鹿島槍ヶ岳からのお便り

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2005年03月07日

山燃える！＆「天声慎吾」の後始末

(4)

テーマ：日々自然観察(10111)

カテゴリ：自然

3月7日、朝6時40分の鹿島槍ヶ岳。
朝焼けはすでに終わってしまいましたが、でもかすかにオレンジが感じられませんか。

雪が大分落ちました。

午後5時20分、山が燃え始めました。昨日よりもさらに一層激しく。
あわててカメラを抱えて会社を飛び出し、車を走らせ高みへと急ぎます。

峠まで行く間がなく、途中の展望台で撮影。

まるで、太陽のプロミネンスのように、雪煙が炎となって上昇しています。

上空をジェット機がオレンジ色の煙を従えて、飛んできました。
決してやらせではありません。
もうちょっと下の方を飛んでほしかったけど。
カメラのファインダーの最下方に鹿島槍、最上方に飛行機がやっと入りました。

炎の燃焼も峠を越したので、大洞まで上がってみました。
光は南の方に移り、鹿島槍は青い空に黒いシルエットとして聳えていました。
爺ヶ岳の裾野にわずかに見える灯りは、スキー場です。

18-50ミリの広角レンズでも、端から端までを写すことができず、2枚つなぎです。

1000メートルまであがると、さすがに寒く、会社からサンダルで飛び出した私は、カメラを持ったまま氷の上で転びました。
でも、そんな痛さも感じないほどの光景に、

…あふれました。

肉眼では槍ヶ岳も見えるんです。

これは望遠を使いました。

今、夜空に大粒の星たちが輝いています。
明朝は晴れるのでしょう、きっと。
午前5時に起きて、朝焼けを撮りに行くことができるかなあ…

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【天声慎吾の始末の仕方】
今日、例の『天声慎吾』のプロデューサーという女性が訪ねてきた。

曰く
「その節は大変ご迷惑をおかけしました。番組も昨日で終了しましたので、こうしてご挨拶に回っています。
いつもならば、撮影前にご近所や関係の所を挨拶して回るのですが、今回は忙しくて今頃になってしまいました。本当にすみませんでした」
「香取たちも、この村での撮影がとても楽しかったと言っております。長野県のある村で撮影するとは伝えてあるのですが、O村でということは当日まで伝えてありません。でも、とても楽しかったようです」
「苦情や抗議の電話をいただきました」

「これ、ほんのお礼です」
（といって、とらやの羊羹を差し出した）
「こんなことしていただいては困りますよ」
「いえ、ご挨拶に回る所は、全部差し上げておりますので、お茶の時間にでもどうぞ」

当日、忙しかったなんて言わせないぞ
マイクロバスの中で、タバコを吸っている姿を、こちらは見ているんだから。

車をぶつけたこと、もう忘れたの？
慎吾さん、楽しかったって？
あの表情で？

苦情があまりにも多く寄せられたから、仕方なく、いや今後のために挨拶回りをしたのではありませんか？

もっと上質な、安らぎのある、あたたかい笑顔のある番組を創ってください。
本当に悪いと思っているのならば
ね、株式会社ザイオンさん！

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