星とカワセミ好きのブログ

2022.04.02
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カテゴリ: 美術 / Art
2022年3月19日、国立新美術館で「メトロポリタン美術館展」を見ました。

私は1993年10月にメトロポリタン美術館で絵を見た事があり、今回記憶に残っている絵を再び見る事が出来て、とても懐かしかったです。

手元にある「La muse 世界の美術館38 メトロポリタン美術館/講談社」を読むと、「アメリカの富と栄光と夢を語る世界屈指の美の殿堂」として、同美術館の歴史が分かります。

p4「(ニューヨーク)セントラルパークの緑に包まれて、誇らしげに建つメトロポリタン美術館。アメリカの繁栄の歴史に歩をあわせて120年余、ニューヨーカーに”MET"の愛称で親しまれるこの美の館は、絵画のみならず先史時代から現代まで、5000年にわたる文明を伝える世界屈指の大美術館だ」

ニューヨーク、マンハッタン島中央部、セントラルパークの一角にあるメトロポリタン美術館ですが、その巨大な建物に収められている所蔵品はなんと200万点以上とのことです。
その設立について記載があるので、紹介します。

P4「その設立は、芸術を愛する人々の熱い想いにこもった、たった一枚の書類から始まった。
1866年7月4日、パリ・ブローニュの森のレストランに、祖国の独立90周年を祝うアメリカの一団がいた。この晩餐会の席上、法律家ジョン・ジェイは、同胞たちに『アメリカに美術館を!』と訴えかけた。当時のアメリカには、まだ大規模な美術館がなく、ジェイの提案は居合わせた人々の心を強く動かす。そしてジェイ自身が会長を務める実業家や文化人のグループ「ユニオン・リーグ・クラブ(ニューヨーク)」は、美術館設立を願う趣意書を政府に提出。
1870年、美術館は正式に承認された。おりしもこの年、ヨーロッパでは普仏戦争が勃発。その戦禍を逃れた作品を積極的に購入し、1880年、現在の地にメトロポリタン美術館は開館した。

以来、美術館は予想をはるかに上回る急成長を遂げる。モルガン、ロックフェラーといった富豪たちからの惜しみない寄付やコレクションの寄贈が、それを助けた。とりわけ第1次世界大戦後には、はずみをつけたアメリカの経済発展を背景に、美術館への寄付や寄贈が相次いだ。
また美術館みずから、遺跡の発掘調査などに乗り出し、人類の文化遺産の保護にも貢献。ゼロから出発したメトロポリタン美術館は、アメリカン・ドリームそのままに、世界の頂点を極めるまでに成長したのである」

P5「増え続ける所蔵品を収めるために、美術館は増改築を繰り返し、今では5番目の80丁目から84丁目までの4ブロックを占める壮大な建物に成長した」

「膨大な貯蔵品のなかでも特に人気が高いのが、絵画コレクション。フランス印象派をはじめ、イタリア、オランダ、フランドル、スペインなど各国の名作約3000点から成るヨーロッパ絵画部門に加え、金融家ロバート・リーマンの寄贈によるルネサンスから19世紀までの絵画を集めたコレクション、欧米の20世紀絵画コレクションなど、いずれも第一級の質と量を誇っている」

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↓「La muse 世界の美術館38 メトロポリタン美術館/講談社」



↓P2~3。 メトロポリタン美術館の紹介。


↓ メトロポリタン美術館の場所。
近くにグッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館があり、全部見に行った。





↓ メトロポリタン美術館の正面。



↓ p10、フェルメール「信仰の寓意」(Allegory of the Catholic Faith,  Johannes Vermeer.)
(メトロポリタン美術館蔵。今回メトロポリタン美術館展で展示されていた)






↑p10、 女性の衣服の白と青の色は、純潔と真実を、その足元の地球儀は世俗を意味してる。



↑p10、押しつぶされた蛇や床に転がるりんごは、原罪を意味している。



↑ p28~29。ニューヨークのモニュメント。






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最終更新日  2022.08.01 12:17:39
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