二代目大家の日々。

二代目大家の日々。

2024.06.22
XML
カテゴリ: 法律

憲法改正1~2で解説した
「憲法は国から個人を守るための基本原則」という観点から
平成24年に自民党が作成した憲法改正案の問題点を見ていこう。

(現行)国民は、すべての基本的人権の 享有を妨げられない 。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。

(改正)国民は、全ての基本的人権を 享有する 。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利である。

※問題点※
(現行)基本的人権の享有を妨げられない
(改正)基本的人権を享有する

この差は何だろう?
答えは妨げる人は誰かということ。
分かりやすく言い換えてみよう。

(現行)全国民は基本的人権を(国等から)妨げられない。
(改正)全国民は基本的人権を持ってるだけ

国、政治家、官僚等が国民の基本的人権を侵したら
憲法が最後の砦となり守ってくれた。
裁判になっても憲法が国民を守ってくれた。
改正されたら、守ってくれる根拠はなくなる。

そのとき基本的人権は権力者の都合のいい解釈となり
私達を守る盾となる憲法は無力化してしまう。
そのとき私達の基本的人権は誰も守ってくれない時代になる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.22 10:00:13
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

小場 三代

小場 三代


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: