全342件 (342件中 201-250件目)
清海さん、私もリストラの対象になった経験があるんですよ。そのとき、私の心にも、オニが住んでました。今から24年前、下の子どもを出産する前。産休(1ヶ月)前になると、やんわりと肩たたき。辞めないと言うと、今度は2人がかりで説得に来ました。産後、一ヶ月、家に電話がかかってきて3度目の肩たたき。産後、一ヶ月、会社へ行ってみると、私が座ってた席には、見知らぬ女性が座ってました。私は、机もイスもなく、仕事もありません。お茶くみも新しい女性がしていました。仕方なく古い机とイスを探してすわり、メモを作ったり、会社の周りを掃除したりタオルを洗ったり・・・。哀しかった。悔しかった。孤独でした。・・・・。会社を辞めなかったのは、意地、会社へのいやがらせでした。その頃のモノクロの写真があります。若いけど、哀しい目をした私が、そこにいます。9ケ月後、元、私の机に座っていた女性は出産のため、会社を辞め、私は再び、仕事を取り戻しました。その後、私は友人に恵まれました。彼女や彼らの生き生きとした、会話や笑顔がを見て私は反省しました。私に足りないのは、笑顔だったと・・・。 以来、私はお笑い系。一緒に笑いましょうよ。ほら、諺にもあるじゃないですか、「笑う門には福来る」って。「笑顔のチカラ」ってけっこう、すごいんです。*******てれてれテレビ11/29******探偵!ナイトスクープ*精霊流し******11月の映画*****★「OUT」*2回★「ゴスフォード・パーク」
2002.11.30
コメント(0)
清海さん、元気になった? 日記を読んで、清海さんて、なんて繊細な人と思った。のんびりやの私は、ちょっと羨ましいくらい、繊細。芸術が好きっていうのが分る気がします。清海さんの日記を読んでたら、*「人から求められる人の共通点」*という本を思い出しました。 --------------------------------●人の心の傷みを、自分の傷みと感じられる人現代人の心がもっとも失っている感覚のひとつが「心の感覚」ではないだろうか。・・・失われていると思われるのは人の心の痛覚へのおもいやりや配慮である。・・・「人の心の傷みを自分の傷みのように感じることの大切さ」などと言っても「なに、きれいごとをいってるの。そんなやさしさなんて、この競争社会では、かえって邪魔なだけで一文の値打ちにもならない」ときつい反撃をくいそうな気がする。・・・しかし本当に人は、単なる競争関係の中だけの存在で生きられるのだろうか。競争社会の勝者は、本当に人間としての勝者でありうるのだろうか。・・・人へのやさしさ、あるいは人の傷みを自分の傷みと感じる心は、ことによると、人の心を支えると同時に、その人自身の心を支えるバックボーンとなっているのかもしれない。人に対するやさしい心は、じつは、なにより自分の心を保つための滋養となっていたのかもしれない。人の心は、・・・現実的、功利目的を越えて、もっと本質的なもの、人が人として生きるために真に必要なものに向かって存在しているのかもしれない。そうでなければ、無価値といわれそうなやさしい心、人を思いやる心に接したときに、なぜ、あれほどの感銘を受けるのか説明がつかない。 ------------------------------------悩まないで、やさしい人、きっといるから・・・。清海さんの風船、壊さないで、空に、とばしましょう!**人から求められる人の共通点**~なぜ、この人は人の心を魅きつけるのか~ 斎藤茂太著 新潮社●くったくがあるから、その分楽しくなる。●便利すぎても人と人とは不便になる●きちんと休んで、きちんと無理をしよう
2002.11.29
コメント(0)
生きることがうたうこと・・・・・うたうことが生きること。なんてことない24歳が生み出した感じやすくひたむきな言葉。三十一文字(みそひともじ)を魔法の杖にかえ、コピーライターを青ざめさせた処女歌集。空前絶後のベストセラー。 俵 万智 「サラダ記念日」 河出書房新社日記を書くとき最後の文を何にするか迷う。で、そんな時私は、俵 万智の「サラダ記念日」の中の歌を使う。下に書き出したのが、今まで使ったもの。これを見ると自分が何を書いたかすべて分る。便利やわ、ホント。*思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみしねまの日記 2002/09/26(木) 写真~故郷とは生地にあらず「家族」という花ことば持つ花咲くところ~ しねまの日記 2002/10/09(水) 口上(こうじょう)でこ *大きければいよいよ豊かなる気分東急ハンズの買物袋しねまの日記 2002/11/04(月) ♪お買い物*ハンバーガーショップの席をたち上がるように男を捨ててしまおうしねまの日記 2002/09/29(日) 「『捨てる!』技術」*たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になるしねまの日記 2002/11/05(火) グリンのセーター*初めての口づけの夜と気がつけばぱたんと閉じてしまえり日記しねまの日記11/11(月) ライコスでんねん。*真青なる太陽昇れ秋という季節に君を失う予感しねまの日記 2002/10/17(木) 別れのお茶会:懐石・器・一期一会*わけもなく旅立つ人を追いきれずかわりばえせぬ我の日常しねまの日記 2002/10/24(木) 「女遊び」*「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日しねまの日記 2002/07/06(土) ごちそうさん歌・サラダ記念日*白菜が赤帯しめて店先でうっふんうっふん肩を並べるしねまの日記 2002/11/10(日) ごちそうさん歌・白菜*送られて来し柿の実の柿の色一人の部屋に灯りをともすしねまの日記 2002/10/30(水) ごちそうさん歌・柿*紫のもっとも淡き人群に想いをのせんあじさいの花しねまの日記 2002/06/28(金) 「イリスの庭」*玉ネギをいためて待とう君からの電話 ほどよく甘みでるまでしねまの日記 2002/09/18(水) :ごちそうさん歌・たまねぎでも、本当は自分の作った歌で締めたいな・・・。今日は、日記の整理をした。(ひとりごと) ◎◎◎えこもどき◎◎◎ ●もらい物の服を着る。 友だちがくれた服。もう一人の友人と、ジャンケンして私が勝ち取ったもの。負けた友人は、くやしそうだった。色は、もっと、シックなの。
2002.11.28
コメント(0)
しねまの日記 2002/10/17(木) 別れのお茶会:懐石・器・一期一会彩貴さま、ごきげんよう!しねまですことよ。*炉開き*、お済みになりましたのね。ワタクシ?もちろん、トーゼン、済みましたわ。オーホッホホホ・・・。(白鳥麗子笑い)ああ、しんど。普通に書きますね。道具のもつ、本来使われる目的とは違う、使い方をする、「見立て」って楽しい。 私の湯桶(ゆとう)もその例。本来は、茶会の食事の時に使われる、この湯桶を私は、中にガラス瓶を入れて、花器に「見立て」て使ってるってことは、以前日記に書きました。先日の炉開き。炉開きにつきものの、ぜんざいをいただきました。(ううんまかった。)その、ぜんざいの椀を乗せたお盆、これが、なんと黒塗りの器の蓋。この器、本来は、菓子器なんですが、その蓋をひっくり返しその上に、ぜんざいの椀と塩昆布の豆皿を乗せると、アラアラ不思議、アラ不思議、お盆になっちゃいましたよ♪私は、貝殻を夏限定の箸置きにしています。母が、味噌を小出しにするために使っていた小さなグレーの瓶や台湾で買って、一度も使わないうちに蓋を落として壊してしまった、ポットはキッチンツールを入れて、ご満悦。見立てを茶道だけのものにするなんて、もったいないですわ。オーホッホホホ・・・。**炉開き**風呂という道具に炭を入れ、窯をかけていたのが、11月の「亥の日」(11月1日、3日でもいい)を境に、畳にきった炉に変わること。当日は、悪よけにいいと言われる小豆のぜんざいを食べて炉開きを祝う。ぜんざいの箸は黒文字と杉の木で片方ずつ違う。食べ終わると杉の箸は折り、持ち帰るのが作法。亥の日には、炉開きのほか、コタツも始める。しねまの日記 2002/11/15(金) いのこ◎◎◎えこもどき◎◎◎●柔軟な考え方をもつ。この道具はこれしか使えないと思わずに、いろんな使い方を考える。なくても、代わりを考える。「ちよのだらだら日記」のちょっちちゃんは、部屋で洗濯物を干すことで加湿器効果を!
