星とカワセミ好きのブログ

2018.12.16
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カテゴリ: 星 / Stars
46P/ウィルタネン彗星がおうし座を移動中なので、2018年12月15日22時すぎに、マンション近くの公園で、望遠鏡とカメラで彗星を撮影しました。

マンションの防犯灯やクリスマスイルミネーションライト、街路燈の光害がひどく、肉眼ではオリオン座がやっと見える状態ですが、望遠鏡のファインダーを見て、すばるからおうし座37、39番星に鏡筒を動かし、そこから西側に直角に振ると、淡いウィルタネン彗星が視野に入ってきました。予想していたよりも暗く感じました。

46P/ウィルタネン彗星は、1948年1月17日にアメリカのカール・ウィルタネンさんが発見しました。5.4年の周期で地球に来ています。
山奥で見たら、きっと美しい姿が見えると思うのですが、街中では存在を確認するだけで精一杯でした。
彗星は年末、年始にかけて北に動いていくので、定期的に見ていきたいと思います。

望遠鏡 : 国際光器のWHITEY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチ ドブソニアン。
カメラ : Canon SX720 HS  (ISO3200、シャッター速度1秒に設定。シャッター速度を1秒より長くすると、カメラが勝手にISO80に変わってしまうのが残念。仕方なく1秒にしている)
撮影方法: 望遠鏡の接眼部に「PHOTON 32mm  70° 2.0”アイピース」を差し込み、アイピースにカメラを近づけ、コリメート方法で撮影。
このアイピースと望遠鏡の接眼部のサイズが違ったので、アイピースにテープをグルグル巻いて太くし、接眼部のサイズに合わせている。



↑ 2018年12月15日(土)22時26分に撮影した星空。
ファインダーを見ながら、すばる(プレアデス星団)からアルデバランの方向に望遠鏡を下ろしていくと、おうし座37、39番星が見えるので、そこから西側に90度動かしていくと、淡いウィルタネン彗星が視野に入ってきた。




↑ 2018年12月25日 22時20分 ウィルタネン彗星。 彗星の核の周りに、淡いコマが見える。


↑ 2018年12月25日 22時20分 ウィルタネン彗星。



↑ 2018年12月25日 22時21分 ウィルタネン彗星。


↑ 2018年12月25日 22時24分 ウィルタネン彗星。


↑ 月刊天文ガイド2018年12月号/誠文堂新光社。


↑ 12月16日に最接近 「肉眼高度になるウィルタネン周期彗星」。








↑ ウィルタネン周期彗星の位置図。 おうし座からぎょしゃ座に移動していく。


↑ おうし座を北上中の彗星。



↑ 国際光器のWHITEY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチ ドブソニアン。
画面の奥の空には、半月と火星が写っている。


↑ オリオン座、ふたご座付近を見る。


↑ 定番のM42・オリオン座大星雲を撮影。





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最終更新日  2018.12.16 08:50:09
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