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公開後、早々に「『ヘルプ』受注側だけ匿名ってのは不公平やんか!」というご意見をいただきました。ごもっともです。(^^;というわけで、発注者側の立場からも、匿名で言いたいことがあれば、こちらにお願いいたします。どっちの立場でもないや~という方は、どっちに書いてくださってもいいですよ。
2006年01月24日
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オコシストの広場という、「テープ起こし・音声反訳に携わる人の情報交換、交流の場」を運営しています。え゛、アレ、あんたやったんか……ってな方も、もしかしたらいらっしゃるとは思いますが、別に隠してたわけではなく、容易に類推できる程度の情報は公開しておりましたので、ご容赦くださいね~。(笑)それでですね。このブログの趣旨とは若干はずれるのですが(^^;「報酬金額」を巡っての話題で、「ヘルプ」を受注する側が意見を出しにくいという声も多く、匿名であれば、少しは語っていただけるかと、こちらに誘導させていただくことにいたしました。メーリングリストでのやりとりを見て、「ハラふくるる思い」をして、悶々とした時間を過ごしている方はいらっしゃいませんか。こちらへのコメントの形であれば、個人が特定できる情報は残りません。ですから、どうぞお気軽に書き込んでいただければ幸いです。ブログシステムの都合で、あまり長いコメントは弾かれちゃいますが、いくつかに分けて投稿していただいても結構です。基本的には、私がコメントすることはありません。それから、こちらでいただいた意見はMLに持ち帰る場合もあることを、できればご了承ください。(それはイヤよということでしたら、その旨、記していただければと^^;)あっ。書かれた内容から個人が類推されることまでは避けられませんので、その点だけはご注意くださいね。それでは、活発なご意見表明をお待ちしています。
2006年01月23日
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全盲のメンバーさんが、10分の起こし原稿を送ってきてくださった。ざっと見たけど、上手です。見えてないなんてウソみたいな、見た目のきれいな原稿。聞き取りのミスも少ない。なんでか知らんけど、ものすごく漢字をたくさん使ってあって、トシヨリ(笑)みたいな雰囲気ではある。しかし、これで再確認できた。漢字の多い原稿は、修正が容易だ。ヘタにかなを使うと、検索置換がきかなくなる。彼女の場合、もちろん「修正しなくて使える原稿」を目指していただこうと思うので、指摘してみますが。(^^;でも、なんでかな。見えない人のほうが漢字が多いなんて。で。普通に赤入れ原稿を作るわけにはいかないので、どうやったらわかりやすい(読み上げしやすい)添削原稿が作れるか、考え中。録音時間10分に対して、作業時間は3時間とのこと。下請け単価100円(爆)だと、時給換算333円か。なんの、自力で仕事取ってくれば時給1000円にはなるさ。ほんとにまだ初心者さんなので(やっとおこしやすが使える環境ができたとこ)、まだまだ短縮できるだろう。やはり、出来のいい原稿は、見た目が美しい。今までにいろんな人の原稿を見せてもらってきたけど、それだけは確かだな。
2006年01月18日
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こっちにも書いておこう。日本語テストってのを、ジャストシステムがやってます。期間限定だということだから、挑戦はお早めに。(^^;そこにですね。「ボーリング」と「ボウリング」。たまころがしはどっちか、という問題があり、ふと気になって、ネット上の使用例はどうなってるのかな~と検索してみました。……あれ。どっちも入ってるやんか。Googleの検索結果は、どちらも同じ単語という判断をしてありました。"ボーリング""ボウリング"でもダメ。こういう時はどうやったら、望む結果を得られるんだろう。ということで、新しいカテゴリーを作ってみました。「お~し~えて~~くぅだぁさ~いぃぃぃ」(さだまさし風)せっかくの疑問を自分だけで抱え込むのは、いかにももったいないし。(爆)皆さんの勇猛果敢(笑)なコメント、お待ちしておりますっ♪追記。設問(何が知りたいのか)がわかりにくいと(所長から)苦情が来ましたんで。正しくは「ボウリング」と表記される「たまころがし」ゲームをネット上では、どのように表記してるのが多いか、という設問です。たまころがしを「ボーリング」と表記してるケースがどのくらいあるか、だよ。わかった?<所長実は。検索条件の設定、もっと単純に考えれば解決するということがわかったんですけどね。あ~、なんか間抜けでした。行き詰まったら反対から攻めなくちゃ。(笑)
2006年01月17日