2002.11.27
コメント(0)
同感!!私も、市街地に残る里山が、巨大な体育館やプールになるということ知り、保存を行政にうったえました。しねまの日記 2002/10/02(水) *言葉が種になる*行政は、住民の強い、要望があるから作ると答えました。でも、そんな、話は聞いたことがない。それより、私たちのとった保存要望の署名は、どうするの・・・・。私たちは、住民じゃないのと「いかりのエネルギー」が充満したものです。スポーツにしろ、美術にしろ、ハード(ハコ)よりソフト(中身)ですよね。そんなとき、すばらしい美術館を知りました。「砂浜美術館」です。 -・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。砂浜が美術館だとすると・・・。「美しい松原」が作品です。沖に見える「くじら」が作品です。卵を産みにくる「海亀」が作品です。砂浜をはだしで走り、貝殻を探す「子どもたち」が作品です。流れ着く「漂流物」が作品です。波と風が砂浜にデザインする「模様」が作品です。砂浜に残った「小鳥の足あと」が作品です。(高知県大方町の砂浜美術館パンフレットより 。) -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・--・-・-・-・-こんな美術館なら、いくつあってもいいと思いませんか?◎◎◎えこもどき◎◎◎●古本屋を利用する。先日から、古本屋で本を売ってます。先日は1冊300円、7冊1000円。昨日、今日と古本屋めぐり。売った本7冊、700円也。買った本1冊、700円也。お金よりも、再利用ということで・・・。●買った本「昭和恋々」 ~あのころ、こんな暮らしがあった~ by山本夏彦 ・久世光彦
2002.11.25
コメント(0)
「風呂を直そう!」ある日、父さんが言いました。しねまの家の風呂は、風呂桶も、洗い場も、窯も壊れていたのでした。だから、近所で「もらい湯」をしていたのですが、父さんが直すことにしました。「山へ行くから準備をしなさい。」と父さんは言います。さっそく、家中みんなで、行く用意をしました。車力(しゃりき)と、父さんの呼ぶ、荷車を引っ張って、家から30分ほどのところにある山に着きました。この山の土は、粘りがあって、窯を作るのに、いいのだそうです。「さあ、掘ろう。」父さんは、さっそく、鍬で土を掘り起こします。しねまたちは、それを、集めて、持って来た、紙袋に入れます。これで、壊れている風呂の窯を父さんが直すのです。しばらくすると父さんは、木の枝を採りにかかります。父さんの親指とひとさし指を丸めたくらいの太さの木の枝をきります。この木の枝で、体を洗う場所を直すのです。土と木を車力(しゃりき)に積み込みました。「さあ、家に帰って、風呂を直そう。うちにも風呂が沸かせる。」と父さんが嬉しそうに言いました。父さんの嬉しそうな顔を見て、みんなも、思わず笑いました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「大きな森の小さな家」にはじまって、「大草原の小さな家」・・・・と続くローラ・インガルス・ワイルダーのお話は大好きです。で、今日は、ローラ風に書いてみようと思ったけど、はぁ・・・。これから、仕事が忙しくなるので、今日は、家のこともしなきゃ。その前に、ゆっくり、お風呂に入ろう。昨日は、仕事から帰ったのが、遅かったので、お風呂に入る気もしなかったもん。寒い日のお風呂は、ご馳走。
2002.11.23
コメント(0)
市民運動の基本エネルギーは「怒り」なのだそうです。はるか、弥生の昔から続いてきた田んぼは、アッという間に潰して、アスファルトの駐車場。川は魚の住めない三面コンクリート。諫早湾にいたっては、「なにすんねん、どんだけ、むやみな殺生したら気がすむねん。」と腹が立つ。プン、プン、プン。しねまは、ご立腹。たっぷり、怒った私は、エネルギー満タン。今日も絶好調なのです。怒りと反対のエネルギーに「よろこび」があります。私のよろこびは、ほんとうに、些細なこと。 *例えば、「子連れ狼」が旅に出た理由を知ったこと。*たまった食器を洗いあげたとき。*友人が電話してきてくれたこと。*いい映画を見たとき。*日記についても、よろこびは、いっぱい・・・。自分のまわりの小さな「よろこびの種」を見つけて、それを、育てたり、増やしたりしたいなと思っています。それが「よろこびのエネルギー」になると思うから・・・。そんな時見つけた「天使のメッセージ」。「神も仏もありゃしない」とふだんから思ってる私も、前向きに過ごす、おまじないのようなこのメッセージに、頷いています。★いつも、優しさで心を満たしたおきましょう。 あなたとかかわる人々がそれを受けとるでしょう。◎◎◎えこもどき◎◎◎●半分こ友人が、野菜(セロリ、広島菜と後一つはハーブ)を沢山、買ったと言って、半分くれました。私は、買いすぎた、肉を上げようと思ったけど、渡すのを忘れちゃた。でも、いつか、私がなんか余った物があったら半分こしよう。
2002.11.22
コメント(0)
ビルの屋上に木を植える「屋上緑化」、最近よく耳にしますね。タンポポを植えた、「タンポポハウス」や韮を植えた「ニラハウス」なんて有名だもんね。多くの傑作アニメの宮崎監督の「スタジオ・ジブリ」の屋上緑化も有名だし・・・。 ビルの壁面緑化は壁が傷むと言われます。確かにそう。でも、日本人の最近の家って、家というよりハコ。ハコの大きさ比べて、どないするねん。って感じです。だから、すぐ壊して、建て直し。まだ住めるのにですよ。家に対して、愛が足りないんですよね、愛が・・・・。ビルだって、すぐ壊しちゃって、もったいないし、そのごみのことを考えたら、むやみに壊せないのにね。昨日の新聞では、ビルの壁を傷めないように軽石を顆粒状にした骨材と1センチ角の繊維材料を混ぜ、セメントで固めたパネル「緑化基盤」をビルの前に取り付けるのだそうです。もちろん、その後のケアもしなければなりません。でも、それがビジネスとしてやっていけるなら、一粒で二度おいしいグリコどころか、温暖化防止、美観、それにビジネスと、まさに一石三鳥。植物は、心の潤いにも一役、かってくれる市民の共有財産になる事、間違いなし!!私も、すっかり家に根付いたノウゼンカズラに水をやりましょう。***************シンポジウム「街で緑と暮らすには」 ~市民は専門家と何をなすべきか~***************●日時 11月30日(土)14:00~17:00●参加費 一般1000円 学生500円●会場 芦屋市民センター・ルナホール●プログラム★講演 テーマ/建築緑化とは 講演者/(設計事務所所長) テーマ/なぜ緑化が必要か 講演者/グリーンプラザ代表★討論会 テーマ/都市で緑と暮らすには一市民は専門家と何をなすべきかパネリスト/*設計事務所所長*京都府立大人間環境学部教授*グリーンプラザ代表 *都市建築総合研究所所長*庭師*京都造形芸術大学教授・農学博士 *京都大学大学院教授*和歌山大学システム工学部助教授 ◎連絡 建築ジャーナル 06-6228-0346FAX. ◎◎◎えこもどき◎◎◎●◎えこニュース◎を知らせるこんな、いいシンポジュウムがあるよ。とかここに行けば、こんな◎えこ◎な商品が買えるよ。というニュースを広める。目指せ!◎えこ◎界のフランシスコ・ザビエル???
2002.11.21
コメント(0)
♪ツタのからまるチャペルで祈りをささげた日・・・。♪嬉しくて、ついつい鼻歌が出ました♪今日の産経新聞のトップに*ヒートアイランド現象*の対策として大阪府が「壁面緑化」で「街ひんやり」作戦という記事が載ってました。大都市で一番暑い、ナニワの夏をクールダウンするために「壁面緑化」を民官共同でやるという記事。「壁面緑化」というとなんだか、たいそうですが、「ツタの絡まるビル」にしようじゃないの、ということ。ビルの外壁にツタを絡ますことで、壁面温度は45度とした場合10~15度も下がるという実証済み。室内温度も下がり、省エネになる→クーラーをつける期間が短いからクーラーの廃熱が少なくなる。クーラーの廃熱が少ない分また、温度が下がるという、一粒で二度おいしいグリコみたいなお話。それに、緑の少ない大阪にとって、目で見る、涼しさというてんも大きいかも。実は、私も5年ほど前にその話を聞き、いいなと思い、さっそくやってみました。通勤の途中でいいなと思うツタがあったら、プチっと折ってきて、水に漬けておきます。すると、ああ~ら不思議、白い、根っこが生えてきました。それを、家の前に植えました。雨どいを伝って、すくすく伸び今では屋根の下まで行ってます。そして、今年の夏、待望のオレンジ色の花を2~3輪咲かせました。大阪のビルが緑で覆われたら、家の壁が緑で覆われたらと想像すると、ウキウキしてきます。**ヒートアイランド現象**都市化の進行で、都心の気温が郊外に比べ高くなる現象。エアコンや車の排熱の増加、水面や緑地の減少、道路舗装や、建築物の増加による放射熱や蓄熱によって起こる。大阪では1970年代と90年代を比較すると年間平均気温は16.1度が17度に上昇。最高気温が30度以上の真夏日が年間65日が72日に、最低気温が25度以上の熱帯夜が27日が38日に増加している。この日数は東京、大阪、横浜、名古屋の4大都市で最多となっている。 (02.11/20産経新聞)
2002.11.20
コメント(0)
同感、同感!!私は、特に、家電や家具、道具類の過剰な「おしゃれ」がダメなタチ。今でこそ、「無印良品」なんかで、シンプルな家電や道具があるけど、以前は、腹がたってました。「なんで、炊飯器に、花柄つけなあかんのん。」とか「ポットに、花をつけるなちゅうねん。」とボヤいてました。今、使ってるポットは10年くらい前に買ったんだけど、その頃、まだシンプルなのが無かったの。探して、探して、やっとみつけた、模様の殆どない白いポット。「母をたずねて三千里」ならぬ、「ポットをさがして、30キロ」くらい歩きました。5年前に、理想の姿のポットをGet!!両方とも、大切に使ってますよ。しねまの日記 2002/11/14(木) 「私の部屋」・・・伝えたい日本の美しいもの私が以前、愛読していた雑誌「私の部屋」の「伝えたい日本の美しいもの」という連載がありました。その中で、気に入ったのが「用の美」という言葉。 そこで、この湯桶(ゆとう)なる道具を紹介してました。私も湯桶を持っていますが、黒い、漆塗りの、そっけないほど、シンプルな形。けれど、持ち手の具合や、注ぎ口の角度からリンとした存在感が漂ってきます。実用のみ追求する・・・そこに究極の美が生まれる。何も足さない、何もひかない。これぞ、「用の美」!!と私は、以後、「用の美」街道、まっしぐら。本来は、茶道で使うこの湯桶、私は、中にビンを入れて、お正月に水仙や松を活けます。◎◎◎えこもどき◎◎◎●電車に乗って、映画「ゴスフォード・パーク」を見に行くしねまちゃんぷるー 2002/10/09(水) ゴスフォード・パーク ★★★★一人や二人で乗る車より皆で乗る電車の方がえこ度は高い。これから高齢化社会でになるから、電車のはたす役目は大きいと思う。詰め詰めの「いわしの缶詰」はチト困る。きまぐれダイアリー 2002/11/16(土) かんづめイワシの気持ち
2002.11.19
コメント(0)
ビックリした!!私の「日本昔話」をそんなふうに読んでいただいてるなんて、すごい、びっくり。同い年の都会育ちの口の悪い友人は、私の昔話に、「それ、日本昔話やんか。」とか「オマエ、年、ごまかしてるやろ、ホンマは、黒柳徹子と同い年なんやろ。」と、からかいます。つい、40年あまり前のことなのに、都会と田舎では、大きな格差があったんですねぇ。それにしても、なんで、こんな、過去のことがよく思えるのでしょう。お金が無くて、給食代や、教科書代は、いつも「忘れました。」と言っていたのに・・・。食べ物は、貧しかったし、お弁当だって、麦飯が恥ずかしかったのに・・・。テレビもラジオも家には、なかったのに・・・。それは、家族が今よりもっと密接な間柄だったから・・・?地域がもっと、繋がっていたから・・・?自然がもっと、豊だったから・・・?時間がもっとゆっくり流れていたから・・・?それとも、現実が充たされてないからでしょうか?きっと、どれもそうなんでしょうね。今、私の心の中には、つらかった思い出も、時間というフィルターで濾過されて、美しいものだけが、残っています。*******言葉のものおき*******現実。それは哀しみの異名、である。・・・・現実に幸福を感じるとき、その幸福感は、その人間の空想の部分の中に、少なくとも空想の混じりあったところに、存在するのであって、決して現実そのものの中に存在しないのである。正確に、現実の中だけで幸福だ、と言う人があれば、それは遠い祖先の猿から、あまり進歩していない人である。 森茉莉 「贅沢貧乏」<新潮社>
2002.11.18
コメント(0)
私が8歳の頃まで家の風呂は壊れていた。夏は行水で、済ませたが、冬は、村中の家をもらい湯をしてあるいた。村の中でも、皆、毎日焚くというところは、そんなに無かった。焚くと「今日は、うちに、風呂を焚くから、おいで。」声をかけてくれる人がいた。言われると「ほんなら、風呂をよばれに行こう」とホイホイと出かけた。風呂をよばれる・・・風呂は、ごちそうと同じく、「よばれる」ものだった。子ども心にも、遠慮はあったが、風呂を待つ間の大人の話を聞くのは、おもしろかった。ウラのクマさんは、村には珍しく、植木職人で、町の暮らし振りを伝えてくれた。「町には、便利なもんがある。」とクマさんは言った。「寝ている間に飯が炊ける道具がある。」「ほー、そうか!!」と父と母は、感嘆の声をあげたが、私は、信じられなかった。「寝ている間に、ご飯が炊けるなんて、考えられない。」子どもの私は、心の中でつぶやいた。「クマさんは、女道楽で、女を泣かせてばかりいる。」と母が父に言ってたの聞いたことがあったからだ。そんな、クマさんの言うことは、信じられない。ご飯を焚くには、米を研いで、クドに火を焚きつけて、はじめ、チョロチョロ、中パッパ、と火加減を気にしながら、焚かなければいけない・・・。寝てる間に炊けるなんてありえない。と思ったが口には、出さなかった。水道が無いので、熱くても、我慢した。ぬるくても、焚いてと言えなかった。今日は、休みで、のんびりと家にいた。お風呂も、自分の好きな温度で、ゆっくり入った。すきなだけ、お湯が使える。石鹸も、シャンプーも、リンスも、タオルも、バスタオルもある。考えると、なんと、贅沢なことか・・・。ずいぶん前に、風呂についての本を読んだが作者は確か森崎和枝」本のタイトルは「湯かげんいかが」だったと思うのだがPCで検索しても、はて、見つからない、もう一度読んでみたい本・・・。◎◎◎えこもどき◎◎◎●風呂の残り湯で洗濯風呂を使った後、洗濯機に湯を入れて、洗濯する。湯が温かいうちが、石鹸が溶けやすいし、水の節約にもなるので・・・。以前は、風呂から洗濯機に湯を移すとき、バケツでやってたが、今は、ポンプ式のを使っている。
2002.11.17
コメント(0)
森鴎外の最高傑作は「山椒太夫」でも「舞姫」でもない。森茉莉だ。という人がいるが、森鴎外に溺愛された、お嬢さまの茉莉は、言いたい放題。貧乏になって、ひとりアパートで暮らすのですが、彼女は、それを「アパルトマン」とフランス風によびます。セーター(森茉莉はスウエタアという)一枚、石鹸ひとつ、卵一個にも彼女の美学があって、おもしろいったらありゃしない。「贅沢貧乏」は、オススメです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~大体、*牟礼魔利(むれまりア)*や野原野枝実は馬鹿かもしれないが愉快な人間である。日本では愉快な人間というものを解さない。人間は制服を着たように同じでなくてはいけなくて、又実に皆よく似ている。アパルトマンの主婦たちを見ると、頭の中も髪の縮れかたも、スカアトも、同じで、「お暑くなりました」「よく降ります」「寒くなると心細いわね」「お菜(な)が高いわね」「お宅じゃお餅黴(か)びない?」「もうお花が咲くはねえ」これが毎年毎年、一言半句も違わない。子供を見れば「可愛いわねえ」と言い、言われた方は「きかないんですよ」と、答える。それ以外の会話は染めものの話とスウエータアの編み直しの話で、お菜(さい)については秘密主義である。子供たちは、学校から持ってかえった話はおふくろとは無縁だから裏の空き地で友だちと喋る。子供の会話には文学も科学もあるが、おふくろの会話の中には何もない上に一世紀ずれている。~~~~~~ 森茉莉著「贅沢貧乏」<新潮社>**牟礼魔利(むれまりあ)**森茉莉をもじって小説の主人公につけたもの。また、野原野枝実は萩原朔太郎の娘で森茉莉の親友、萩原葉子がモデルといわれる。◎◎◎えこもどき◎◎◎●えこ友だちをふやす。一人でやっても、アイデアはしれてます。だから、◎えこもどき◎ならぬ◎えこメイト◎を増やしてアイデアをもらう。マドモアゼル・ふわふわのコーヒーフィルター、いいな。(^-^*)湖に浮かぶ落ち葉 2002/11/14(木) RE:◎えこもどき◎
2002.11.16
コメント(0)
*「いのこ」*の日、父が「いのこ鎚」とよばれる藁で作った野球のバットのような物=藁苞(わらづと)を作ってくれました。夜になると、みんな、それぞれ、いのこ鎚を持って集まります。そして、♪いのこの夜ーさぁ~、ボ~テボテ餅~、搗かん家にゃ/鬼産め、蛇産め/角のはえた子産めと、はやしながら、いのこ鎚で各家のニワを叩くのです。それぞれの家では、小銭を子どもたちに与えます。村落の個数は30軒。それを、全部廻ると、子どもの大将は、みんなに、お金を分けます。駄菓子のオヒネリをくれる家もあって、それも皆で食べます。しかし、今考えると、いのこの歌って、オドロオドロしていて、こわ~い。**いのこ**今日、亥子(いのこ)祭は新暦の11月亥の日になっているが、本来は旧暦10月亥の日。・・・ことに関西は盛んで・・「亥子節供」の呼び名もある。亥子の名の起こりはわらないが、もともと休みの日とされていた10月の望の日(15日)を1年12ヶ月の12支にあてはめると、正月を寅として順次送っていく暦の基本から、10月が亥の月にあたるので、その中の日をもって、祭の日としたものかといわれている。また、猪は多産というところから、女性の多産、稲作の繁栄をかけたものともいわれる。こうした、刈上祭として、「亥子祭」に対応する行事として、関東から中部にかけての「十日夜(とおかんや)」がある。旧暦の10月の10日で、この日は春に山から里に降りて田の神となり、農作業を見守ってくれた田の神が再び山に帰られる日だという。・・・亥子祭と同じように、子どもが藁苞で地面を叩いて回る地打ちの行事が行われる。また、この日からコタツをですということで、季節の一つの変わり目としたのである。 「民具の歳時記」岩井 宏實著<河出書房新社>■追記■文学の中の「亥の子」●公家社会においては、亥(猪)は多産であるというところから産育の象徴とされ、この日に亥子餅をつくった。その風は、すでに「源氏物語」や「蜻蛉日記」にみられる。●亥の日は月に2回ないし3回あるが初亥を祝うのが普通である。しかし、江戸時代になると、最初の亥の日は武士、次の亥の日は農民第三は商人と分れて祝う習慣が生まれた。大阪では近松門左衛門の「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」に「おととしの中の亥の子に炬燵明けに祝儀とて・・・」とあり、井原西鶴の「世間胸算用」にも「中の亥の子を祝う餅の米・・・」と、さすがに商人天下の町だけあって武士に次いで中の亥の日を祝ったらしい。 *亥子は漢字で玄猪と書いて「ゲンジョ」「ゲンジョウ」と読み、これを誤って「ゲンジュウ」ともいった。 「民具の歳時記」岩井 宏實著<河出書房新社>
2002.11.15
コメント(0)
