『Chiropracticについて』
私たちのからだの約60％を占める筋・骨格系、これらは内臓の働きと協調しな
がら私たちの生命を支えています。
筋・骨格系に表現される様々なコリ・痛み・背骨の歪みなどの異常は、内臓の
ストレスや精神的ストレスを含んだ、全身の統合性の異常をあらわしていま
す。つまり、コリ・痛み・からだの歪みなどはからだの発する注意信号と考え
られます。したがって、筋・骨格系の異常を正す事で、全身の健康のバランス
回復に著しい効果が期待できます。
では、具体的に筋・骨格系の異常が及ぼす悪影響について見てみましょう。
1.筋・骨格系は全身の６割を占めると言うだけでなく、エネルギーの消費にお
いても最大である。筋・骨格系に問題があると効率が悪くなるためエネルギー
の要求が増大する。必要なエネルギーの生成と配給は内臓に依存されるため、
内臓への負担も増大する。
2.動脈は、からだの筋膜系に包まれて保護されていますが、筋肉の緊張やねじ
れによる影響を受けやすい。肩こりがひどくなると頭痛がするのも頭部への血
流異常が原因である場合が多い。
3.静脈・リンパ系は、排泄物の輸送にあたるがその血管壁は薄く、心臓からの
出力が及ばないため、その推進力は、主に筋・骨格系に負っています。
柔軟な筋・骨格系の機能が損なわれると、静脈・リンパ系の循環が滞ります。
リンパは免疫に関与します。
4.胸部、胸郭部の筋・骨格系に問題が起きると、呼吸に影響を与えます。人間
の生命を維持する内臓の働きは自律神経により自動的に制御されています。
例えば、食べたものを胃に消化しなさいと命令しなくても勝手に行なってくれ
ます。心臓も1分間に何回血液を送りなさいと命令しなくても勝手に行なって
くれます。呼吸はどうでしょうか？呼吸は寝ているときや無意識のときでも自
動的にやってくれますが、同時に自分の意思で、深く吸ったり早く吸ったり遅
く吸ったりすることもできます。このように随意でコントロールできる内臓は
呼吸だけです。それだけ、健康や生命に深く関わっているから、神がそのよう
に創られたのしょう。しかし、いくら深呼吸をしようとしても、胸郭に筋・骨
格系の問題があれば、つまり十分に胸郭が広がらなければ酸素と二酸化炭素の
交換率が悪くなるのです。
カイロプラクティックは筋・骨格系の機能を回復することで、人が本来持って
いる自然治癒力を引き出すことを目的としています。
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