その製品はオービルと、オービル・バイ・ギブソン(Orville by Gibson )に分けられます。
Orville by Gibsonのギターは、1980年代中盤から1990年代終盤まで存在したGibsonライセンスのブランドです。 そしてOrvilleと名の付くギターのボディは、富士弦楽器製造か寺田楽器製作所によって作られ、Gibson純正のP.U.を搭載したものに「By Gibson」が付与され、無冠のものはPUも含めてメイドインジャパンです。
ところで?オーヴィル・ヘンリー・ギブソン(Orville Henry Gibson) もう、お気づきですね。そうです(´・Д・)」ギブソン創業者の名前からとってます。
そんな・・・★≪オービルの歴史≫★ 1988年4月より「Orville by Gibson」というブランドで国内生産が開始され、 当初はES-335、SG、Les Paul Customの3モデルで、搭載ピックアップはギブソンUSA製。
1990年になると更にモデルの広がりをみせ、「Orville」のブランド名で、国産ピックアップ搭載の低価格帯のラインナップが加わる事になります。 「Orville by Gibson」が10万円~20万円台の価格帯だったのに対し、 「Orville」は7万円~8万円台を中心とした価格帯のラインナップでした。
1991年からは「Orville by Gibson」ブランドに、アコースティックギターのJ-45、J-160E、Hummingbird、Dove、J-200のアコースティクギターモデルがラインナップに!
このような歴史の流れの中で、低価格帯の「Orville」が主力となっていき、 1995年に「Orville by Gibson」が生産終了となり、続いて1997年には「Orville」が生産終了になります。ここで「Orville」という名前のブランドが幕を閉じます。