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一番フォーマルな「反訳」っていえば、やっぱり「国会速記」だよね。「テープ起こし」ではなくて、襟を正した「反訳」の世界。その最大の砦が、最期を迎えようとしているという話。国会速記、歴史に幕 参院新システム導入なんと116年の歴史があったそうな。……敬礼っ。議事録の作成に時間がかかるから、という理由だそうです。そういえば昔、国会の中継を仲間で手分けして起こしたことがありました。その頃、今のようにパソコンで音声データのやりとりが簡単にできたわけではなく、音声ファイルをネットで送る実験みたいなことをやってた、いわゆる黎明期のことでした。宅配と違ってすぐに手配できる音声ファイルと、人海戦術とのおかげで、翌日には記録をあげることができ、みんなで「すごい時代になったね」と大喜びしましたっけ。#所長がデータの処理とかに参加、私は見てただけでしたが(笑)それから幾年月。(確認してみたら2002年の秋のことでした)もう、ネットで音声を送ることを、誰も物珍しがったりしませんね。……実際にできるかどうかは別にして。>私はできません。(きっぱり)記事によると、衆院では音声認識も登場するとか。21年度からの実用化を目指すらしい。……今、何年だっけ。<正月明けからナニを言うか(☆_@;)☆ \(`-´メ)参院では、リアルタイム入力が導入されるのね。なんで、両院で違うやり方をするのか、私にはわからんのですが、なかなか興味深いところではあります。今後、どんどん自動化の流れは進むでしょう。安くて便利ならば、拒む理由はありませんからね。じゃあ、もうテープ起こしの需要はなくなるんじゃないの?それは、私にはわかりません。私が思っていることは。人間にすら、きちんと処理できない日本語があるのに、機械に処理できるとは思えない、ということです。熟練した職人(オペレーター)さんがリアルタイム入力をするのなら、それは人間の技ですから、ちゃんと記録になるでしょう。でも、機械。どんなにがんばっても、フェードアウトされた言葉や、咳払いのかぶった発言を聞き取ることはできないでしょうね。(笑)いや、そりゃ人間でも無理ですけど、人間には根性ってモンがありますから。そう、根性。機械には、根性や意地はないよね。テープ起こしの適性として、結構重要な部分が、これだと思うなあ。(^^;ま、それは措くとしても。現在の、なんの衒いもなく「反訳」と呼ばれるあたりの業務は、いろいろ形が変わってくるのでしょう。あと、残ってくるのは、そういう大規模なシステムに乗らない仕事や、機械にゃできまい、というあたりの(あまり嬉しくない)仕事かなあ。しかし。無くなったり、機械に取って代わられたりはしないと思うんですよね、「テープ起こし」あたりは。民間などの規模の小さいところでは、まだまだカセットテープも現役だし。それとも。ほんとうにアトムのような人工知能を持った「何か」が、今、育っているんでしょうかね。関係ないけど。アルゴリズム体操の「キュリオの皆さんと一緒に」バージョンが大好きです。
2006年01月16日
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以前、参加していた障害者就労支援団体で、一時期、テープ起こしの仕事のやりとりがありました。講演録作成を事業の柱として掲げた別のNPOの理事が、障害者に仕事を依頼するために件の団体に参加され、OJT(なのかな?)として出していた仕事です。いつの間にか仕事が出てこなくなったようですが、どうしてはるのかな。その時、数人の作業者グループができました。積極的なメンバーのお一人が聴覚障害者で、その方は、別の健聴者が起こした原稿を見てチェックする仕事(校正、と呼ばれていました)をされていたのです。実際のところ、それは仕事としてどうなんだろう。ひっかかりを覚えながらも、そこでの「仕事」には市場での価値以外の価値が認められることもあり、何も言わなかったんですが。私も最初のうちは、いろいろアドバイスをしていたけれど、どうも「求めている原稿の完成度」が違うようだと気づいてからは、あまり口出ししないようになり、フェードアウト。職業訓練の方法としては面白い部分もあり、テープ起こしの仕事を体験してみるということでは、いい企画でしたね。さて。1時間の音声があったとして。1カ所も聞き間違いのない初稿をあげることは、そう簡単ではないと思います。表記ミスや、日本語として変なところは、見ただけでわかるかもしれない。でも、音の間違いは、聞かなくてはわからない。それは仕事としてお金をいただくからには、揺るぎない部分ではないでしょうか。「他人の耳で聞き直す」ことの重要さとか、ありがたさを考えると、一人しか聞いてない原稿はコワイような気さえしてきます。ただ、参加されていた聴覚障害者の方は、よく頑張っておられたんです。「聞こえない私にはできないわ」と諦めない姿勢が、きっと他の部分で大きく花開いていかれたと信じています。あれは、経験を積むための場だからこそできた、実験的な「仕事」だったのですね。その時の反省もあり、実験や訓練だけに終わらないように、きちんとした仕事のやり方を知っていただきたいと、今、あれこれ考えているところです。その「障害者就労支援団体」が組織変更(?)されるとの報せに、なんとなくログをたぐっていて、ちょっと思い出したので。
