高いです。韓国には、大きなスーパーが
 少なく、購入するときは計画的に
 購入するのがいいようです。

 (5)物価について

 家庭日用品は日本より高いですが、
 外食は日本より安いです。昼食は300~
 400円で食べられます。
 また、交通費は7月1日から市内は90円に
 値上がりしましたが、日本より安い。
 タクシーも模範タクシーは高いですが
 一般のタクシーは初乗り160円ですから
 二人以上いるときは、地下鉄よりも
 安いときがあります。

 (6)携帯電話

 日本のように、機械が0円とかいうのは
 ありません。一番安いのが15000円くらい
 です。韓国では外国人は携帯を購入できませんので
 プリペイドかレンタルか韓国人の
 友達の名前を借りるとかします。
 性能は日本といっしょです。
 日本よりいいのは、外国(日本など)に
 携帯から簡単に電話できるのと
 電話代が安いことです。

 以上、簡単ですが韓国ソウルに語学留学
 するためのキーポイントを書いたつもりです。
 もちろん、これ以外にもまだまだ
 あるでしょう。

 でも、思いきって飛び込んでみると
 何とかなるものです。
 まして、飛行機で2時間で東京です。
 大阪だと1時間半・・・・
 いざというときは、帰国をすればOK!!

 そして、韓国は日本以上に治安がいいです。

 とはいうものの、一旦韓国に来れば
 日本とは違います。あたりまえですが、
 まずは、韓国人を守るために法律が
 あります。その次が外国人です。
 日本の国内へ引越ししたのでは
 ありませんから、「郷に入れば郷に従え」は
 日本国内より必要な心構えです。

 個人的なご質問などがございましたら、
 narihasuku@hotmail.com
 に相談ください。もちろん無料で
 お返事をさしあげます。

 どうですか、あなたも思いきって
 ソウルで韓国語を習得してみませんか・・・ 


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