日本語で話そう

February 1, 2017
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カテゴリ: 旅の思い出
趣味はと聞かれたらこの頃は「ひたすら歩くこと」と言おうと思っている。山でも丘でも海辺でも街中でも。

歩いているとお寺や神社に出会う。きちんと賽銭箱の前まで行ってお参りすることも、鳥居のところで失礼してお参りすることもある。そっちの方が多いかな。
この頃は、小さなお寺や神社でも、御朱印集めの人が社務所から出て来るのに出くわしたり、長い列を並んでいたりするのをよく見る。

私はお参りするのが目的なので御朱印は貰う時も貰わない時もある。人が並んでいたら諦める。

アメリカ人のナタリーが御朱印は時々眺めるのかと尋ねて来たから気になって広げて見た。

そして気がついた。私の御朱印帳は旅の記録なのだと。御朱印には日付が書いてある。御朱印を見る。もらった時のことを思い出す。

夫と元日の平安神宮を中心に京都の町の外れ、四方を守る四獣の神社を回ったことを思い出す。
ヤタガラスの朱のスタンプのある熊野那智大社のを見ると熊野古道を足が痛くなりながら朝から夕方まで歩いて、長い階段をヒイコラ登ってやっと貰ったことを思い出す。
「行ってからもらいに来て」と書いてあるから、戸隠神社5社の最初宝光社で1枚もらって、1キロ以上歩いて無人の火之御子社まで往復し、また戻り、その分ももらった文字通りの5社スタンプラリー。
東海道の旅の途中でもらったものもある。

京都も奈良も長野も皆、旅の記憶と重なる。
遠いところはやはり少ない。

そして、なぜか行ったことのない北海道神宮の御朱印が1枚。
やはり神社御朱印を集めている娘が北海道出張の折、「お母さんは遠くてなかなか行かれないから」と、私の分ももらって来てくれたものだ。お守りを貰ったと思って大切にしている。

北海道神宮
北海道神宮 posted by (C)灰色ウサギ

ウサギは神社のも仏閣のも貰う。
神社の御朱印には神社の名前が書かれていることが多い。祀られている神様の名前じゃないことが多い。

お寺の御朱印には御本尊の仏像などの名前が書かれることが多い。だから、「ああ、あそこの十一面観音は美しかった」とか、「三月堂の中の不空羂索観音は厳かだった」とか、学生時代から仏像が好きだった私は思い出すのである。

私が特に好きな仏像は3体。
聖林寺十一面観音、秋篠寺技芸天、そしてこの中宮寺如意輪観音半跏思惟像。

中宮寺御朱印
中宮寺御朱印 posted by (C)灰色ウサギ

嵯峨野を歩いているとこんな御朱印をもらえることもある。落柿舎。遠くから稲を刈った後の田んぼ越しに草庵の横の柿が見えたのを思い出す。

IMG_3315
IMG_3315 posted by (C)灰色ウサギ

去年の暮れ紅葉を見に鎌倉、明月院に行ったら、御朱印所には30人もの長い列。旅行中は電車の時間や時間の制約があったり、連れを待たせたりすることになるから、今のような御朱印ブームでは待てないウサギは暫く御朱印集めは休止だなと思うこの頃。





















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Last updated  February 1, 2017 02:00:10 PM
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