2006年01月08日
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テープ起こしを仕事にしたいと考える人なら、一度くらいは雑誌や新聞で、通信講座の広告を目にしたことがあるのではないでしょうか。数年前に「テープ起こしの通信教育」の業者が詐欺でアゲられました。あれ以来、ちょっと有名になったんでしょうかね、「テープ起こし」って。被害に遭われた方はお気の毒でしたが、さすがに「受講したら仕事がもらえるんでしょう?」ってなことを期待させるようなメデタイ呼び込みは、もう見かけなくなったんじゃないでしょうか。それでも、受講生募集WEBのどこを見ても、受講料の記載のない某大手なんかは、いったいナニを目的にやってるんだと、ちょっとアタマ痛いです。電話で問い合わせても「資料請求してください」としか言わないし、あの手この手で値段を聞き出したけど、個人情報の収集が目当てなのかなあ……。※すみません、これは去年の話で、めんどくさいので現状は確認してません。でも「仕事するには受講しないといけないんでしょう?」ってな思いこみが、なんとなくあるのは事実みたいです。そんなこと、ないない。(笑)だからって、「日本語が書ければ、誰にでもできる」なんてことは思わないほうがいいんですけどね。わはははは。だいたい受講したからって、仕事ができるわけではないんです、残念ながら。素質がなければ、しんどいだけです。この仕事。「素質ってナニさ」ってな話は、またそのうちに。(笑)けれど、仕事するのに必要な「ギョーカイの常識」を手っ取り早く仕入れるには、通信講座は便利なんだろうな、と思います。とはいえ、私の周りには、いきなり「反訳会社の試験受けに行って合格したから、それから研修受けて仕事始めたよ」という人も、結構いらっしゃいます。こういう普通の「教育」「研修」というルートも、ちゃんとあるんですよ。そういう会社は、機材の貸し出しとかもあったりして、なかなか好待遇(単価を除いて^^;)なんだそうです。話は逸れますが、最近トレンドな詐欺として有名な「間取り図作成」。うちが最初に手がけた仕事がこれで、よく考えてみたら、上記の反訳会社と同様、研修と機材の斡旋(貸し出しではなく報酬からの天引き)がありました。単価がみるみるうちに下落し、ナニがなんだかわからなくなって、手を引きましたが、ずいぶん勉強させていただいたもんです。閑話休題。「そんで、あんたはどうやねん」とな。(笑)はい、ご想像どおり、通信教育は一切受けておりません。(これは、考えがあって受けなかったんじゃなくて、受けたって続くわけないからです(爆))会社の研修に至っては、そんなんあることも知りませんでした。んじゃ、どうやって仕事を始めたのかというと。とある編集者の方に、10分の起こし原稿を見ていただき、特に問題がなかったのに気を良くして、そのまま営業に突入したんです。ノウミソを通過させてきた活字の量は割と多かったんで、まあ、活字にできるような文章を作ればいいんじゃろ、と。(笑)「調査」ということにかけても、福祉の仕事柄、人並み以上のしつこさを持ってましたんで、そういうのは得意だったんですね。パソコンを始めた頃から、PC要約筆記が身近にありました。しゃべってる言葉を文字にするためにパソコンを使う、ということに抵抗がありませんでした。何より、その時に「テープ起こし」について調べたら、視覚障害者の仕事として訓練している施設がある。そんなこんなで、やってみようではないか、というのがキッカケなのでした。仕事を始めてからですが。お友だちに、通信講座のテキストをいただいて、勉強したことがあります。いえ、あの「ヒトサマにお教えするための勉強」ですけど。なかなかいいこと書いてあるんですよ、テキスト。よくまとまってます。反対に私の話はいっこもまとまりませんな。まあ要するに、通信教育受けるのは必須ではないということだけ、聞いておいてやってください。余談。あの「詐欺事件」以来、うちが無料でやってる「テープ起こし講座(笑)」も、受講者募集すると「どうせテキスト売りつけるための詐欺だろう」と、ずいぶん叩かれました。(泣)だから~。市販のテキストしか使わないって言ってるのに~。福祉施設だからタダだって言ってるのに~。いや、すごかったですよ、ほんとに。ナニを言っても無駄、という人がいるんだなあと、感動しましたわ。それくらい疑ってかかるほうが、怪我しないのは確かですけどね。(^^;
2006年01月07日
