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June 23, 2007

毎年涙の音楽発表会

(8)

テーマ：小学校での出来事(1638)

カテゴリ： (ToT)ｳﾙﾙﾝ　涙

少し早めに学校に着いたので、廊下に貼り出された
修学旅行の写真を観ていた。

放送で音楽が流れると、教室から子供達が出てきて
整列し曲に合わせて歌い出す。

体育館へと歌いながら歩いていく。
全ての教室から、歌声が移動して
体育館で集結。そんな、粋な音楽発表会の始まり。

廊下で写真を観ている私の横を、歌いながら通り過ぎる
子供達。

」

少し恥ずかしそうな顔をして、それでもまだ嬉しさを
隠せない長男君は、横目で私を見ながら通り過ぎた。
_・)ぷっ　かわいい。

声をかけられるのが、恥ずかしいお年頃でしょうからと、
お友達も見つけないように、写真に集中する。

「こんにちは！」

急に大きな声で言われて、驚き振り返ると
少年野球の男の子。野球の子にも色々いて、
やっぱりテレて、ちょこっと頭を下げる子や
目で挨拶していく子が多いけれども

「あっ。長男君のお母さん！おーい。こんにちはー♪」
なんて、手を振ってくれる子まで。
そんな風にしてくれると、とても嬉しくて、すごく可愛い。

あとで、その子のママに教えてあげよう。

小学校の音楽発表会は、長男君にとってはこれで最後。
感慨深いものがあるのに、さらに素直に育っている
お友達の笑顔もプラスされて、私のハートは刺激されまくりで
もういつ涙が流れてしまうのかと。

チビアンは長男君と鍵盤ハーモニカを共同で使っていて
いつも長男君に意地悪を言われるのがイヤで、
発表会で揉めるのを避けるため、
猛練習して人気の電子オルガンを勝ち取った。

ピアノも習わせていないのに、えらいなー・・・と
本当に感心する。

長男君たちは、６年生にして「大地讃頌」を
迫力の３部合唱で聴かせてくれた。
私達が中学生の頃に習った曲である。
合奏は「歌劇カルメンより　終曲」。すごいなー。

まだ、ちっちゃい子供だと思ってたのに。
もう、秋の運動会が終わったら
次の行事は卒業式じゃないのー・・・

合奏・合唱では何とか涙を堪えるのに成功したけれども
卒業式では、そうはいくめぇ。

今日の涙も、日本語を母国語としない方たちの集団の
お喋りへの殺意で　引っ込んだところもあるけれど。

何度か「静かに聴いてください」と注意があったにも
かかわらず、伝わらなかったみたいで。
丁度、私の後ろだったものだから

言葉が通じないなら、子供ならゲンコツなんだけど
大人だったので、唇に人差し指を当てて「シーッ！」
優しく見つめたところ、

「ごめんなさい！」と両手で赤い口を隠した女性は
チャーミングでした。
ブサイクだったらオマエ、秒殺だったところだぞ。