ラスタ・パスタのレレ日記

2010年06月16日
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インドに出張に来てから毎日、朝朝、ホテルを出て仕事に出かけると、ホテルに戻ってくるのは夜遅く。なかなか、ホテルでゆっくりくつろいだり、ウクレレを弾く時間がない。

ワールドカップの様子も、BBCワールドニュースなどで、日本が初戦、カメルーンに初戦1-0で勝ったといって、本田のゴールシーンは何度も映像で見たが、ニュースの扱いは、本田のゴールシーンばかりで、映像ではだれがゴール前に右サイドからボールをパスしたのかもわからない。

あとで、日本のネットニュースで松井がパスを出したのはわかったが、中村俊輔が出たのかと
か、試合全体がどうだったのかは、まったく伝わってこない。

一方、オランダ対デンマークの試合はもう少し長く扱われ、オランダの1点目は、デンマーク
のバックが、中途半端にクリアしたボールが見方の選手の背中にあたってオウンゴールになっ
てしまったシーンなど、ニュースの中でスローで再生されたりしてより詳しく報じられている



日本の試合の扱いなんてこんなものなんだろうと思う。ゴールシーンは何回もうつしだされて

、「Honada----Goal!」という実況アナの声だけが聞こえる。

だから、ゴールを決めた本田の姿と名前は世界にとどろいたが、他の選手や試合模様はだれに
も届かないのだろう。やっぱり得点を決める、ということがとても大事なことだと思った。


ところが日本とムンバイは時差が3.5時間なので、インド時間の夜12時ごろにホテルに戻ると
ESPN(ユーロスポーツチャネル)で意外な試合を見ることもできる。昨夜のブラジル対北朝鮮戦は、Liveリアルタイムですべてのゴールシーンを見ることができた。

さて、ムンバイでは食事、体調管理に気をつけていて今のところ体調は崩していない。
インド料理も、一緒に行動しているインド人のひとりがベジタリアンなので、今まであんまり

食べたことがないインド料理を食べる機会が多い。

昨日の昼食には、彼の出身地のグジャラティというところの料理で、大きな銀色のプレートに
小さな丸いお皿がいっぱいあって、すきな食材(カレー)をたくさん入れて、ナンやライスと
一緒に食べる。

野菜のカレーといっても食材も味も多彩で、豆やオクラのカレーやほれん草のカレーもある。
トマトのカレーもあれば、何だかわからないがとてもおいしいもののある。中には、ちょっと

香辛料がいろいろ入りすぎて辛いものもあるが、一つ一つが小皿なので、そういうものはそれ
以上口をつけないで、気に入ったものだけ、どんどん小皿におかわりを入れてもらえばいい。
また、今の季節、マンゴを使ったカレーもあれば、日本で言うはし休めみたいに、辛くなった
口の中を、マンゴのスイーツの甘さで中和して、またカレーを食べることもできる。

ベジタリアンと聞くと、食べられるものがすごく限られてしまうイメージが強かったが、こん
なにたくさんの食材を、こんなに多彩な味で食べられるとは思わなかった。なかなか食文化の
奥が深い。

しかし、だからと言って油断は禁物。水などにあたっておなかをこわさなくても、毎日インド
料理を食べていると、やっぱり香辛料の強さと使っているあぶらの多さで、おなかがどんどん
疲弊していくのが経験上わかっているので、食べすぎは禁物。いつもインド料理はちょっと少
なめにして食べ終わることにしている。

さて、雨期に入ったムンバイだが、さっそくその被害をこうむってしまった。
インドに来る前にインド人からムンバイは雨期に入ったと聞いていたので、道路がぬかるんだ
りするので、レインブーツかなにかを持ってこようと思っていたが、準備できるのは出発の前
の日しかなかった。

ネットでレインブーツを探しても、女性のものはいろいろオシャレでデザインがいいものがい
っぱいあるが、男性用はいわゆる長靴そのものなので、ちょっとこれは買ってインドに持って
いけないな、とおもった。そこで思いついたのが防水スニーカー。ネットで調べると、まあそれなりのものがありそうなので、出発の前日書類の準備などで忙しい中を、防水スニーカーを探しに行った。

ネットで検索してお店を探すのも、時間の無駄なので、クルマに乗ってカーナビで「ABC  Mart」と入力し、一番近い店を検索。そのままクルマで直行した。

行ってみると、たしかに防水のクツはあるにはあるのだが、ほとんどがトレッキングシューズ
でごついものばかりで、今回の出張以外ではトレッキング意外に使いみちがありそうもない。
そこで、今度はアディダスの売り場に行ってみると、完全防水のスニーカーはひとつあったが
、ちょっとおじさんぽいウォーキング・シューズで、しかもサイズは大きすぎるものしか残っ
ていない。あとの防水スニーカーといわれるものは、水をはじくとか多少ぬれても大丈夫、と
いうものばかりで、完全防水とはいえなく、水がクツの中に入ってきてしまう可能性があると
いう。

なぜ、完全防水に僕がこだわったかと言うと、インドでは路上生活者はすべての生活を路上で
している。すなわち排泄や洗濯などすべてだ。
それで雨期で道路に水があるれると、そうした排泄物や、僕らが抗体を持っていない菌などが
すべて流れてきてしま、たとえば足に小さな傷口があったりすると、そこから菌が入ってしま
う可能性kがあるからだ。

そんななかで、ABC Martでやっとみつけたのはゴアテックス素材で、トレッキングにも普段
も使えるまあまあのデザインのシューズ。ゴアテックス素材なので、お値段は多少張るが、ク
ツのどこからも水が入らない、水を通さないけど、自分の足がむれないというすぐれもの。こ
れを早々にかってインドに持参してきた。

ムンバイでは中心街のメイン道路でもその脇、歩道よこなどはすぐに土があり、路地を入れば
ほぼ確実に雨が降ればすぐにぬかるみになる場所がいっぱいある。初日から午後小雨になり、
さっそくゴアテックスの防水クツが大活躍するのだが、それでもやはり僕は甘かった。

夕方からは土砂降りになり、いったん大きなショッピングモールに避難して、いろいろなお店
をみながら時間をつぶした。しかし、巨大なショッピングモールの屋根にたtきつけるように
雨が降り、建物の中にいるとは思えないゴーという大きな音が鳴り続ける。

カフェに入って外を見ると、なんとすでに道路は川と化していて、バスやクルマのタイヤが半
分水没している。それでも地元の人たちの中には、足のくるぶしより上、膝よりは下の水の中
を歩いて行く人もいる。

日本なら台風や集中豪雨が来て、はじめてそんな状態になることもありが、これがムンバイの雨期の普通の状況だという。

しかも、仕事から帰宅するクルマの渋滞時間がかさなり、外は大変なことになっている。
結局、かなり時間をモールでつぶしてから、クルマでホテルに帰ったが、近距離で普段なら15
分のところ1時間半かけてホテルに戻った。

インド人のビジネス相手のひとは自分のクルマで反対方向に帰って行ったが、なんと帰宅する
のに3時間かかったそうだ。

完全防水のゴアテックスのクツだあっても、どうにも対処のしようがない、ムンバイの雨期の
現実にやられてしまった。






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最終更新日  2010年06月28日 20時13分42秒
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