ゴホン、ゴホン、ゴホン。「女遊び」が過ぎて風邪をひき、今日は会社を休んだ。本当は、たいしたことは無いけど、休める時に休まなきゃね。こんな日は、本の整理でも・・・。「これ、どんな本だったかな?」とか「ああ、この本。あの、フレーズは、どこだったかな。」「これ、まだあったんだ。なつかしい。」・・・・・。散らかった、本棚の整理でもしようと思ったのに、よけいに散らかった。その、散らかった本の中に「私の部屋」という隔月刊雑誌がある。今から30年近く前に創刊されたインテリア雑誌。今、巷に何種類もあるインテリア雑誌の草分け、はしりともいう本でした。インテリアは、もちろんのこと、暮らしのアイデア、や考え方など、今みてもちっとも古くないんです。 今では、すっかり、お馴染みになった、「パッチワーク・キルト」、「ポプリ」、「ハーブ」、「Do It Your Self」「チープシック」、「骨董」・・・・。これらを私が初めて知ったのは、「私の部屋」。「チープシック」な暮らしの提案者、鶴田 静は当時、アルバイトで5万円で生活をしていた。「ポプリ」という言葉をひろめた熊井 明子は、熊井 啓監督夫人で台所で、エッセイを書いていた。「ハーブ」の第一人者の広田 せい子は、主婦だった。「私の部屋」の中で特に、好きなのは、デザイナーの水野正夫の「伝えたい日本の美しいもの」という日本の文化再認識の連載エッセイ。誌上に繰り広げられる、パッチワークや、洋風の暮らしに憧れつつ、「やっぱり、これやな。」と本物のもつ、すごさに感嘆した。今も、「ガーデニング」って、いいなと思いつつ、やっぱり、究極の庭は、日本庭園と里山やなと思っているのは、きっとこの本のおかげだと思う。*「私の部屋」は80年代の終わりに休刊になりました。*上のイラストはパッチワークのつもり。◎◎◎えこもどき◎◎◎●大切にする。「すてすて教」の私もこの「私の部屋」は全部は、処分できない。大切に活用すれば、捨てなくてもいいのだ。活用・・・・ねぇ。ううーん。活用・・・。
2002.11.14
コメント(0)
早寝早起き、よいこのしねま。昨日は早く寝たので、お目覚め、ばっちり。日曜日に1月に結婚した、上の娘が来て、一泊して帰った。この子は、現在、ぷー。プータローならぬ、ぷー娘。 3月に、下の娘とパリに行く相談をしていた時、5月の連休にも、安い、値段のとこを発見!!「お姉ちゃんも誘ってみよう。」とケイタイに電話した。出ない、出ない、出ない。早く、しないと、満席になると、彼女の会社へ、電話した。会社の人が出たので「○○、お願いします。」と言ったら、「○○は、もう、だいぶ前に退社しました。」だって。がーーーーん。「お姉ちゃん、会社、辞めたんだって。」と言ったら、「へー!!」と下の娘は、びっくり顔。気を取り戻して、もう一度、ケイタイに電話したらやっと出たので、「連休に、安い、パリ旅行があるよ。」と言った。「行きたい!!!」と言うので、即、3人で行く事になった。この時、私は、下の娘に言った。「お姉ちゃんが会社、辞めた事、自分で言うまで、こっちから、言うたら、アカンよ。」「ウン。」と下の娘は、返事をした。が、しか~し、次女は、私と別れるやいなや「お姉ちゃんが、会社、辞めた事、お母さんに、バレてるで。」とメールをした。帰ったら、長女から電話があって、「お父さんには、会社、辞めた事、ナイショにしといて。」と頼まれる。「うん、いいよ。そのうち、おりを見て話したらいいやん。」と答えた。 娘2人と私が、この小さな秘密をきっかけに、団結した。けっこう、嬉しかった。でも、まだまだ、アタマが痛くなるようなことがあろうとは、その時は知る由もなかった。平凡な、母親の、タワゴトでございます。◎◎◎えこもどき◎◎◎●土曜日に、こたつを出した。掃除が大変だから(って、掃除好きみたい)なるべく、我慢の子であった。(チャン)でも、部屋中を暖めるより、部分的に暖める方が、◎えこもどき◎。-------------------------------------------ぷー娘。2平凡な母親のタワゴトでございます。今年の1月に結婚した娘がこっそり会社を辞めていた。私と次女は驚いたけど、3人だけの秘密という、女の約束を守った。 パリに行くという数日前の日。一人暮らししている次女が、にんまり笑いながら、やって来て言った。「お母さん、この間、立て替えてくれた、旅行のお金、当分貸してな。」「今度、給料が出たら返してくれたらいいよ。」と私。「私も、仕事、辞めたから、当分、返せへんわ。」がーーーーーーん!!!「次女よ、おまえもか!!」 呆然とする私に、次女は、にんまり笑いながら「でも、次のとこ、もう決まったから・・・。職種は同じでも、これまでより、いいとこ。もちろん、正社員やし・・・。」と言った。旅行から帰ってすぐ、次女は、次の職場で働き始めた。まもなく、前の会社のボーナスと退職金が出て、お金は返してもらったが・・・。ほんとに、ふたり揃って、やってくれるじゃないの。だいぶたってから、二人とも会社を辞めたと知った夫は、怒る事すら出来ないほど、ショックを受けていた。帰りの飛行機の中で、彼女達は、私にもたれて眠っていた。アホな子ほどかわいいと申します。**************てれてれテレビ11/12*****************踊る!さんま御殿!!**プロジェクトX*金閣再建*精霊流し*坂口憲ニがバイオリニストをめざし、挫折しシンガーソングライターとしてデビューする役。
2002.11.13
コメント(0)
リトルダンサーさんも、ライコス三昧?私も、ライコスで日記三昧でんねん。私は、6月に日記を書き始めるまで、他人の日記を読んだことも無かったの。だから、みんなの、日記が、珍しくて、珍しくて、読んでは「おおおー!!!おおお!!!」と感嘆してます。イラストが上手い人、短歌や俳句が上手い人、説得力のある文章。するどい、感性。ユーモア、溢れる、文章・・・。みんな、好き。で、書き込みも、バンバン。メモもドンドン。ホント、はまってます。「それって、暗くない?」って、友達に言われたけど、「おもしろいから、書こうよ!」と誘ってます。みなさんの日記を読むと、私って、メチャ平凡、と思います。特に、リトダン(リトルダンサー)さんは、バレエにバイオリン、映画に読書・・・。趣味人やんか。いいな、いいな、と憧れております。これからも、ライコス日記メイトでいてね。~初めての口づけの夜と気がつけば ぱたんと閉じてしまえり日記~ 俵 万智◎◎◎えこもどき◎◎◎●自転車で通勤会社へは、自転車で15分。自転車にピッタリな距離。排気ガスは出さないし、運動になるし、その上、財布にも優しい、自転車通勤。
2002.11.12
コメント(0)
♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・ (なぜか、某NHKテレビの料理番組のテーマソングが流れてくる)みなさん、こんばんは。しねまの「ごちそうさん歌」の時間がやってきました。ナベがおいしい季節ですね。今日は、ナベに欠かせない、白菜を使った簡単な料理をご紹介しましょう。<材料>白菜、ツナ缶、塩、コショウ、醤油、<作り方>①白菜を切る②鍋に、白菜を入れ、ツナ缶を油ごと入れる③白菜が煮えてきたら、塩、コショウをする。醤油を少々たらすと香りもよくなります。そうそう、もし、カタクリ粉があれば、水で溶いて、最後にサッと入れると、あんかけ風になって、おいしいですよ。ナベ料理で、白菜が半分残ったら、ぜひ、お試しくださいね。では、また、次回をお楽しみに・・・。ごきげんよう。♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・~白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる~ 俵 万智◎◎◎えこもどき◎◎◎●紅茶をリーフティーにした。休みの朝は、ゆっくりモード。いつもは、テーバッグでバタバタすます紅茶も、茶葉をポットに入れて、ゆっくりと。
2002.11.11
コメント(0)
秋の木の葉は、恥ずかしがりで、顔を真っ赤に染めている しねま会社の前の木の葉が真っ赤に色づいて、ハラ~リ、ハラ~リ・・・。家の前の道も金木犀の落ち葉が、ハラハラリ・・・。落ち葉の季節ですねぇ。今日、11月9日の朝日新聞に、「落ち葉掃きの心得」というのが載っていた。***昔は、落ち葉の掃除の範囲について各地ごとの習慣があった。向こう三軒両隣の前の道、全部という所。両隣の敷地半分までという所。共通しているのは、自宅前さえ掃けばいいという考えはなかったこと。早起きした人が掃く。家に木があろうとなかろうと、お互い様だったのである。(民俗学者・神埼宣武)***今から10年前、父と母が、長年、椋のの木の落ち葉掃きをしたからと、町から表彰されるという。「冗談じゃない。」とヘンなとこで、こだわる父は、それを断った。「ワシは、自分の畑に入れるために、取って来たんじゃ。」そして、こうも言った。「ワシのマネをして、○○が、落ち葉を掃いとる。あれは、ワシらの落ち葉じゃのに・・・。」「落ち葉はごみじゃないと分って欲しい。」と農家出身の公園ボランティアの言葉。◎◎◎えこもどき◎◎◎●粕汁鮭のアラと酒の粕であたたまる・・・。お弁当に鮭を入れることが多いので、アラも食べないと、アンバランス。
2002.11.10
コメント(0)
