星とカワセミ好きのブログ

2021.09.14
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東京タワーのエレベータ近くに、「謎の軟式野球ボール」が展示されています。

1958年12月23日に開業した東京タワーですが、2011年の東日本大震災の影響で、上部アンテナが曲がりました。2012年に耐震補強工事と地上デジタル放送対応のため、アンテナ支柱を付け替えることになりました。
2021年7月10日深夜、地上から306メートルの高さにある支柱を付け替えると、古い支柱の中から、謎の軟式野球ボールが出てきたので、工事の作業者は皆驚いたそうです。

何故ボールがあったのか、何も記録が残っていません。可能性としては、東京タワー建設時、作業者が記念にボールをこっそり入れたとか、東京タワーそばの増上寺近辺は子供達の遊び場で、ボールが資材置き場にある資材の中に入り、資材がアンテナ部分まで運ばれて工事されたなど、諸説があります。

紹介パネルには、東京新聞や朝日新聞の記事が掲載されていました。

東京タワーには、建設当時に増上寺付近で野球をしていたという人たちから色々と意見が届いており、一部が紹介されています。

①「小学校6年の頃、芝公園でよく野球をした。野球ボールがタワーの資材置場に入ってしまい、戻ってこない事があった。S様 67歳」

②「タワー近くの小学校に通っていました。学校帰りによく芝公園でキャッチボールをしていたのですが、何度もボールをなくした記憶があります。T様 66歳」

③「当時東麻布商店街に住んでいた。皆なでよくタワー近くの空き地で野球をしたが、ボールが転がって作業所に入ってしまう事が多かった。K様 70歳」

④「私の兄はタワーの建設に携わった職人なのですが、休憩中によくキャッチボールをしたそうです。そのボールが入ってしまったのでは。N様 75歳」

最後のメッセージが、一番夢があります。
⑤「ボクが打った野球ボールに違いありません! Y様 年齢不詳」



↓「謎の軟式野球ボール」。ボールが一部焦げている。溶接のバーナーに当たったかもしれない。




↑ ライトアップされたボール。


↑ 平成24年(2012年)7月10日。地上306メートル。「謎のボール」は半世紀ぶりに発見された。


↑ 地上306メートル。


↑ アンテナ支柱の部分とボール。

↓ 復興、五輪、バブル。この半世紀、神の視座で見てきたボール。



↓ お客様からの声。
タワーの建設中、増上寺の境内が資材置き場になっていたという報道が流れ、当時増上寺付近で野球をしていたという方から多く意見を頂きました。



↓ 「東京タワー頂上から。地上306メートル、誰が、なぜ?」
「建設時以来54年ぶり、支柱開けたら」





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最終更新日  2021.09.20 14:43:32
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