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細い眼。ポーカーフェイス。主食ーバナナ。職業ー私立探偵。元刑事。
そして同じく職業ー私立探偵の元ヤクザ、白兎を飼っている【長田】。
この二人に、新劇女優の【冴子】が出会い話がはじまる。


花村萬月のデビュー2作目だそうです。
あまり本屋などで見かけた覚えもないし、タイトルを聞いてもピンとこない。
だが、そこは流石萬月。なかなか良かったです。

猫、長田、冴子。
そこに、美少年・金髪ピアス・バイク乗りの高校生、猫の息子【タケ】も絡んでくる。
そして、長田の元に来た一つの依頼が事件を呼ぶ。


ギラギラ度、のめり込み感のようなものは(雑な表現だこと)
少々おとなしく、物足りないと感じる人もいるかもしれない。
が、逆に言えばそれほど構える必要もなく、とっても読みやすい。
(と、いいつつも、それほど花村萬月を読んでいるわけではない。4作目かな)
それでも、やはり暴行シーンなどはありますけど。

ちょっと青臭いような部分、消化不良気味な所もあるが、花村萬月が出来上がっていく過程を見るようで、むしろ好ましく、こういうのもいい。
語り手を【冴子】にしているのも、逆に新鮮に感じる。
猫の底知れなさがもっと書き込まれていればさらに良かったと思う。

徳間文庫で、続編 『猫の息子』 が出ているようです。
(はじめに『眠り猫』が刊行されたのは1990年9月のようだ)
そのうち、新潮文庫でも出るのかな?待つか。

『眠り猫』 花村萬月 新潮文庫 (平成16年2月発行)





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最終更新日  2004年08月07日 11時35分04秒
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