しねまの日記 2002/11/06(水) :朝まで生テレビ体験記「なにぬかしとるんでぇ」その2.・・・テレビ討論会の本題から少しはずれたかも知れないが、そのテレビ討論会を通じて、差別される側のことを考えさせられてしまったのである。・・・そういうことがテレビ討論会の先生方を見てよく分った。現場の百姓の肉声を聞いてみようとする人は誰もいなかった。農学者の言うことは聞くが、現場の専門家である百姓の言うことはきかないという、農業、百姓に対する根強い偏見を打ち砕く必要があるし、百姓の側も下を向いて黙々と耕すだけでなく、ムラを越える社会性を身につけた物言う百姓をどんどん送りだすべきである。「物言わぬ農民」などと言われて、人から同情をかっているようじゃ農業はますますダメになる。全体の討論会の内容は僕と堀との言い合いということになるが、この堀という男、大前や竹村と「丙丁」つけ難いほどハシにも棒にもかからない男で、こいつが米が高い、自由化だと言う時、そこにある尺度は金とモノだけで、その渦中で右往左往する人間のことなど一切眼中にない。頭の中は金とモノを機軸にしてしかものを考えられないモノカルチャーだ。それほど単純な思考形態しかとれないのだから、あれほど厚顔無恥に知らないことをペラペラしゃべれるのだ。そしてその大好きな金とて、人間が物の流通のための手段として考え出したものにある現実感覚を伴った金------例えば30円でキュウリ1本買えるというような-----というものではなく、抽象化され記号化されてしまった金だ。それが証拠に、米が高い高いとオウムの如く繰り返しながら、米一升いくらするかすら知らなかった。そこには汗の一滴が生み出すものの意味を問おうとしない退廃がある。<続く> 麻野 吉男著「ギンヤンマが翔ぶ日」<富民協会>より*今日は、違うことを書こうと思ったけど、せっかく、「農」の問題で盛り上がっているので、昨日に続きます。空のつぶやき 2002/11/06(水) 「なにぬかしとるんでぇ」。。。?
2002.11.07
コメント(0)
~たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる~ 俵 万智寒い、寒い、寒い。ぶるぶるぶる。冬がやって来たので今日から、セーターを着て会社に行きました。セーターは色が楽しめるから好き。なかでも、お気に入りはグリーンのセーター。2枚あるんです。1枚は、フェミニンな感じの丸首。糸がやわらかい。白いフラットな襟を出したり、同系色のスカーフを巻いたり、楽しいです。もう1枚は、アニエスb・の少し糸が太いもの。(上のイラストのもの)黒い毛糸が少し混じっていて、奥行きがあります。これには、スカーフより、同系色のマフラー。以前、おしゃれな友人が「私たち、お金がないから、小物でカラーコディネートしよう。」と提案。私もそれにのって、グリーンのセーター、グリーンが基調のタータンチェックのスカート、それに、小物は、グリーンのタイツで、喜んで着ていました。昨日、電車に乗ったら、白い上下の服、白いブーツ、バッグも白という女の子に出会いました。彼女もカラーコーディネイト?ちょっと、やりすぎない??と他人のことは、冷静に見える私。今度、友人にアドバイスしてもらおう。手袋も出したし、これで、こたつがあれば、もう、どんなに寒くなっても平気なんだけど。◎◎◎えこもどき◎◎◎●箒ではく電気を使わないため、なんてことは、ないんです。掃除機の出し入れがめんどくさいから、たいていは、箒です。でも、結果的には、◎えこもどき◎。
2002.11.05
コメント(0)
♪お買い物、♪お買い物・・・♪♪♪今日は、沢山、買い物をしてしまいました。「捨てる!技術」を教典に、辰巳 渚を教祖と仰ぐ、私。「捨て捨て教」の教徒にあるまじき、行い、いやはや、面目ない。でも、今日の外出の目的は、買い物じゃなかったんですよ。以前から預けてある、帯が売れ残って、それを、引き取りに、行ったのです。母が倒れてから5年、少しずつ、母の持っていた着物を着物専門の古着屋さんに預けて、売ってもらってます。1000円から10000円までの値段。それでも、捨てて、しまうより誰かに使ってもらったら、着物や帯も浮かばれる。そう思って、自分のお気に入りは残して、あとは、せっせと通っています。今日も羽織と、絽の着物を1枚、置いてきました。売れ残りを引き取りに行ったついでに、古本屋さんに本を7冊。300円で買って貰いました。この頃は、タダでもいらないと言われることがあるので300円でも、いい方。家がその分、片づくしね。♪お昼を食べる。ブラブラしててら、保存ビンが、買って欲しいオーラを出していた。私は、片栗粉や、小豆、ごまなどなど、白い蓋のマヨネーズの空きビンに入れている。少し大きいものは、黒い蓋のコーヒーの空きビン。特に、マヨネーズのビンの大きさといい、ふっくら感といい、けっこう好き。だから、保存ビンは好きだけど、買わない。♪買わなきゃ、保存ビン。今日は「買って、オーラ」に負けて、買ってしまった。♪買わなきゃ、カラータイツ、寒いもんね。♪その後、映画、「OUT」。そうだ、こたつ、こたつ、今年こそ、こたつ、買わなきゃ。今度は「無印良品」へ。でも、気に入った、天板と大きさがない。ブラブラ、見てまわったら、化粧品に引っかかった。そうだ、化粧品、「無印」のはシンプルだから、洗面所が、ゴチャゴチャならない。♪買わなきゃ、化粧品。メイク落とし、化粧水、乳液、美容液。♪買わなきゃ、白いホーローの小ぶりの洗面器。♪次の日曜日、上の娘が泊まりに来るって言ってたから、この洗面器に、ゲストソープ、とタオルを入れて、出してやろう。♪お茶しなきゃ、サンドイッチも・・・。と言うわけで、今日は、買い物デー。で、肝心の、こたつは、買わずじまい。寒いよ~。~大きければ いよいよ豊かなる気分 東急ハンズの買物袋~ 俵 万智**********映画**************★「OUT」しねまちゃんぷるー 2002/09/11(水) OUT ★★★殺人が絡む映画だけど、悪いことをしてるという気にならないのは、まわりの人が悪すぎるせい?女の友情を感じたな。原田美枝子、好き。倍賞美津子と原田美枝子の演技は北島マヤと姫川亜由美のようという「しねまちゃんぷるー」の小麦さんの映画評、笑うけど、うなづける。
2002.11.04
コメント(0)
今日のうちに/遠くへ行ってしまう/私の妹よ みぞれが降ってきて/表は変に明るいのだ 「雨ゆじゅとて来てけんじゃ」・・・・・・・・・宮沢賢治の「永訣の朝」を習ったのは、高校生のとき。以来よく読みます。死んでいく、最愛の妹トシに「雨ゆじゅ=あめゆき」を食べさせようと、「鉄砲玉のように表に飛び出す」賢治。「永訣の朝」を読むと、きまって、父から聞いた父の妹・シゲを思い出します。父の妹は、結婚して間もなく、稲刈りの手伝いと秋祭いう口実で、里帰りしました。電話も車もない時代。シゲも私の父も祖父母も、彼女の里帰りを、どんなに喜んだことでしょう。ところがシゲは、風邪をこじらせ、肺炎になってしまいました。肺炎は当時、死の病。祖母は、秋も深まる寒い中、*「水ごり」*をとり、必死で看病しましたがシゲの容態はどんどん悪くなるばかり。どんどん衰弱していくシゲに家族の者は「なにか、喰いたいものは、ないか?」と聞きました。「スイカが喰いたい。」熱で乾いた口を潤したかったのかシゲは、そう答えました。稲刈りが終わった季節にスイカがあるはじずもなく、けれども家族みんなで、スイカをさがして歩きまわりました。「なんとかして、シゲにスイカを食べさせとうてな。」父から幾度となく聞いた話。その度に父の顔は、つらそうに言うのでした。うすあかく いっそう陰惨な雲から/みぞれはびちょびちょ降ってくる「雨ゆじゅとてちてけんじゃ」・・・・・・・・・蒼鉛色の明るい雲から/みぞれは、びちょびちょ沈んでくるああ、とし子死ぬという今ごろになって/私をいっそう明るくするためにこんな さっぱりした雪の一椀を/おまえは、私にたのんだのだ・・・・・・・・・昨日は、朝から雨。窓の外を眺めながら、ふと、「永訣の朝」を思い出しました。**水ごり**水をかぶって、神仏に祈ること◎◎◎えこもどき◎◎◎●冷蔵庫の整理2週続けて、生協は、お休み。冷蔵庫の中を片付ける、絶好のチャンス。あるもので、料理をつくる。昨日は、ピーマン1個、しいたけ2枚、人参、たまねぎハムで酢豚を作った。(どこが酢豚やねん)。肉が少しあったので、今日は、カレーにしよう。じゃがいも、人参、たまねぎは、いつもある。冷蔵庫いっぱいに物を詰めすぎると、その分、電気の消費量がいる。買いすぎないことは、環境にも、財布にもやさしい。だから、半分くらいがいいな。本当は、冷蔵庫がいらない暮らしがいいんだけど、そこは◎えこもどき◎。
2002.11.03
コメント(0)
子どもの頃からお喋りで「口上でこ」と呼ばれていた父から聞いた話です。しねまの日記 2002/10/09(水) 口上(こうじょう)でこ私の祖母は、手八丁、口八丁。そろばん片手に、山から採って来る*「フシ」*の仲買をしていました。フシは農家の大切な現金収入。みんな、きそって、山へ採りに行きます。そうすると、まだ大きくなってないのまで、採ることになります。だから、皆で、きまりを作り、大きくなるまで、採らないと決めます。ところが、どこにもズルイ人がいるものです。「フシのくちあけ」の前日に山に入って採り、隠しておき、さも、その日に採ったような顔をして、祖母に売るのです。でも、誰かが、見ているものです。○○さんは、前の日に、採ってた。そんなことを耳にすると祖母は、もうその人の採ってきたフシは買いません。掟を破る者を許していると、資源は守れないのです。「フシのくちあけ」とは、フシの解禁日、その日を決めるのは、人間と自然です。**フシ**ヌルデに虫がつくるコブのようなもの。私は、小さい時は、果物かなと思ってた。フシは昔は「おはぐろ」の染料に使われていたそうです。父が採りに行ってた頃、「おはぐろ」をしている人はいなかったし、何に使ってたんだろう。染料かな。聞いとけばよかった。◎◎◎えこもどき◎◎◎●裏紙を使用会社では、コピーには、殆ど、裏紙を使用。PCも半分は裏紙。以前は、「ケチ」とか「そんなんしても、会社は喜ばない」とよく、いちゃもんをつけられていた。最近は、みんな、変わって来た。いいことだ、うん。(^-^*)
2002.11.02
コメント(0)
