水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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水彩画人 俊介

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カテゴリ: 水彩画紀行


修正し絵を入れ替えました。)





「木曽路は全て山の中にある」


藤村の言葉通り木曽福島駅から開田高原への道は


山また山の中 そしてその全てがほとんど植林されておらず

四方連山みな紅葉と言う見事さでした。


広大な開田高原の向こうにそびえる

木曽御岳の幅広い美しい稜線。


木曾御岳遠望


朝の別荘地を散策し、早速水彩画を2枚描きました。


帰るのが惜しくて、ひとり開田高原の民宿へ一泊。


楽しみの夕食は、木曾牛の刺身、きのこ、山女の塩焼き。

すすきの穂が夕闇に消え、静かな里の夜です。



サガンの小説の題名になった

アポリネールの不思議な言葉


「冷たい水の中の小さな太陽」


暖かいはずの太陽なのに、小さな水たまりに

キラキラ揺れる太陽は、触れようとすると冷たい。


人生もどこかそういうところがあるような・・・。


しずかな秋の夜に目覚めて、そんな言葉を思い出しています。


この美しい不思議な言葉に触発されてかって作った歌。


「情念は陽だまりの池に揺れうごく

     陽に似て熱くそして冷ややか」




明日は木曽馬の里の牧場から地蔵峠へ。

木曾開田高原の紅葉を満喫して帰途につきます。


水彩画 「木曽御岳遠望」

木曾御岳



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Last updated  2006/11/01 01:06:27 AM
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