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以前、ぺんぎんブログで書いた焼き直しです。しばらく焼き直しが続くと思いますが、ご容赦くださいませ~。さてさて。テープ起こしって、どんな仕事でしょうか。ヘッドホンかけて、高速でタイプして、なんだかかっこよさそう?……こちらが一番、テープ起こしの仕事の本質を表現してると思いますので、ひとまずご参考までに。楽しい?テープ起こし希望であふれる初心者さんには、目の毒かもしれませんが、現実ってこんなもんですから。(^^;表向きには「居ながらにして知らない話も聞けて、勉強になりますよ」とか、美辞麗句(笑)を並べたりするんですが。他人さまの話に、一人でツッコミ入れながら、ただひたすらキーボードを叩き、辞書やWEBと格闘し続ける、なかなか孤独な仕事です。ヘッドホンかけてると、絶対に無駄話しながら仕事するなんてできないからねぇ。
2006年01月06日
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いつからでしょうね。組版での決まりである「……」三点リーダーの代わりに「・・・」を使うのは間違いです、という話が出てきたのは。(笑)こちらのブログでは、わざと「・・・」を使わず、セオリーに従っていますが。パソコンの表示としては、「・・・」のほうが視認性も高く、ニュアンスが伝わるような気がして、私は普段「・・・」派です。組版のほうでも、古い決まりが廃れてきてるようなところがありますし、それを後押ししてきたのが、パソコンで表示される文章なんだろうなあ、と思います。ですから、なにもWEBの文章にまで組版ルールをもちこんで、窮屈な思いをすることもあるまい、と。今、気づいたのですが、Macでの表示とWinの表示では感じが違います。・・・と……。(^^;そうかぁ、Win(たぶん標準的な環境)だと間延びしますねぇ。・・・って。ふーん。でもね。テープ起こしの原稿の場合、ある程度は印刷物を意識してもかまわないのではないでしょうか。プリンタで出力するのでも、ちょっと組版ルールを知ってると、プロっぽい仕上がりになるんですから。そんなとこに拘ってないで、聞き取りなり表記なりに注力せよと?はい、ごもっとも。(笑)
2006年01月05日
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これも毎回出てくる単語です。「行った」と書いてあって、オコナッタと読む場合と、イッタと読む場合があります。これも悩んだあげく、「おこなった」をひらがな表記にしていたことがあります。でも、如何せん、ひらがなが多いとアタマ悪そうなんですよね。うーん。現在は「行なった」と、余分に送りがなをつけることでしのいでいます。これも初期入力の段階では必ず、余分に送っておきますが、資料等を参照する場合は、資料の表記に合わせます。検索置換で一気に修正するには、このほうが早いからなんですね。この単語も「カタ・ホウ」同様、こちらの思惑どおりに読んでもらえるかどうかはわかんないわけですよ。もちろん。でもまあ、間違って読まれる確率が、せめて半分になるかなあと思いながら、そういうことをしてます。聞き取りは完璧にできた。入力だって、一つの間違いもなく仕上げた。表記も不明語もきちんと調べて、さあどうだ~!……と思っていても、読み手がどう読むかまで指定できないわけですわ。それでもせめて、少しでも読み手の意識を誘導できないかと、日々もがいていたりするんですね。そんなことより、きちんと辞書に沿った表記をすればいいではないか、というご指摘。ありがとう。(笑)
2006年01月04日
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たいていの起こし原稿に、必ず一度は登場すると思われるような、ありふれた単語。コイツらが私の悩みの種なんです。どちらも「方」と書きますよね。一応、記者ハンドブックも参照。どう発音されたか、どうやって見分けるんでしょう。意味から類推しても、どちらでもかまわない場合もある。「あちらの方」と書いてあって、何気なく「ホウ」と読んでたら、そこに居た人を指してたとか、そういう「あれれ(^^;」ってのが、私はキライです。「思わぬひっかかり」のない文章を目指してるんですけどね。仕事では。ですから、自分の脳内辞書に準拠して「カタ」は「方」、「ホウ」は「ほう」と表記することに決めています。そう、断固(笑)決めたんです。……ですが問題は。だからって、読む人が私の思い通りに読んでくれるとは限らない。総ルビならまだしも、普通、そんな簡単な単語にルビなんか打たないもの。ならば、ほんとに書き分ける意味があるのか?かつて、苦肉の策で、どちらもひらがなで表記してたことがあります。でもそれでは、やっぱり読みにくかったんですね。アタマ悪そう、に見えないギリギリのかなの量。文字の並びを眺めてみて、不自然でない程度の漢字量。そういうのを模索して決めてるんだけど、なんだか釈然としません。だったら潔く、どちらも漢字にしてしまえばいいのでしょうか。もしかしたら世の中は、とっくにそんなことに気づいていて、だからどちらも漢字なのでしょうか。毎回必ず出てくる単語だし、いいかげんに諦めればいいものを。ホウでもカタでも、要は内容が伝わればいいんですけどね。
