星とカワセミ好きのブログ

2020.12.19
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カテゴリ: 星 / Stars
小惑星探査機「はやぶさ2」は、2020年12月6日、小惑星「リュウグウ」の砂が入っているカプセルを地球に送り届け、再び別の小惑星へ向けて飛行を開始しました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月6日、オーストラリア・ウーメラ砂漠に着地しているカプセルとパラシュートを発見し、回収しました。

新聞、雑誌の記事を一部紹介します。

↑ the Japan taimes alpha / DEC 18, 2020.
A member of the Japan Aerospace Exploration Agency retrieves a capsule dropped by Hayabusa2 in Woomera, southern Australia. The small capsule from Japan's Hayabusa2 spacecraft successfully landed in a sparsely populated desert in the Australian Outback on Dec.6.

(ジャパンタイムス・アルファ:2020年12月18日発行)
日本の宇宙航空研究開発機構のメンバーが、オーストラリア南部のウーメラ砂漠にて、はやぶさ2から投入されたカプセルを回収した。
はやぶさ2からの小さいカプセルは、12月6日にオーストラリアの奥地にある、人がほとんどいない砂漠へ到着した。




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【2020年12月7日 朝日新聞朝刊】

↑ はやぶさ2 カプセル帰還。
小惑星探査機「はやぶさ2」が地球の重力圏に帰還し、小惑星「リュウグウ」の砂がはいっているとみられるカプセルを送り届けた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、豪南部の砂漠でカプセルを発見し、回収したと発表した。


↑ 現地で初期分析し、日本に空輸する。6年50億キロにわたる探査計画は、小惑星への2度の着陸や史上初の人工クレーター作製など、成功裏に終わった。
はやぶさ2本体はカプセルを切り離した後、地球に衝突する軌道から離れ、新たな探査の旅に出た。次に目指すのは地球と火星の間を回る直径30メートルほどの小さな小惑星で、さらに100億キロを飛んで2031年に到着する見通しだ。



↑ 2020年12月6日未明、豪南部で観察されたカプセルの光跡。



↑ 2020年12月7日 朝日新聞。
カプセルが着地した豪南部の村グレンダンボ近郊。予定通りの午前2時28分、カプセルの光が現れた。光はまず、オリオン座の下の地平線の近くに現れ、下弦前の月の方向へ斜めに駆け上がるように見えた。色は赤っぽく、尾が伸びている。次第に速度がゆっくりになり、明るさを失って、30秒ほどで夜空の中に消えていった。



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【2020年12月3日 朝日新聞朝刊】

↑ 2020年12月3日 朝日新聞。
「はやぶさ2」50億キロの旅大詰め。
発表では、カプセルは6日午前2時28分ごろ、秒速12キロの速さで大気圏に再突入する。空気を押しつぶして高温になり、光を放つ。その後、高度10キロでパラシュートを開き、ゆっくり落下しながら位置を知らせる電波も出す予定だ。

回収班は今回、船舶用のレーダーを準備。カプセルに反射させ、カプセルが電波を出せなくても方向や距離を割り出す計画だ。さらに、地上に落ちたカプセルを上空から人工知能(AI)で探せる無人航空機も初めて投入した。







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【2020年12月6日 朝日新聞朝刊】

↑ 日本の宇宙探査 結晶帰還。 50億キロの旅 生きた初代の教訓。

チームは、地表の岩一つひとつを10センチ単位で再現した三次元地図を作り、はやぶさ2の機体を制御する12基の化学エンジンの癖も調べた。着陸の誤差は50メートルから1メートルに。2019年2月22日、はやぶさ2は上空20キロから降下し、7時間半で高速回転するリュウグウの、直径6メートルの「平原」に着陸した。初代が失敗した、砂を巻き上げる弾丸の発射も確認された。
4月5日には、史上初となる小惑星への人工クレーター作製にも成功。地下で40億年ほど眠っていた、太陽系が誕生した時のままの砂が露出した。







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【月刊天文ガイド 2021年1月号/誠文堂新光社】

↑ 「はやぶさ2」地球に帰還。


↑ P6。リュウグウは直径約900mの小惑星。東京湾に浮かべるとこのような感じになる。(画像:『HAYABUSA2 ~ REBORN』制作委員会)

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【月刊星ナビ 2021年1月号/アストロアーツ】

↑ カプセル大気圏突入へのラストスパート。
おかえり「はやぶさ2」。



P6。地球帰還のための最終誘導。TCM-2までの軌道修正で地球から高度約200㎞を通過する軌道に乗せ、TCM-3、TCM-4でオーストラリア上空で大気圏再突入する軌道に入れる。カプセル分離後のTCM-5で地球から離脱する。

TCM:Trajectory Correction Maneuver : 軌道修正操作)





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最終更新日  2020.12.31 12:09:06
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