ここらでちょっと途中下車

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固定術の質問と答え

私が手術したころは、全く情報の無かった足関節の固定術だけれど、
最近問い合わせが多い。
過去に捻挫や骨折などをして、変形性足関節症の悪化した人や、
手術しても痛みの続いている人に、
最終手段として、固定術を紹介するお医者さんもあるようだ。
それで固定術などで検索して、私のブログを見つけメールを下さる。

メールでよく聞かれる質問と答えたことを少し書いてみたいと思う。


・受診してからの手術までの流れ
・手術のための入院期間はどの位ですか?

1回目の手術の時は、
紹介状を持って2006年の6月に受診し、レントゲンを取って診断を受け、
その日に手術を勧められ予約してきました。
断る場合は電話でということでした。
9月13日に術前検査。
9月の末に、入院の連絡が来て、10月16日に入院。
入院してから、いろいろ検査して、手術方法が変わり、
手術が10月27日、2週間後に退院しました。
2回目の手術の時は、2007年の6月25日の受診で手術を決め、
その頃は毎月病院に行ってたので、術前検査などもし、
8月に入院の連絡が来て、9月3日に入院、6日に手術しました。
結局1回目の手術で固定できていなかったことが分かったので、
手術後3週間入院しました。

・手術後の痛みはどうですか?今は、どうですか?
術後6週間ほどギブスをしていたのですが、
ギブスをしているときは、あまり痛みを感じません。
1回目の手術の時は、ギブスを取ったとたん痛みがひどかったし、
グラグラして、全く力が入りませんでした。
1回目の時はずっと痛みが引かなくて、再手術になったのですが、
2回目は、ギブスを取ってた時、足首が頼りない感じはありましたが、
それほど痛みは感じませんでした。
今は、全く痛くないですよ。
手術をしたこと自体を忘れている感じです。


・手術後、どのくらいで歩けるようになりましたか
1回目は、手術の次の日から歩行器などを使っていましたが、
2回目は車いすを使いました。
1週間後ぐらいから、松葉づえを使って、四分の一過重ぐらいから。
10日後ぐらいにかかとがついたように思います。
3週間後、一本の松葉づえで歩けるようになってから退院しました。
6週間ぐらいで、ギブスがとれてから、
足首まであるサポーターを使っていました。(2007年10月24日)
11月位には、九州を旅行しているので、
サポーターと杖を使っていても、かなり歩けていました。
12月頃には杖が要らなくなり、
次の年の2月頃にはサポーターもしなくなりました。
1年ぐらいかかって、違和感なく歩けるようになって行きましたよ。


・リハビリの開始時期は、いつごろからですか?また、期間はどの位ですか。
日常生活で家事などをすることがリハビリと言われていたので、
特に病院ではしてもらっていないのですが、
私は、2ヶ月後ぐらいからスポーツクラブに通いました。
プールで歩いたり、自転車のマシンをこいだり、
半年後から2ヶ月間、インストラクターについてもらって、
週2回、フットケアをしてもらったりしていました。


・足首はどの程度動きますか? 底屈、背屈、横への動きは?
背屈はほとんど動かず、足首の角度はほぼ直角です。
底屈は、45度くらいだと思います。
横への動きは、外側が5度くらいしか動きませんが、
内側には20度くらい動きます。
足首は固定されていますが、リスフラン関節がよく動きます。


・山道、急な坂を登れますか?
かなり登れますが、手術した後半年後ぐらいから徐々に違和感がなくなり、
力を入れられるようになってきました。


・つま先立ちはどの程度できるますか?
つま先立ちはできますが、伸び方が左右で違うので、
あまり長時間はできません。
でも、これは私の筋力の少なさと、体重のせいでもあると思いますが。


・正座は無理でしょうか?
私はできませんが、できる人もいると聞きます。

・ゆっくりとでも走れるようになりますか?
小走りで走ることができます。
痛みは無いし、鍛えればかなり速く走ることも可能だと思います。


・車の運転は問題なくできますか?
全く問題ないです。

・手術をして良かったこと、悪かったことは?
手術の直後はギブスで固めているので、不便ですが痛みはあまりないです。
歩行器や松葉づえを使いながら、少しずつ、荷重をかけて行って、
6週間後、ギブスを外して半分にします。
術後半年ぐらいまでは、足首をがちっと掴まれたような違和感があるし、
思うように歩けないし、無理して歩いたらいろいろなところが痛いし、
失敗しているんじゃないだろうかと思うことも多いと思います。
私は、2回手術したので、
明らかに1回目とは違う繋がっている感覚があったのですが、
手術した方に聞くと、悩んでいる人も多いです。
でも、1年、2年とたつと、徐々に出来ることがふえてきて、
本当に手術して良かったと思えます。
私は2回手術して、仕事をなくしてしまいましたが、
多分、手術しなくても続けられなかっただろうと思います。
一番良かったと思うのは、できないだろうとあきらめるのではなく、
自分にもできるんじゃないだろうか、
と前向きに思えるようになったことです。
正座をしたり、しゃがんだり、うまくできないこともありますが、
その為にとても困ると言うことはあまりありません。

(2014,1,18)


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