日本語で話そう

August 29, 2016
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二十一日目

インゴは出勤。
私達は翌日チューリッヒ空港を早朝発つのでその日は空港駅駅に泊まる。

正午ぴったりに帰りのビジネスクラスが予約時点で取れなかったので、乗り換え空港フランクフルト発ANA のチェックインとアップグレード手続きをインターネットでしなければならない。カーチャのwifiを借りることにして、それまでチューリッヒ美術館で午前中過ごした。

チューリッヒ美術館にはシャガールが有るという。

昨年の旅でドイツマインツの教会で出会った青いシャガールのステンドグラスの虜になってしまっているので、前々日インゴに連れて行ってもらったチューリッヒの聖母聖堂のステンドグラスのシャガールに出会った時は興奮。シャガールのステンドグラスはパリとこことマインツの教会に有るんだそうだ。ウサギ、美術館の建物で見るアートも良いけれど、あるべき場所、生活の中に有るアートはそれを作った意味や意気込みなどが感じられて大好きだ。

でも、額の中に入った絵は美術館に有る。
チューリッヒ美術館はシャガールだけでなく、知っている画家や彫刻家の作品のオンパレードだった。ピカソ、ジャコメッティ、マチス、ゴッホ、シャガールなどなどいっぱい。
まるで中学校の美術の教科書をパラパラと早送りで見ているようだった。

シャガールの絵を見つけて喜ぶ。隣もその隣も。

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IMG_4988 posted by (C)灰色ウサギ


ゴッホのこの絵は有名だ。ここにあるんだ。

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IMG_4998 posted by (C)灰色ウサギ

モネの睡蓮の絵は壮大だった。大きな横長の展示室の壁いっぱいに広がる。椅子に座ってじっと眺める。モネの描く池に魂が吸い込まれていくようだ。

日本に外国の絵画が来る時はたった一枚の絵を見るのにずっと並んで、ゆるゆる進みながらたくさんの人の頭越しに鑑賞しなければならないのに、だあれもいない部屋で独り占め出来る。あ、ご隠居は美術館はさっさと進むから美術館の中で行方不明中。

美術館の職員の1人が寄ってきて日本語でどこに何があるか、親切に教えてくれた。日本語がすごく上手で、ちょっとおしゃべりすると、11月にもまた日本に来るという。日本の文化大好きと言ってくれた。


美術鑑賞後、スーパーに寄りお土産に好きなだけ量り売りチョコを買い。インゴの家に戻り、無事アップグレード済ませた。
旅行の最後の過程でいつもこれが一仕事。

カーチャに送ってもらって、トラムで空港駅へ。終点1つ手前の駅で空港駅はここじゃない?というが「いや終点だ」と言う男の面子を立てたら。人っ子1人いない原っぱの駅で降ろされた。
1つ前の空港駅に逆戻り。
トラムで来る外国人なんて居ないのかも知れない。

ホテルのシャトルバスで約1ヶ月前泊まったホテルへ。ホテルのフロントの女性我らの顔を覚えていて「お帰りなさい」と言った。








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Last updated  August 29, 2016 01:55:00 PM
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