New Zealand 虹の立つ国へ

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息子の就職



5月に突然倒れたlb40の術後経過も順調で、もうかなり普通の生活に戻っているらしい。
手術が頭部だったのでかなり心配したが、今のところ後遺症の恐れもなく殆ど健常人の生活に戻ったとの事。
ご心配を頂いた皆さんには御礼方々ご報告しておきます。
そのうち本人からもNZ Walker上で挨拶があると思いますが、今日のところは彼の心友として一言御礼申し上げます。
ありがとうございました。


さて、NZでもとくに暖かいHawkes Bayでは早くも春の足音が聞こえだした。
梅、桃は勿論早くも桜の花もチラホラ。
朝晩の冷え込みはまだ残っているが、日中は17-18℃まで気温も上がり半袖で十分な気候となっている。

春といえば卒業シーズン。
私の上の息子もなんとか卒業試験にパスしてめでたくオークランド大学卒業となった。
卒論は問題なくこなしたが、卒業試験はかなり難しかったらしく試験後珍しく落ち込んでいたが、意に反して試験もパスして晴れて卒業。 まずはめでたし、めでたし!
一応Wメジャー(修士二科目)で経済と人事学を修めた。
人事学とはなんとも珍しい科目を勉強したもので、小生などは人間を扱う仕事に就いた事があるだけに不思議に思うが、息子本人は人間の不思議さ面白さに興味を持った様子。

そして、卒業とくれば次に来るのが就職。
本人はNZまたはオーストラリアでの就職を目指したが、芳しいところがなく目先を日本に向けた。
本人が目指すところはオセアニア地域だけでなく、最終的にはアメリカあるいはヨーロッパでの就職をめざしているらしい。
それにはとにかくキャリアーをつけない事にはどうにもならず、此処でオセアニアの仕事を探してウロウロして時期を逃すより、フレッシュな内にとにかく経験をと言うことで日本の外資系会社を狙った。
Wメジャーを生かし狙ったのは外資系の人材派遣会社。
日本での就職となると、当然日本語が必要かと心配して本人は最初二の足を踏んでいたが、彼には日本語のハンデを上回る英語力があるのでそれを「アドバンテージ」とみて外資系を狙えとアドバイス。
幸い、私の友人の娘さんが働いている英国資本の会社が銀座にあり、友人を通じて色々と話を聴かせてもらった。
彼女は息子の日本語補習校の先輩にもあたり、まんざら知らない中でもない。
とりあえず駄目元で会社にCV(履歴書)を送り、電話面接かと待っていたら折り返しいきなりインターンシップで採用との返事を貰いビックリ。
なぜいきなりインターンとなったのか理由は定かでないが、バイト時代からマネージャー経験が長く店長なども数多く経験しているのもその理由の一つかもしれない。
本来なら、CV提出、電話面接、直接面接、そしてインターンシップとなる予定だったので割とノンビリ構えていたが、息子も慌てて切符の手配に走った。

このW社、英国資本100%で本社は東京・銀座。
支社が横浜、名古屋、大阪にあるという。
社内は100%英語。 従業員の6割が外国人という正に日本の中の「外国」。
本社でのインターン期間の約3ヶ月間交通費は出るが給料は出ない。
仕方がないので、私の実家(横浜)に下宿させてもらうように両親に頼んだ。
インターン期間が終わって晴れて採用となれば、自分で何処か下宿先を探す事になっている。
本人もNZに移住後日本に帰国した通算日数が半年に満たない、言わば「外人」みたいなもの。
日本になれる準備期間と思えばこの3ヶ月間は逆に有難いとも言える。
10月9日東京本社に出社と言うことなので、彼も大忙しで身の回りの整理に追われている。
彼が日本に行って一番楽しみにしている事の一つが携帯電話を買う事だそうだ(笑)。
世界中で携帯電話技術で一番進んでいるのが日本である。
種類も機能も豊富だし、今や必需品といっても差し支えない物になりつつあるので、大いに迷って購入したら良いだろう(笑)。


一方クライストチャーチに居る弟の方はコースが5年コースなので後2年みっちり勉強しなければ卒業できない。
しかし、来月にはドイツから大学を卒業した彼女がやって来るという楽しい出来事も待っている。
とりあえずワーキングホリデーで来てこちらでの就職を目指すらしい。
彼もしっかりと自分なりの道を歩んでいる。

大学に行ってしまうと、あまり彼らの面倒を見るチャンスもなかったが、せめて卒業式だけはと思い、9月25日の上の息子のオークランド大の卒業式には出席するつもりでいる。
我が息子の船出に幸多からん事を

WB



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