活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2006/04/15
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(2004.8.8執筆)


私たちの暮しと安心して住める地域のあり方とは・・・。
8日、文化センターにて、
『まちづくり講演会』が開かれ、
高齢者など100名以上がおとずれ、
講師の話に熱心に耳を傾けていた。

講師は、本州で
知的障害者や重症心身障害児の施設に携わった後、
昭和61年に札幌市に移住。
医療福祉施設、配食サービス事業、
社会福祉協議会など福祉分野で活躍してきたという。
これまでの経験にもとづいた
高齢社会に関する著書や新聞コラムが多数ある。

この町の今年3月末の人口は
3,561名。
うち、約3分の1の1,214名が
65歳以上。
ところが、15歳未満は370名と、
全体の約1割である。

これが、平成32年の予測では、
人口は2,020名で
うち4割強が高齢者となるという。
こういった『逆ピラミッド型』になりつつある社会で、
介護保険をとりまく財政状況は厳しく、
これからは要介護1の段階では
ヘルパーは派遣されなくなる恐れがある。

そして、地方交付税があきらかに減少している地域財政も厳しく、
充分な福祉サービスが受けられるかどうか心配。
さらに、子どもなどに自分の面倒を見てもらえるかどうかも
あてにできない。

人口の割合が非常に大きい
昭和22~24年の“団塊の世代”。
この世代が定年退職、
そして年金受給者となる時代が近づいてきている。

「子どもには依存しない」
「役場には依存しない」
「在宅で生き続ける」・・・

これらができるように、
今われわれがやるべきことは何か。

講師は、
「これまでは“縦つながり”の社会だったが、
これからは“横つながり”の社会。
高齢者はそれぞれ対等な立場で
よりよい人間関係を作り、
町内会など地域活動を大切にすべきだ」と訴え、
ご自身がおこなっているNPOの活動を
一例として紹介した。

さらに
「“横つながり”が得意なのは女性。
札幌の街を歩いていると、
高齢者の女性が集団で歩き、
喫茶店で長時間おしゃべりする姿をよく見かけます。
逆に、高齢者の男性は
横型の付き合い方がよくわからず、
街をひとりでさまよう人が多い。
そういった老人は『さすらい老人』と言います」
と講師が述べると、
元気な女性たちの笑い声が会場に響き渡った。





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Last updated  2006/04/16 02:28:24 PM
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