「◎えこもどき◎」始めました。って、ゲストブックに書いたら 「それ、な~に??」と、あずーるさん。毎日の生活の中で、これってちょっと、エコロジー?と思うようなこと。そんな、たいしたことじゃないエコロジー。だから「花○」じゃなく「◎」のエコ。「◎えこもどき◎」です。TVのコマーシャルでやってる「チョボラ」あんな感じね。◎えこもどき◎を書こうと思ったのは、スエーデンの地域ぐるみの徹底した環境対策を先日、TVで見た時から。環境問題って、たいそうやわ。とか環境問題は、大事だけど、何をやったらいいのか分らないという人もきっといるはず。そんな人が◎えこもどき◎を読むと、きっと安心すると思うの。だって、そんなたいそうなことじゃないんですもん。そんな事より、こちらの方が、いいと思うよと言う、ご意見、ウエルカム。「えこ」と言うより「えご」と違うの?といわれそうな私の◎えこもどき◎のはじまり、はじまり!!◎◎えこもどき◎◎●牛乳パックを切った。 近くの市役所の出先機関がいつでも引き取ってくれるので、溜まっていたのを持って行きます。以前は、ビンで飲んでいたのですが、家族が少なくなって、紙パックに・・。牛乳パックは、バージンパルプを使用しているので、本当は、ビンにしたいんですが・・・。このへんが◎えこもどき◎。
2002.11.01
コメント(0)
へへへ・・・。ようこそ、お越しくださいました。(もみ手)ワタクシが、当、越後屋の主人、しねまでございます。越後屋が、来古巣(らいこす)の地で店を開いてはや、4ヶ月あまり。皆様には、いつも、いつも御贔屓にあずかり、この越後屋、心よりお礼申し上げます。越後屋では、この度、5000名さま、ご来店記念といたしまして、豊富な品揃えで、お待ちしておりますれば、今後とも、この越後屋を御贔屓に、角から角まで、(♪チョン)御(おん)願い上げ奉ります~。♪チョン、チョン、チョン、チョン、チョン・・・・。しねまの日記 2002/07/04(木) ♪なんでやねん??しねまの日記 2002/07/12(金) 575・五七五しねまの日記 2002/07/25(木) 1ヶ月がたったけど・・・。*******10月の映画*****★まぼろししねまちゃんぷるー 2002/09/30(月) まぼろし ★★★今月は、友人の送別会やらなんやらで1本だけ。
2002.10.31
コメント(0)
♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・(なぜか、某NHKの料理番組のテーマ曲が流れる。)みなさん、こんばんわ。しねまの「ごちそうさん歌」の時間がやってきました。今は、柿がとっても美味しい季節です。そこで、今日は、柿を使った料理を作ってみましょう。<材料>柿、大根、りんご、醤油、酢<作り方>①柿は一口大の適当な大きさに切る。②大根は、すりおろす。③大根の辛味を和らげるため、りんごをすりおろす。④①~③を、混ぜて、酢と醤油で味をつける。さっぱりとした「変わり柿なます」の出来上がりです。*柿は、医者いらず*と言われるほど体にいい食べ物です。柿を食べて、元気に冬を迎えましょう。では、ごきげんよう。さようなら。♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・~送られて来し柿の実の柿の色 一人の部屋に灯りをともす~ 俵 万智◎◎えこもどき◎◎●シャンプーを詰め替えた。●ストーブの試運転で、お湯を沸かし、サツマイモを焼いた。おいしい。
2002.10.30
コメント(0)
先日、家の前の道に7歳くらいの男の子1人と女の子2人。夢中で、家の前のふうせん蔓の種をとっていた。「種、とってるん?すごいね。沢山採ったね。」と、そばに行ってみる。 「うん。これ1つ、1円で売ろう!」と男の子。「見て、種がハートになってる。」と女の子。ふうせん蔓の種は、黒い色の中に、白いハートがかわいいのです。日々の道草 2002/09/05(木) 種日和~タネビヨリ (ふうせんかずら)「ところで、これ、なんていう名前か知ってる?」と私は、子どもたちに聞いた。「知らん。」3人とも、同時に答えた。「じゃあ、これ、なんに見える?」と私は、緑のふわふわした丸い袋状のものを指差して言った。「風船。」と異口同音に子どもたち。「そう、風船。風船に似てるから、ふうせん蔓。」と私。「おばちゃんとこ、ふうせん蔓が仰山あるな。どうして?」と羨ましそうに、覚えたての言葉を言う男の子。友達から、もらった、ふうせん蔓の種。家の前が、駐車場で、殺風景だったので、プランターに植えたら、いい具合に、フェンスに絡まって、ぐんぐん成長した。次の年には、実が落ちて、勝手に生えた。フェンスの基礎となっている、ブロックの穴に、生ごみを入れて、土を増やした。今では、勝手に増えて、フェンスばかりか、電柱にまで、絡まって、いい感じ。「ふうせん蔓の種、友達にもあげてね。」「うん。ばいばい」子どもたちが、帰って行った。~百草の根も木も枝も花も実も 種よりいでて種となるまで~ 二宮 尊徳 ◎◎◎◎◎◎◎◎えこもどき◎◎◎◎◎◎◎◎ 私がやった、エコもどきなことをメモします。えっ、こんなこと?はい、こんなことです。エコもどきですので・・・。●友人からもらった本で、読めない(字が小さすぎ)文庫本を34冊、電車の駅に置いてきた。誰かが読んでくれるといいな。●「○○のおいしい水」の空になったペットボトルを2本、駅前のペットボトル専用のboxに捨てる。
2002.10.29
コメント(0)
私も「アメリ」大好き!!PCの画面もアメリ。スクリン・セーバーもアメリ。橋の上から水切りをするアメリ、ベッドにあお向けに寝てる、アメリ、目を閉じたアメリ、スプーンを持ったアメリ・・・。アメリがいっぱい。娘2人と私の3人は、すっかり、アメリのとりこ。パリ、ひとり暮らし、カフェ、恋、・・・・。アメリには、女の子を夢中にさせるものが、いっぱい詰まっている。5月のゴールデン・ウイークにパリに行った時もアメリの乗ったメリーゴーランド、アメリの降りた地下鉄、アメリのママが事故死した所(ノートルダム寺院)、とアメリのフルコース。中でも、一番印象的だったのが、アメリがサンマルタン運河にかかる橋の上で、水切りをする、シーン。豊かな水と、河の両側に繁る木々。もちろん、私たちは、サンマルタン運河の船にも乗りました。もし、今度、パリに行ったら、橋の上からの水切りとアメリの働く、「カフェ・ドウ・ムーラン」に行こう!!アメリを見ると幸せになる!!-------------------------------------------------------------------●今、読んでる本に、偶然、サンマルタン運河が載っています。「牡丹の庭」芝木 好子:講談社文庫。7つの短編からなる、その本の「ゴッホの墓」という作品。「牡丹の庭」に納められた作品はは、なぜか、幸せ薄い女たちが出てきます。~~~~~~「「牡丹の庭」~~~~~~~~後添えとして14も年上の男に嫁いだ彰子は、家にも、夫と息子の日々の習慣にも色濃く残る先妻の影に怯え、とりわけ彼女が丹精した牡丹の庭に憎悪すら覚えるようになった。後妻に入った女性の微妙な心理の翳りを繊細に描く表題作をはじめ、女性のさまざまな生き方を情感溢れる筆致でとらえた七編を収録。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●北朝鮮に拉致された人たちの幸せを願って「ブルーリボン運動」が行われています。*「おフジの一行日記」の10/28に詳しいことが。しねまのプロフのお気に入りから入れます。みんな、幸せになって・・・。
2002.10.28
コメント(0)
「ヤッコメ」という植物の収穫ではない。稲刈りの後、落穂を拾い、それで作る、食べ物が*ヤッコメ*。籾を水につけ、苗代で育て、苗取り、代かき、田植え、田草とり、水管理、田草とり、田草とり・・・。米と言う字は八十八という字からなっているというが、百姓の1年は米作りとの1年であると言っても過言ではないくらい。だから、みんな丁寧に稲を刈り取った。それが、1年間の自分たちの食べる米。1粒たりとて、とり残すことなど考えられない。そんなに気をつけていても、落ちこぼれた稲穂がある。それが、ヤッコメの材料。*ヤッコメ**水で洗って、発芽直前まで水につけて置く。*水をきって、乾かす。*唐臼で皮をとる*箕でさびて、実と皮に分別。*実を焙烙で炒り、味付けに塩を少々入れるヤッコメのできあがり。小学校にあがる前に食べたヤッコメの味が忘れられず、私は2年前にふるさとの親戚の女性に作り方を聞いた。電話で教えてくれたその人は、70歳くらい。私に教えて、その1ヶ月後に突然、死んだ。ヤッコメは、その人の形見のように思える。*****言葉のものおき*****農業は生き物とともに暮らす仕事である。春の訪れとともに生まれ、秋が終わるとき死んでいく夥しい数の生命を育て、また看取る仕事である。 玉村 豊男「草刈る人」----------------------------------------------------------●焙烙(ほうろく)の代わりにフライパン●唐臼(からうす)の代わりにすり鉢とすりこ木●箕(み)の代わりには、箱の1辺を切って、作った、箕もどき。で、作ってみました。**ヤッコメ**焼き米が、語源と言われている。
2002.10.27
コメント(0)
貧乏人のお嬢さん。老人ホームにいる母のことだ。満、80歳の母は、8人きょうだいの末っ子で、さんざん、甘やかされて育った。小さい頃から、歌や踊りが大好きで、子どもの頃の夢は「旅まわりの一座」に入る事だったと言う。母の家系は、音楽一家。ギター、歌、アコーデオン、踊り・・・。きょうだい、みんなが、それぞれ得意のものがあったと言う。その上、当時としては、珍しく、「蓄音機」があったので、ちょっとしたサロンのように、若者が集まったと言う。貧乏育ちだけど、お嬢さんな母、結婚して、ますます、貧乏になったけど、いつも、歌を歌って暮らしていた。根っからの、のんき者。「喉自慢」に出たり、合唱団に入ったり、踊ったり・・・。母の暮らしには、いつも歌があった。父の死後、歌が大好きな母を妹が月に2回、カラオケに連れて行っている。明日、26日は、父の月命日。お坊さんのお経の代わりに、母が歌を歌う日。明日は、土曜日で会社が休み、私も初参加。でも、私は、拍手、喝采かかり。なんたって、明日は、歌って、踊れるおばあちゃん、あんたが主役!!
