日本語で話そう

July 30, 2016
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カテゴリ: スイス旅行


二日目



前日向かったバーゼルとは反対方向へ電車で向かう。ラインの滝、シャウハウゼン、シュタイン・アムマインの3箇所を電車を乗り継いで1日でワンデイトリップ。



ラインの滝にはシュハウゼンからバスで向かうつもりだった。けれどその駅の手前でふと車窓の谷底を覗くとものすごい風景が目に飛び込んできた。水煙を上げてどどっと落ちるラインの滝の姿だった。どうやら新しい駅ができたらしい。夫を急き立て慌てて降車する。
駅から見降ろしたラインの滝は圧巻だった。

ラインフォール ラインフォール駅から
ラインフォール ラインフォール駅から posted by (C)灰色ウサギ



駅を下り、轟音轟く滝の近くまで歩いたり、水しぶきがかかる遊覧船で滝壺近くまで巡ったり。ガイドブックで見てただの滝と思ったのは大間違い。あのドイツを悠々と流れる大河である。その水量が一斉に流れ落ちるのだからものすごい。といってもきっとイグアスの滝やナイアガラなどには比べ物にならないのだろうけど。

そして、もう一度電車に乗ってシュハウゼンに。日本人もぐっと少なくなる。こんな方迄来ていたらツアーでは時間の無駄になるのだろう。家々の壁にはペイントが施され、この地方特徴の出窓の角には雨どいのような役割をする竜の口をかたどったものが取り付けられていた。
小さな街の中には真ん中に色とりどりの花を飾った噴水が広場ごとに設置され、水を飲む人もいた。
ちいさなケーキ屋さんを見つけて、この地方独特だというお菓子を教えてもらいそれを店先の外テーブルで食べる。

ご隠居はケーキにノーとは言わない。むしろ積極的。美術鑑賞より積極的。

夫が街の建物と建物との間に登り階段のある細い細い路地を見つけて目を輝かせた。

城塞、ムノートへ上る道
城塞、ムノートへ上る道 posted by (C)灰色ウサギ

去年の旅でザルツブルグで私がバスタイ(要塞のようなもの)の登り口を細い路地に見つけたのを覚えていたらしい。2匹目のドジョウがきっといるという予感がしたんだろうね。

そしてまたしてもぶどう畑で囲まれた階段をひいひい登った先は、要塞のような守りのための城砦ムヌート。彼の手柄にしてやる。

そういえばガイドブックに書いてあったなあと後で気が付くがここは路地階段を見つけた夫の手柄にする。
城砦からはシャウハウゼンの街とライン川が一望に見下ろせた。


シャウハウゼン観光の後、これまた家々のペインティングが楽しい、おとぎ話に出てくるような街というライン川沿いのシュテイン・アム・ラインへ。
とここで、以前書いた失敗をやらかす。夫の「電車が来てるよ」の言葉でドイツに迷い込むのであった。

シュテイン・アム・ラインは絵本の中がすべてのようなかわいいきれいな街だった。ラートハウス前、街の中心のレストランでお昼。外のボードには「今日のお勧め料理」と書いてある、と思った。ドイツ語なんて読めないから。はったりとまったくの感で「あそこに書いてある今日のおすすめって何?」と聞く。どうやら、郷土料理とスターターとコーヒーらしい。スターターはキャベツのコールスローかメロンから選べと言われた。

シュタイン・アム・ライン ラアートハウス前のレストラン
シュタイン・アム・ライン ラアートハウス前のレストラン posted by (C)灰色ウサギ

それからライン川ボーデン湖から流れ出るあたりまで電車で旅をした。行きと違うルートを帰ろうと思ったのに、またもや「電車いるよ、シャウハウゼンだって」という声で飛び乗ってしまい。同じコースを戻ってきたことも以前書いた。
そりゃあ駅だものどこかに行く電車いるだろう。だけどこの「電車いるよ」には催眠術をかけられたようにふらふらと乗ってしまうんだなあ。

時間に制限のない旅、前日のバーゼル、近郊のラインフェルゼンと合わせてスイスとドイツの国境を流れるラインのスイス側の端から端を見た事になる。去年ドイツで巡ったゆったりと流れるライン川と違って流れが早く、荒々しい姿が見られて興味深かった。
ご隠居はそんな事より、ケーキやパフェや地元料理に目がくらんでいたようであるが。









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Last updated  July 30, 2016 09:40:19 PM
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