活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2005/09/03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
<オホーツク>


『三寒四温』というのは、うまい表現だ。
字の通りだと、3日間寒くて、そのあと4日間暖かい。
それが繰り返されるということ。

今週はこの言葉のとおり、前半は気温が10℃ほどになり、
道路の雪が解け出し、あちこちひどい轍だらけ。
しかし、その後、解けた状態で気温が下がった。
ついでに、その上に雪が降ったもんだから
たまったもんじゃない。

雪の上に足を乗せると、
つるっ
と、いきそうになる。
氷の上に雪が積もっているから
道路のホントの姿がわからず、危なくってしょうがない。


今日は吹雪。ときどき風がおさまって、雨雪。
道路わきの雪山の雪を風が吹き上げ、地吹雪。
でも、ダンナの薬をもらいに行かなきゃなぁ、と
隣の都市の整形外科へ。

カラスたちもこの天気の変わりように呆れている。
この前まで、暖かくてうれしくて、
すごい勢いで、空の高い所から道路すれすれの位置まで
飛び回っていたカラス。
今日は雪山に腰かけ、吹雪をうらめしそうに見ている。


海に行くと、やっぱり吹雪。
風のせいで、波が同じ方向にゆっくりゆっくり動いている。
ときどき、規則正しく白波が立つ。
その白波たちはまるで、流氷のきれはしのよう。
プカプカ浮いたり沈んだりしているように見えるのだ。

波は・・・サハリン方面に向かって動いていた。
そうか・・・それは
流氷たちが「さよなら」しているようにも見えるのだ。
私たちは北へ、北へ、北へ帰りますぅ~、と。


用事を済ませて町に戻ってくると、
雨雪の中、道路わきの小高い山に
エゾシカたちの群集!
少なくとも10頭はいただろう。
雪が解けて顔を出した木々の芽や皮などに
おのおの、かぶりついていた。

ぎょえー、こんなにたくさんシカがいるのか!
車を走らせる私に、
ぱっちりおめめで
「なんか文句あっか」
と言いたげな顔をこちらに向けるシカたち。

文句なんか・・・ないよ。
あんたらが道路の真ん中に出てこなければね。
ったく・・・。


<2005.3執筆>





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Last updated  2005/10/08 05:37:40 AM


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