2006年01月03日
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テープ起こしをしている人は、たいてい決まった(あるいは指定の)表記辞書を使っておられることが多い……はず。実は私、ずいぶん長いこと、市販の表記辞書を使わずにおりました。えっ、そんなずっこいことしてええんかいな、というお声はごもっとも。それがですね。表記ってのは、自分で決定するもんやという意識が、ずいぶん前から強かったんですわ。遡ることウン十年前、とある現代詩の同人誌に参加しとった時分、いえ、あの^^;。最年少だったんで、いろいろ教えてもらったんですが、そのオシエにあったんですな。日本語の表記ってのは、自分で考えて決めるもんやぞ、と。加えて、いっとき、ガッコで(やむなく)国語なんぞも教えたりしとりましたんで、一応、ガッコの方針ってのを基本にしてたりもしたんです。要するに、自分の脳内辞書に準拠した表記であると。今でも、その方針は変わっていませんが、辞書はもともと好きですし、読んでみようかな、と思って購入しました。いや、やっぱりええもんですな。辞書、辞典。書いてあるやないですか、ちょっと悩んだアレやコレ。ああ、これやこれや、と胸をなで下ろしたことも幾たび。……話がどこへ行くのか、わからんようになってきましたけど。それでも、納得いかん表記もあるわけです。特に「交ぜ書き」ってのは、世の中では仕方なく使われてるわけですが、やっぱりなるべく使いたくないのが人情やないですか。幸いにして、うちのお客さまは「エンドユーザー」であることが多い。いや、たぶん全部そう。「この仕事は記者ハン使ってね」なんてこと、一度だってありません。で、イキオイ、好き勝手な表記を極めることになるわけです。なんてシアワセ。でもね、それは、それなりに辛く険しい道のりだったりして。表記辞書も参考にします。ネットでの使用例も検討します。情報の海に溺れて沈没したりしながらも、なんとか納得できる表記を拾い上げることができれば幸い。そういうのをアホだ、邪道だと、言われれば反論できませんが。「なんで、この言葉をこの表記にするのか」というコダワリが、言葉を拾い上げる丁寧さにつながると信じながら、今日も「好きじゃん辞書、買うたけどよう入れへんねん~」と努力もせずにつぶやいているのでした。音を文字にする過程で抜け落ちるたくさんの情報。音を文字にすることで加わってしまう、予期せぬニュアンス。そんな矛盾の先に見えるのは、やっぱり濁流なんでしょうかね。わははは。奥が深い仕事です。テープ起こし。
2006年01月02日
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私は、しがない兼業オコシストです。「テープ起こしのプロです」と不遜にも自分では思っていますが(笑)、日々の仕事は、あまりテープ起こしに関係なかったりすることも多いです。おまけにテープ起こしの仕事には、使い慣れたMacではなくて、Windowsを使っています。せっかくですから、Windows環境に慣れるために、テープ起こし関連の記事をこちらに残していこうと、ブログを作りました。だいたいが、どうやったら日本語入力に切り替えられるのかすら、きちんと把握できてないのですから、いけません。(^^;もうちょっと仕事の道具として、まじめに使いこなせるようになりたいものです。基本的には、はなまる広場の障害者の就労支援事業の一環として、まとめていくつもりです。視覚に障害のある利用者さんもおられますので、読み上げが容易なブログに引っ越すかも知れませんが……。(^^;障害者が仕事をする。パソコンのおかげで道が開けたとはいえ、まだまだ簡単なことではありません。一人でも多くの「就労困難者」の方に、仕事をする喜びを感じていただきたくて、10年前からさまざまな仕事を模索してきています。テープ起こしも、そのうちの一つです。特に、視覚に障害のある方でも可能な業務として着目してきました。おかげさまで、受注は順調に増え、固定のお客さまも多くなりました。たくさんの同業者の方に、お手伝いいただきながら、勉強もさせていただいています。こちらでは、実際の仕事をこなしながら、思ったこと、工夫してきたこと、悩んでいることなどを、ぼちぼちと書いていこうと思います。本家ブログ、ぺんぎんの濁流ともども、よろしくお願いいたします。
2006年01月01日
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