活字と植物メンテ、クラシックの日々

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北方四島訪問最終日（９月２４日（月））

2005/09/03

昨日は見れやんかった。。。

以前に書いたけれど、
私は昔の古い白黒写真やフィルムを観るのが大好きで、
街に出かけた時にそういった展示会などがあると
ついつい足を止めてしまい、
長時間見入ってしまう。

台所で何かやりながら、
テレビをつけていた。
そしたら、
「心斎橋」
「そごう」
「８０年前の心斎橋」
というキーワードが
コマーシャルで頻繁に流れていた。

８０年前というと、大正末か昭和初期ということ！
ああ、観たい観たい観たい！
きっと、心斎橋のそごうには
なにやら古いものの展示がぎょーさんあるんやろうなぁ♪

関西に来て、まだ
オーサカキングと高野山しか行っていない私は、
期待でワクワクした！

次の休みの時は、必ず

心斎橋に

行くぞ！

そう、決意したのだった。。。

そして、休日の昨日。
私は朝早く、大阪へ出かけたのである。

ＪＲで１時間弱。
ちょこっと電車を乗り換えて
着いたのは難波。
地図で何度も確認する。
心斎橋は、歩いて２０分ほどだ！

そごうと大丸は
並んで建っているらしい。
その方向に向かってまっすぐまっすぐ歩いた。

予想最高気温、３４度。
またまた汗がふきだす。
そして、週末ではないのだが、
街の中は人が多く、ちょっと歩きにくい感じだった。
で、特にびっくりしたのが
自転車で行き来する人の多さである。
ただ普通に歩いていても、後ろから
「ギギーッ！」
という音がする。
自転車が来ているのだ。
思わず、道の片側によける。
そんなことを繰り返しながら歩いた・・・。

そして・・・そごうのおなじみのマークが見えた！

しかし・・・

そごうの店舗の前は、雰囲気が違う。
黒タクシーが何台も止まり、正装した客たちが次々と降りる。
黒ずくめのそごうの幹部らしき人たちが
客たちに深々と頭を下げ、玄関口へと案内する。

客は皆、招待状らしい白い紙を出し、
入り口を通っていった。

私は、招待状なんか持っていない。
せっかくここに来たのに・・・そごうに入れやん！！！
きっと“お得意さま感謝デー”みたいな日なんだろう。

“８０年前の心斎橋”の展示会というような
ポスターを見つけることもできなかった。
ああ・・・展示会も終わってしまったんだなぁ。。。
がっかりじゃん。

そごうに入れなかった私は、気を取り直して
隣の大丸に入った。

大丸に来店すると
ポイントカードのポイントをゲットできるので、
私は、自分が持っている大丸のポイントカードを出し、
店内の機械に通した。

しかし、
「このカードはお取り扱いできません」
なんじゃこりゃ？
それで“サービスカウンター”に行った。

私の持っていたカードは大丸札幌店のもので、
他店では使用できないらしい。
そのため、全国の大丸で使用できるポイントカードを作った。
「札幌でためたポイント、使えるようにしてよ～」
と思いながら。

大丸の地下に行った。
すると、地下のお菓子売り場がリニューアルしたらしく、
たくさんの店員さんが、試食を持って売り込みをしていた。
そこで、北海道に本店がある
“サザエ”というおはぎやさんを見つけてカンドーし、
薄皮のたい焼きなどを買った。

大丸を出ると、
近所にロフトがあった。
あやしいグッズ好きな私は上の階からぐるぐる回った。
ロフトもリニューアルらしい。

心斎橋、楽しそうやなぁ！
いろいろと新しくなっているんやなぁ！
電車でも来やすいから、また来よう！
と、私は帰っていったのだった。。。

家に帰ってから、ニュースを観て気づいた。

心斎橋のそごうは
“心斎橋本店”として来週オープンするらしく、
昨日は、報道陣やお得意さまへの
内覧会だったのだ。

地上１４階建て。
上の階には、昭和初期の大阪の町並みを再現したような
店舗が並んでいるらしい。
ああ、そうか。
それが
“８０年前の心斎橋”
というふれこみだったのだ。
写真などの展示会ではなかったのだ。

そごう心斎橋本店がオープンで、
近所の百貨店やデパートも黙っていられない。
だから、近所もあわてて
リニューアルしているのだった。

来週あたり、もっともっと
心斎橋、難波あたりは
お客さん獲得で熱くなるのだろう。

来週は、必ずそごうに行くぞ。
“８０年前”を見に行くぞ！
と心に決めたのである。。。

しかし、なんとまあ。
数ヶ月前、

♪そごうでそっくりそろえましょ～

と、そごうの歌を歌っていた私が、
旧大阪店のあった場所に心斎橋本店オープン
という事情を知らなかったなんて。。。

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