2002.10.25
コメント(0)
*30過ぎてからの「女遊び」は、やめられない。*と、言ったのは、たしか、社会学者、東大教授の上野千鶴子氏。彼女は、女友達がいなかったが30過ぎてから付き合いはじめた、女友達のよさが分かったという。泣く子も黙る、フェミニズムの大家の上野千鶴子氏と一緒に語るのはチト恥ずかしいが、私も30代まで、女友達がいなかった。私の考えてる事なんて分かってくれる人なんていない・・・。分かってもらわなくても、いい・・・。傲慢にも私は、そう思っていた。そんな人を好きになってくれる人なんていない。友達なんて、出来るはずがないよね。ひょんな事から、自然保護活動に入り込んだ私。自分の思ってる事を人に分かってもらいたい。そう、思っていたとき出会ったのが、今日、東京へ引っ越した友人。私にとっては、初めての近所の友達。以来、お互いの家で、お茶したり、映画に行ったり、旅行、本の貸し借り、カラオケ、悩みの相談・・・。今日まで、「女遊び」のかぎりをしてきました。私より、8歳年下の彼女は、衣食住のすべてに、おしゃれな人。本や音楽、骨董の知識も深く、私は多いに影響された。世界が大きく広がった。彼女の勧めで森茉莉の「贅沢貧乏」を知る。彼女のウチで、アボガドを始めて食べた。彼女のウチで始めて、パッチワークを作った。そして、彼女のおかげで、イラストを日記につけて、UPすることができた。彼女のおかげで・・・。「引っ越す、実感が湧かない。」と今日も、我が家で、最後のお茶をしながら言った友人。けれども、今日、3時、15年の付き合いの別れは、やってきた。「さようなら。また、会おうね」。~15年、いく度言った「さよなら」は 今日の「さよなら」言うためのもの~ しねま~わけもなく旅立つ人を追いきれず かわりばえせぬ我の日常~ 俵 万智
2002.10.24
コメント(2)
秋は、おいしい。秋は、うれしい。子どもの頃、秋になると父は、山へ「フシ」を採りに行った。ヌルデという、木に、コブのように、ぷっくらと膨らんだ、握りこぶしの半分くらいのものが付いている。それが、フシ。大人になってから、知ったのだけれど、このコブは、虫が作るんだって。そのフシのついた枝を採ってきて、そのコブの部分だけ、はずす。私たちも、手伝うのだけど、まあ、何ともいえない、良いにおい・・・。それを、売る。現金が入る。だから、秋は、うれしい。おまけに、フシを入れた袋の中から、赤紫のアケビが、出てくると、手伝う手が止まる。パックリと口を開けて、さあどうぞと言わんばかりの、熟れたアケビ。子どもたちは、その、ほのかな香りと、味のアケビを、むさぼるように食べる。なにが、美味しいたって、アケビほど、美味しいものはない。アケビって、秋の味覚の王者だ、私は今もそう思っている。その、アケビも、最近とんと、口にしていない。あんなに、おいしいものは、ないと思う私は、今、密かに、アケビを庭木にして、しこたま食べようと企んでいる。その他にも、父の袋の中には、まつたけや、柿が入ってたり栗が入ってた・・・。秋は、おいしい。秋は、うれしい・・・。
2002.10.23
コメント(0)
なつかしい名前を見つけた。21日の朝日新聞の夕刊の「時のかたち」というコラムに「二足のわらじ」というタイトルのエッセイを書いていた人、きたやま おさむ。「きたやま おさむ」。「??」少しして気が付いた。「フォーク・クルセダーズ(略して、フォークル)だ!!」フォークル?なに、それ?と言う人もこれを、聞けば、ああ~、と納得するだろう。♪オラは死んじまったダ~、オラは死んじまったダ~、天国に行ったダ~♪「帰ってきた、よっぱらい」と言う歌を歌ってた1960年代の代表的な音楽グループ、「フォーク・クルセダーズ」。ミーハーの王道を行く、ワタクシ、若かりし頃、「フォークル」のコンサートに行った。はしだ のりひこ、北山 修 、加藤 和彦、の3人を今や遅しと待ち構えていたのに・・・。加藤 和彦は、風邪で、出演不可能。はしだ のりひこと、北山 修が、頑張ったけど、やっぱり、物足りない。フォークルは34年前に解散してしまい、私は、ついに3人が一緒の舞台を見ることがなかった。その後、はしだ のりひこは、新しいグループをつくり、ヒットをとばした。加藤 和彦は、作詞家、故・やすい かずみとの、生活が週刊誌を賑わした。医学生だった、北山 修は、大学に戻った。精神科医、それが、今の彼の仕事。そして、今年いっぱい、週末だけという、条件で、3人で再結成すると言う。そうなったら、発売禁止になった彼らの名作「イムジン河」が聞きたいな・・・。♪イムジン河 水清く とうとうと 流る/水鳥、自由に群がり、飛び交うよ・・・
2002.10.22
コメント(0)
「普通の人を、拉致して行くなんて、北朝鮮のやることは、わけが分からんわ。今まで、そんな、噂があっても、デマだと思ってた。」拉致された人が、帰ってきた時、相方(夫)に、私の素朴な疑問を投げかけた。「なんで?これまでも、北朝鮮は、日本人妻を連れて行ったやん。考えられることや。」と相方は詳しい事を話してくれた。へ~、知らなんだ。そんなこともあったのと、驚いたのに、詳しいことは、もう忘れた。チェルノブイリの原発の事故の時も、そうだった。皆が大騒ぎしだして、私も、気が付いた。脱、原発!!なんて、みんなが言い始めたので、私も学習会に行ったりして、その恐ろしさに、やっと気が付いた。相方は、その数年前の、アメリカのスリーマイル島の事故から、原発のことは、気になっていたと言う。「そんな、事故があったんだったら、教えてくれたら、いいのに・・・。もっと早く、原発のことが分かったのに・・・。」と私は恨みがましく言う。「新聞を読んだら分かることや。」と相方。情報って、インターネットでなくても、キチンと新聞を読んでいれば、分かるんですね。まあ、私は、ネットやりますけど・・・。
2002.10.21
コメント(0)
*昔から日本の人々は新しい集落に必ず 「土地本来のふるさとの木による、ふるさとの森」をつくり、 この森を切ったら罰があたる、というふうに守ってきた。* 「都市の植生のゆくえ」 宮脇 昭(国際生態学センター研究所長)それらの森は、地震、台風、火事などの災害の時には逃げ場所となった。たとえば川崎市の本来の植生、つまり、ふるさとの木々は、調べてみると、海岸沿い、川沿いの低地がタブノキ、丘陵地や斜面がシイ、それ以外の台地はほとんどシラカシだそうだ。ところが、環境が人工的になると本来の木々の多くは追放される。神奈川県に、2850あった鎮守の森も、もう、42しか残っていない。霞ヶ関の街路に、なぜヒマラヤ杉をモダンぶって植えているのか、日本にはシイやカシがあるのに、と米国の学者が宮脇さんに聞くそうだ。ふるさとの木は自然が管理するが、そうでない木は管理に大きな労力と経費を要する。「つけまつげの延長」的な「花いっぱい運動」でなく「背骨の緑」をつくれ、という指摘には人をはっとさせるものがある。以上、朝日新聞のコラム「天声人語」より(日付がわからない)*ずーっと前から、気になってる「都市の植生のゆくえ」、気になる本が、いっぱいある。■追記■・・・夏祭りを神社の境内でなく公園でやることが多くなったのが分かりますね。(シンミリ) タービン -------------------------------------------------------------2~3日前から、風邪で、セキばかり出て困る。いつもは、書きたいことが、いっぱいで、なにを書こうかと、迷うのに、今日は、書けない。日記って、体力勝負なんだと、思った。本当は、今日は友人、3人でお別れ京都旅行だったのに、私の風邪でドタキャン。ああ~ぁ、大事な時に、風邪ひくなよ、私。
2002.10.20
コメント(2)
♪それで、いいのだ~、それでいいのだ~。、元祖天才バカボンのパパなのだ~>まずくはないけど、美味しくなかった!!!!!!>ですから、二度と行かないでしょうね、私は(断言)。それで、いいのだ!!私の愛読書に「大人の男の野遊び風街暮らし術」<山と渓谷社>があります。その中の、「街暮らし30の訓戒」にstardustさんとおんなじことが書いてあったので、驚いた!!●ハズレた店に文句をいうな、二度と行かなきゃそれでいい。さすが、食道楽のstardustさん、恐れいりやした。そうそう、stardustさん、お酒もいける口だったので、こんなんもあるよ。●一流店、官費で飲んでも自慢にならぬ。●酒飲んで、吐くな、失くすな領収書●風聞の銘柄で選ぶ酒飲みは、ひたすらラベルを舐めるだけ。●終電を気にして飲むなまずい酒。それにしても、小泉ジュンちゃんが、おさるのジョージ君と行った、お店に行くなんて、高いんでしょうに、すごいな。今後、いっそう、食道楽道に、はげむことを、期待しまっせ。
2002.10.19
コメント(0)
子どもの頃、家に、ごみ箱が無かった。そう言うと、みんな驚く。だって、捨てるもんが、無かったんだもん。すべて、リサイクル。いえ、リサイクルなんて、言葉も無かった。それほど、再利用することは、生活に密着していた。●新聞紙は、まず新聞として読む。その後、弁当を包むものになる。その、新聞紙は、台所や風呂の、焚きつけにする。●着物が、破れたりすると、その部分は、とって、布団の側に。やぶれた、部分も、置いておいて、ツギを当てるための材料に。ものすごく、細い部分は、ワラ草履の鼻緒に、編みこむ。●カンピョウ、漬物、梅干、米、麦、野菜・・・。食べ物は、自分の家で、作るのが、基本。たまに、買い物に行っても、買い物かご持参、紙袋(かんぶくろ)に入れてくれるので、これも、燃料に・・・。野菜くずは、畑に、入れます。●究極のリサイクルは、藁です。藁って、稲から米をとってしまったときに残るもの。いわば、ごみ。それを、ムシロ、縄、草履、カマス(ムシロで作った袋)、菰(こも)、野菜の寒さよけ、蓑、・・・・・。かぞえれば、限りが無いほど、使ってました。そういえば、昔話にも、ありましたね。「わらしべ長者」。藁はそれほど、大切なものでした。先日、里山で、料理をした時、鍋を洗う、タワシが無いと、皆が言ってました。私は、近くにあった、藁を、少しとって、適当に折り、それをタワシにして、洗いました。みんなが、手品を見るみたいな顔をしていましたが、昔、肥たご(肥用の桶)は、そうして、洗ってました。買わずに、出きる事、まだまだ、ありそう。*****言葉のものおき*****21世紀を見据えて、薪を使って、19世紀的に生きたい。 田淵 義雄「Be-pal」--------------------------------------------------------★おわかれカラオケ6人で、カラオケ。帰り道、友人が「十三夜」ということに気が付いた。きれいな、おぼろ月。
2002.10.18
コメント(0)
みなさま、ごきげんよう。しねまですことよ。今日は、ワタクシ、お茶の、お稽古でしたの。オーホッホホホー・・・。(白鳥麗子笑い)。ああ、しんど。なれない、言葉を使うとしんどい。いつもの、調子に戻ります。今日は、友人の、お別れお茶会。3月から習い始めたのに大胆にも、いきなり、懐石。わお!!私は、生まれて初めての、体験だったので、これを逃す手はないと、会社を昼から休みました。黒いふたつきの塗りの器に品よく盛られた、料理。本来は、菓子器だという、その器のリンとした美しさ。欲しい。欲しい。欲しい。「捨てる!技術」を教典に、辰巳 渚を教祖と仰ぐ、「すてすて教」の熱心な信者の、この私が、欲しい、を連発。昨日、映画に行く前に、寄った、お店でも、「最近、欲しい物がない。」と言ってた、この私。ひさしぶりに、欲しいものに出会えてうれしい。今度、京都に行ったら、お茶の道具を置いている所にいってみよう。今日は、お茶事ということで、曜日の違う人がお手伝いに来てくれました。私は、これからも会う事があるけど、友人には、最初で、最後。これぞ、一期一会。~真青なる太陽昇れ 秋という季節に君を失う予感~ 俵 万智
2002.10.17
コメント(0)
「ふるさとの小字」 神谷 由理赤い襷(たすき)がよく似合う 乙女だった曾祖母の家があったところ 小字 味噌野(みその)遠くから来た大工の曽祖父と 祝言をあげて/住んだところ 上宿(かみしゅく)その南には/広い田んぼの/本所(ほんじょ)昔の合戦の跡の/矢の沢(やのさわ)東には/山裾のせせらぎのさわやかな/柳沢(やなぎさわ)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~地名が好き。と言っても、最近付けられた「青葉台」「桜ヶ丘」はダメダメ。昔の地名には、その土地の自然や使い道が、現されていて、楽しい。今日も、その手の本を読みながら、ニヤケテしまう私。 *****************★お別れ映画鑑賞 「まぼろし」今日は、水曜日だったので、東京に引っ越す友人と、先日、お別れ会で、ビンボー自慢をした、T子の3人で、「まぼろし」を見に行く。食事の後、9時から映画を見た。ヒロインの別荘の、キッチンがかわいい。やかんもかわいい。ヒロインの夫が、暖炉で燃やす薪を拾いに行く時に持っていく、かごがかわいい。日記で、「お気に入り」の「しねまちゃんぷるー」の小麦さんが、ステキと言ってた女性、きれい。鍛えられた美しさ。知的な美しさ。大人の女っていう感じ。私は、骨董品みたいって言ったら、笑われた。家に帰ったら12時前。~映画ならフラッシュバックで映される 君と我とのシーンいくつか~ 俵 万智
2002.10.16
コメント(0)
♪ウチら陽気な、かしまし娘、女3人寄ったらかしましいとは、愉快だね・・・。10月12日は、友人の送別会。集まりました、女18人(内、子ども2人)。3人で、かしましかったら、この数、どうよ。皆が持ち寄った、いろんな、ごちそうがおいしかった。その中で、イチジクと茹でた枝豆も・・・。皆で、食べながら、昔話。●イチジクその1T子の家には、イチジクがあった。熟す頃は、家族、みんな、ねらっている。そこで、T子の母が、提案。「あのイチジクは、Tちゃんの。その横のは、Nちゃんの。その隣は、お母さんの・・・。」こうして、熟したイチジクは、皆で食べてた。ビンボーだったね。と、T子のビンボー自慢。●イチジクその2そんなの、まだ、いい方。と今度は、私。「ウチなんか、皆で、まだ、熟れてないのに、採るの。」「そんなん、とっても、まだ、固いやん。」とT子「それを、石で、たたいて、柔らかくして食べるの。」(一同、爆笑)●枝豆イチジクのビンボー対決で、私に負けたT子は、枝豆で勝負にくる。「秋になったら、枝豆が食べたかった。そんな時は、友達のウチに、行くの。頼まれてないのに、『枝豆の収穫、手伝おうか?』って。手伝ったら、持って帰りと言って、枝豆をもらった。」ちょうど、その時、N子が入って来た。「ごめん、ごめん。稲刈りで、遅くなって・・・。」「言ってくれたら、手伝いに行くのに・・・。」とT子。「あっ、今度は、米を狙ってるな。」一同、大笑いの、楽しい、送別会。~瀬をはやみ 岩にせかるる瀧川の われても末に 逢はんとぞ思ふ~ 崇徳院<現代語訳>急流のため、岩で別れた流れのように、いつかきっと会おう
2002.10.15
コメント(0)
「タマゴが先か、ニワトリが先か?それが、問題だ!」 byシェークスピアもどき。>環境優秀企業も沢山あって、世界でも先端を行っているのに、日本の環境対策のひどさは、やっぱり包括的な環境政策を国が推進していないからなんでしょうかね?>市民が、もっと、がんばらないからでしょうかね。日本のお粗末な、環境対策には、私も、うんざり。もう、10年以上前の話。神奈川県から、市民と行政がうまくいった事例報告に来て頂きました。初対面なのに、ものすごーく、話が弾んで、2次会、3次会、4次会まで・・・。当時、対市交渉に行き詰まりを感じていた私は、「神奈川県は、いいですね。うらやましい・・。それに比べて、大阪府は、ウチの市は、・・・。みんな、アホやから。」と言いました。「市民のレベルで、政治は決まるんですよ。神奈川県民の意志が、そうさせたんですよ。」と、講師に来た私より、10歳若い彼の言葉でした。がーーーーーん。恐れ入りました。でも、本当にそう。かたや、神奈川県、横浜や、鎌倉など文化人が多そうだもんな。こなた、大阪府、吉本のお笑い芸人が、国会議員になったり、府知事になったり・・・。大阪には、議員の「お笑い枠」があるって言われるほどのとこだもんな。カニは甲羅に似た穴を掘る。母が、よく言ってました。そこそこの国民には、そこそこの代表ってことかな。あずーるさん、それと、同じ気持ちのみなさん、がんばろうね。脱、そこそこの国民!!
