「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

11日 レナルト&東京フィル/河村尚子


東京フィルハーモニー交響楽団第752回定期
平澤 仁(コンサートマスター)

1・シューマン
   ピアノ協奏曲イ短調
     河村尚子(ピアノ)

*************** intermission ***************

2・マーラー
   交響曲第1番二長調「巨人」


 2008.4.11.19:00 サントリーホール 2-C8-29

河村さんのシューマン、実に情感豊かな表現でユニークだしテクニカル的にも
素晴らしい。
盛大な拍手に応えてアンコールに同じシューマンの小品「ロマンス」OP24-2

休憩後の「巨人」レナルト/東フィルの演奏は全体にゆったりとしたテンポに
各楽器セクションが鮮明な響きを奏でて実に見通しの良い演奏。
名誉指揮者であるレナルト御大の解釈は悠然としたもので細部を
いじったりせずの小細工は無しでの聴き終わって見ればスケール感豊かな
見事な「巨人」の名演奏。
レナルトさん、以前にミョンフンの代役で「復活」を指揮して(東フィル定期)
素晴らしい演奏をみせたけど彼の指揮するマーラー作品は意外といいのかも。
最近の東フィルの弱点のホルン、ラッパは本日は無難にこなした。
3楽章でのコントラバスのソロを弾いた小笠原茅乃にも盛大な拍手が。
★★★★★


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