星とカワセミ好きのブログ

2020.07.25
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カテゴリ: 星 / Stars
2013年11月、アイソン彗星 C/2012 S1が太陽に近づき、今世紀最大の明るい彗星になるのではないかと期待されました。
光度を増加させながら太陽に近づき、11月29日に太陽に最接近した後、太陽の反対側から明るい彗星が出てくる予定でしたが、太陽の熱で彗星の核が溶けてしまったようで、アイソン彗星は消滅してしまいました。

11月21日、22日、23日の早朝、ベランダから撮影したアイソン彗星の写真を載せます。彗星の尾が写っています。

また、アイソン彗星の記事が掲載されていた[月刊天文ガイド」、「月刊星ナビ」、「SKY & TELESCOPE」、「ASTORONOMY」も紹介します。


↑ マンションのベランダに設置した、国際光器20センチドブソニアン反射望遠鏡。
明け方の東の空を観測するのに、床に望遠鏡を置くとベランダの壁が遮るため、キャンプ用の折り畳み台をセッティングし、すのこ板を重ね、その上に望遠鏡を置いた。


↑ 明け方の空でアイソン彗星を見る。台の上に望遠鏡を乗せたので、水平線近くまで見ることができた。


↑ 持っている接眼レンズで、記載のある㎜数は接眼レンズの焦点距離。
10㎜と25㎜接眼レンズは望遠鏡購入時に付いていた。PHOTONの5㎜、32㎜は自分で購入した。
私の反射望遠鏡の焦点距離は1,200㎜で、接眼レンズを変えると倍率を変えることができる。

望遠鏡の倍率=望遠鏡の焦点距離/接眼レンズの焦点距離。
1)32㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/32㎜=  37.5倍。
2)25㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/25㎜=  48倍
3)10㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/10㎜=120倍
4)  5㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/  5㎜=240倍

彗星や星雲星団などを見るときは、1や2の低倍率レンズを使い、惑星の模様などを見るときには3,4の高倍率レンズを使用している。
PHOTON32㎜接眼レンズは、望遠鏡の接眼部分の規格と合わなかったので、黄色いガムテープを巻いて合うようにした。


↑ 彗星を見るときに私がよく使う接眼レンズ。
1)32㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/32㎜=  37.5倍。
2)25㎜接眼レンズの倍率=1,200㎜/25㎜=  48倍

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【2013年5月21日明け方のアイソン彗星】

↑ 2013年11月21日5時33分 アイソン彗星。
国際光器20センチドブソニアン反射望遠鏡//32㎜接眼レンズ/CANON IXY 3 コリメート撮影。


↑ 2013年11月21日5時34分 アイソン彗星。尾が見える。



↑ 2013年11月21日5時42分 空が明るくなり、彗星が見えなくなってきた。

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【2013年5月22日明け方のアイソン彗星】

↑ 2013年11月22日5時24分 アイソン彗星。尾が見える。


↑ 2013年11月22日5時26分 アイソン彗星。

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【2013年5月23日明け方のアイソン彗星】

↑ 2013年11月23日5時26分 アイソン彗星。


↑ 2013年11月23日5時28分 アイソン彗星。

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【月刊天文ガイド/誠文堂新光社/アイソン彗星特集】


↑ 月刊天文ガイド 2013年11月号 アイソン彗星 C/2012 S1 世紀の大彗星となるか!?


↑ 月刊天文ガイド 2013年12月号 肉眼大彗星登場へ向けて いよいよ到来!アイソン彗星。


↑ 「C/2012 S1 アイソン彗星 富士山麓の絶景ポイント」


↑ ①田貫湖湖畔、②朝霧アリーナ、③道の駅朝霧高原が富士周辺の絶景ポイントとして紹介された。


↑ アイソン彗星C/2012 S1の日の出時の動き。アイソン彗星は11月下旬まで太陽に近づき、11月29日に太陽を回り、12月には再び姿を見ることができたはずだった。
しかしアイソン彗星は11月29日頃、太陽に最接近して消滅してしまった。


↑ ついに到来! アイソン彗星C/2012 S1



↑ 月刊天文ガイド 2014 年1月号  急増光!アイソン彗星


↑ アイソン彗星C/2012 S1 急増光した彗星の今後はどうなる? 
(11月22日のアイソン彗星C/2012 S1 撮影:天文ガイド編集部)



↑ 月刊天文ガイド 2014 年2月号 アイソン彗星消滅までの軌跡


↑ 11月29日、アイソン彗星C/2012 S1は近日点を通過することができず、その一部のみをのこしてほぼ消滅した。。近日点通過時、世界の注目を集めたSOHO衛星画像からその経過をたどろう。
(月刊天文ガイド 2014 年2月号記事 文:中野圭一 (IAU天文電報中央局アソシエイツ)

【SOHO衛星LASCO C3によるアイソン彗星の変化】
SOHOは「SOLAR AND HELIOSPHERIC OBSERVATORY :太陽・太陽圏観測機」の略で、欧州宇宙機関(ESA)とアメリカ航空宇宙局(NASA)が共同開発し、1995年12月に打ち上げられた。
LASCO C3は「LARGE ANGLE AND SPECTROMETRIC CORONAGRAPH:広角分光コロナグラフ」の略で、SOHO衛星に付いている。遮蔽板で太陽を隠し、太陽のコロナなどを観測しているが、太陽に近づいた彗星の写真も沢山撮影されている。


↑ アイソン彗星が画面右に少し見える。












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【月刊星ナビ/アストロアーツ/アイソン彗星特集】


↑ 月刊星ナビ 2013年11月号 明るくなってきたアイソン彗星


↑ 月刊星ナビ 2013年12月号 いよいよ近日点通過 アイソン彗星

↑ アイソン彗星とエンケ彗星 2013年11月位置(明け方・東南東)。


↑ 月刊星ナビ 2014年1月号 アイソン彗星が11月29日近日点通過


↑ 月刊星ナビ 2014年2月号 どうなったアイソン彗星 近日点通過時に崩壊消滅?


↑ アイソン彗星の消滅。



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【Astronomy】


↑ Astronomy 2014年3月号

↓ アイソン彗星は太陽に遭遇し、生き残ることができなかった。


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【SKY & TELESCOPE】


↑ SKY & TELESCOPE 2014年3月号

↓ アイソン彗星の早すぎた消滅。





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最終更新日  2020.08.14 08:21:12
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