2002.10.14
コメント(0)
小さい頃から、よく喋ったので「口上でこ」と呼ばれていた父。その父が話してくれた、父が5~6歳の頃の80年以上前の話です。村の子どもたちと、山へ茸引き(きのこ狩り)に行きました。目的地に着くと、それぞれ分かれて、きのこを探します。小さい父は、偶然、*松茸*が沢山生えている所を、発見。持っていた、ドンゴロス(麻袋)にせっせ、せっせと、入れました。ドンゴロスは、見る間に、いっぱいになってしまいました。しばらくして、一緒に、行った子どもは、集まります。一番、小さな父が、いっぱい、松茸を取ったことが、皆は、おもしろくないので、意地悪な態度をとるのです。父は、麻袋を背中にかけ、肩で持ちます。体が小さいので、麻袋は、地面に届きます。地面に着けたまま、引きずりながら歩くと、松茸が地面にふれて、傷みます。そして、松茸の香りが、いっぱい、漂います。家に帰る道で、出会う人が皆、「ほう、仰山、とったな」と声をかけてくれたそうです。私が子どもの頃、今頃の季節になると、父は山に入って、松茸を採ってきてくれました。コンロで焼いて、裂いて、醤油をつけて食べる。それは、秋には、必ず巡ってくる、幸せな、味と香りでした。山が、ゴルフ場になったり、荒れ方だいになった今、松茸は、姿を消しました。そして、北朝鮮からの、お土産になるほど、高価なものになったのです。~高松の この峰も狭(せ)に笠立てて 満ち盛(さか)りたる 秋の香の良さ~<現代語訳>高松のこの峰も狭しとばかりに茸が沢山でき、あたり一面に満ちあふれる秋の香りの何とよいことよ。 **松茸**万葉名:「あきのか」「秋香」。キンシメジ科。秋の味覚を代表する茸。アカマツ林に良く生えるのですが、時には、蝦夷松、シラビソ、栂(いずれもマツ科)などの樹の下にも生えことがあります。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~*友人の送別会で昨日2:30に友人宅へ。*3時過ぎから、計18名集まって、食べて、飲んで、喋って・・・。*6人が泊まった(私もその一人)全員が寝たのは4時。*今日も、朝、早くから、6人で、お喋り。彼女の家を出たのが12時。*集まった友人の一人が、ウチで、昼食。4時に帰る。24時間以上、のお付き合いだったのだ。
2002.10.13
コメント(0)
祭と、運動会が終わっても、秋には、まだ楽しいことがありました。それは、山の幸。家には、柿の木がなかったので、近所の子どもと、山へ柿を取りに行きました。山の柿は、渋柿。それを、持って帰って、つるし柿にします。*まず、柿の枝に付いていた、木の部分をTの字に切ります。*そして、包丁で、皮をむきます。 あっ、その皮、捨てないで下さいね。*皮をむいた柿を荒縄に差し込みます。 柿の枝に続く部分が、T字に切ってあるので、キチンと止まるのです。これを、軒につるすから「つるし柿」。そうそう、皮は、どうするかって?*ムシロに広げて、干します。 皮も、乾くと甘くなって、パリパリとおいしい、おやつに。山へ柿を取りに行く、皮をむいて、干す。ムシロも縄も自分たちが、作る。里山の生活は自給自足が、原則です。あっ、そうそう、子どもの喧嘩の時の悪口に、こういうのがあります。*あんぽんたんの吊るし柿、おっちょこちょいの猿回し*~しぶ柿のしづかに秋を送りけり~ 桜井 吏登(りとう)*****まみむメモ******10/12東京へ、引っ越す友人の、お別れ会。遠く、四国から、参加する人もいて、久しぶりに、賑やかになりそう。
2002.10.12
コメント(0)
祭の翌日は、運動会です。小学校、中学校が同じ場所にあったので、合同。それに、村の青年団や、地区対抗リレーもあるし、そりゃあもう、村を挙げての一大イベント。ムシロが敷かれた運動場には、朝早くから、人が来ます。ダンス、騎馬戦、借り物競争、応援合戦、玉入れ、玉転がし、リレーに仮装行列・・・。見る方も、みんな知ってる人ばかりなので、応援に、熱が入ります。私の運動会デビューは、来年の春から、入学という、5歳の時でした。私は、その日、初めて靴を履きました。それまでは、祖母が作ってくれたワラ草履を履いていたのです。「おもちゃとり」は、来年から小学校に通うという子どもが、向こうにある、風車をとりに行くという簡単なもの。靴は、ブカブカだし、こんなに、大勢の人の前に出たことが無い。用意、ドンの笛の合図と共に、私は、走りました。その間中、歓声、声援・・・。麦わらの筒に風車が刺してある、それを引き抜いて、元の所に帰りました。来年入学という子どもの恒例の行事。この、運動会デビューの「おもちゃとり」は、運動会仲間として、村から認められる、大切な「儀式」だったのです。
2002.10.11
コメント(0)
♪村の鎮守の神様の 今日はめでたい、お祭日 ドンドンヒャララ・ドンヒャララ、ドンドンヒャララ、ドンヒャララ♪10月10日は、私の生まれ故郷の祭だ。いや、だった。と言うのは、国が第2月曜日を「体育の日」と決め、祭を、それに合わせた。昔は、人々が、祭に合わせた。大人は、仕事を休み、子どもの学校も半ドン。私たち子どもは、昼食を家でとると、一目散に、お宮の近くの広場へと急いだ。手に手に、こづかいを握り締めて・・・。お宮の広場は、学校へ行く道の途中を曲がる、細い道。その、いつもは、ひっそりとした道が、今日は、魔法がかかったように賑わっている。細い道の両側に並ぶ、露店。綿菓子、オモチャの鉄砲や刀、ヨーヨーつり、お菓子屋、パン菓子、りんご飴・・・・。その頃の、多くの子どもは、盆踊りの時の、露店と、秋祭りの露店くらいしか、買い物をしなかった。だから、目を皿のようにして、店を覗く。あれも欲しいし、これも欲しい。けれども、持っている、こづかいは、わずか。私は、妹と一緒に、見ていたが、妹が、どうしても、人形が欲しいと言い出した。でも、妹の持っている、お金では、それは買えない。しかたなく、私は、残りの50円を出した。妹がその、小さな人形を嬉しそうに、抱きかかえていた事を今も鮮やかに覚えている。普段の質素な暮らしを「ケ」と言い、祭や正月のような特別な日を「ハレ」と言う。今は、みんな、毎日が、祭のように、きれいな服を着て、おいしい物を食べる。農業中心の、あの頃の、暮らしには、ハレとケが、くっきりとしていた。*****まみむメモ*****●昨日は友人が来て、日記にイラストを入れようという。で、描いてあったマウス絵を6月25日に入れた。友人は、次は、字を太くしよう、字の色を変えようと言い、さっさと、やってくれた。もちろん、私に、説明しながらなんだけど、イラストを入れるのは、半分くらい分かったかな?ありがと。また、教えてね。●その後、お茶の稽古で、夜10時過ぎに、帰って来て、さあ、PCをと思ったら、画面が真っ黒・・・・。があーーーーーーーーーん。今朝、業者にエラーメッセージの電話をすると、FDを出さないまま、停止したからだって。以後、気をつけよう・・・。
2002.10.10
コメント(0)
「ワシは、子どもの頃から、口が達者で『口上(こうじょう)でこ』ゆう、あだ名じゃった。」去年の10月9日、故郷の祭に行く車の中で突然、父が言った。「えっ、『口上でこ』?初めて聞くわ、その話。」と私と妹は声を揃えて言った。「口上」とは、~とざい、とーざい、・・・。~ではじまる、歌舞伎などの口上。「でこ」とは、人形のこと。人形浄瑠璃の人形使いの事を、母などは、「でこ廻し」と言っていた。「立て板に水」のごとく、喋る父は、子どもの頃からだったんだなと、父と母、それに、妹と私は、笑った。その「口上でこ」が今度は、自慢をはじめた「ワシは、竹箒を作るのが、上手じゃった。」父は、いつも、あっけらかんと、自慢する。あまりに無邪気に自慢をするので、聞く方も、それが楽しくなってくる。「そうそう、上手じゃった。」父と一緒に、後部座席にいる母も会話に入ってくる。「いつじゃったか、○○ちゃん(妹)、が小さい時、子供用の小さい、竹箒を作ったな。」「そうそう、作ったな、子供用の竹箒・・・。」と、老夫婦が思い出にふける。父と母は同じ老人ホームに入っているが階が違う。妹は、その老人ホームから車で20分くらいの所に住んでいる。私は、妹の家から、電車で2時間ほど離れた所に住んでいる。離れ離れに、暮らす私たちにとって、故郷へ向かう車の中は、つかの間の懐かしい茶の間。けれど、これが最後の「家族団欒」になろうとは・・・。それから、4ヶ月後に父が死ぬとは、その時、だれも知らなかった。~故郷とは生地にあらず「家族」という花ことば持つ花咲くところ~ 俵 万智
2002.10.09
コメント(0)
10月6日の「カフェ俳句」にコメントしてくださった、はちみつさんも、cocoaさんも、根っからのカフェ好きなんですねぇ。ところで、皆さんが言う、いいカフェって、どんなんだろう。私の理想のカフェは・・・。*香り高いコーヒーやお茶。*シンプルで、それでいて遊び心のあるカップ。*デザインと座りごこちのいい、イスとテーブル。*さりげなく、カッコいい、店員。*さりげなく、カッコいいインテリア。*静かで、それでいて、暖かな感じのする空間。こう、書いてみると、さりげないがキーワードみたいですね。そんな、カフェで、だれにも邪魔されない、自分だけの時間が過ごしたい。そんな、カフェで、友人と楽しい会話をしたい・・・。そんな、カフェを見つけたら、帰りにマッチをもらおう。*カフェに入って、マッチがほしいというのは、タバコがすいたいから。 カフェを出るとき、マッチがほしいというのは、も一度ここへ来ますという合図である。 沼田 元氣
2002.10.08
コメント(0)
祭の前の準備に、道普請(みちぶしん)があります。道の草を刈ったり、邪魔になる木の枝を払ったり、階段を直したり・・・。道普請とは、道を整備すること。私は、子どもだったから、道普請には参加しないまま、他の土地へと移り住みました。もし、そのまま、故郷に住んでいたとしても、道普請は、男手がたより。一度も、やったことがないのに、道普請には興味津津な私。実は、道普請は、里山の生活に無くてはならない、ものとして、環境保護団体に、結構、見直されています。この場合は女手も大活躍。父に、なんで、この季節に道普請をするのかと聞いたのは、今から3年ほど前。「この時期は、祭の客が来るので、その人らに、歩き良いように道を直すんじゃ。それに、この時期、草を刈っておけば、正月までもつからなぁ。」と父。昔は、食べるのがやっとこさ。ご馳走なんて、食べられるのは、盆と正月と祭。で、親戚の間で、○日は、どこの祭、□日はどこの祭と、かわるがわる、お客になったり、お客になったり・・・。招く方も、招かれる方も、この日ばかりは、ご馳走にありつけます。だから、皆が、通りやすいように、自分が歩きやすいようにと、道を直すのです。皆で、道普請を済ますと、もう、すぐ祭がやってきます。*********言葉のものおき**********人々が一緒に仕事をすることで生まれるコミュニティは真の文化を生み出す源泉なのです。そして、自然とともに生きるということは、真の文化を復活させることなのです。 ゲーリー・スナイダー (アメリカの環境詩人)
2002.10.07
コメント(0)
今日は、休みだし、カフェにでも、行こうかな・・・。なんて、思ってる、あなた、そこの、あなたですよ。行く前に、寄ってらしゃい、見てらしゃい。「ぼくの伯父さんの喫茶店学(カフェロジー)入門」by沼田元氣・堀内隆志***************************************沼田元氣は、10年以上前から朝日新聞に喫茶店のことを書いていた、喫茶店の第一人者。「ぼくの伯父さんの・・・」は、いろいろおもしろいけど、イチオシはカフェ俳句。カフェをテーマに一句よむ。俳号(俳句におけるハンド・ルネーム)は、カフェにちなんだものがよろし。●ルンルンとコーヒーを待つルンルンと プッチ●泡だったミルクの中にハートがプカリ 風子●珈琲の苦みも覚え大人かな ジジ●カフェ好きの視線鋭く びびる店員 コックピット●飲み干した カップで過ぎてくカフェ時間 香苗この他にも、楽しいカフェ俳句があるし、「『カフェ人宣言』50箇条」、映画の中のカフェのシーン、おいしいコーヒーの入れ方・・・・。これを、読めば、カフェ(喫茶店)が10倍楽しくなる!!*人生には、カフェに行くべき時が2つある。 多忙で全く時間がない時と、ヒマで時間がたっぷりある時だ。 沼田 元氣~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~■追記■*日記人の「カフェ俳句」より●コーヒーの苦さが眠り誘う午後 おフジ●彼アイス(愛す) 私コーヒー(恋)喫茶店 彩貴●痴話げんか 行けなくなったカフェ二軒 彩貴●カフェオレのカップにたてる抹茶かな しねま●「モンブラン」ひとつ買い来て「おうちカフェ」 しねま●山頂の巌や にわか カフェテラス じねんじょ
2002.10.06
コメント(0)
全342件 (342件中 201-250件目)