3年続けば、毎年恒例と言ってもいいでしょうか、、、。
今年もクリスマスに向けて、恒例のコンサートへ行って来ました。^^
それは、 ('09.06.11日記)
に書いたアイルランドの男女混声コーラスグループ『アヌーナ(ANUNA)』です。
私とケルティックとの出逢いはそれほど古くはなく、 3年前に「ケルティック・ウーマン」のCDを手にして以来。
その澄んだ歌声と、日本でも馴染みあるアイルランドの伝統音楽にたちまち虜になりました。
そして昨年 観劇した「リバーダンス ('08.07.14日記) 」によって、その内面に秘められた熱く激しい思いと 暗く厳しい歴史に触れて、ケルト民族により一層 興味を持つようになったのです。
アヌーナによって知った アイルランドの中世の宗教曲や聖歌は、北国の冬を思わせる暗く切ない雰囲気と 崇高で神秘な空気とが混ざり合って、それはそれは摩訶不思議な空間を生み出していました。
薄暗くしたステージの上に立つ、蝋燭の炎を模すライトを手にした長い髪の女性達。
彼女達が着る黒いロングドレスは、どこか中世の魔女狩りさえも思い起こさせるような、墓標さえもイメージさせる独特の雰囲気です。
けれど そこには陰湿さは一切なく、
瞼を閉じると、まるで断崖に立って遠く北の果ての海を眺めているような、
なだらかな丘の上から広大な荒野を見降ろしているような、
深い森の奥地に入り込んだような、碧い湖の底を覗きこむような、
まだ訪れたこともないはずの アイルランドの幻想的な風景が脳裏に浮かんでくるようでした。あげくに そもそも自分が起きているのか眠っているのかさえも分からなくなり、現界と天上界を行ったり来たりと彷徨っている感じ。(^^;
す~っと魂が抜けていくような感覚で、非常に気持ち良かったです。(笑)
今回 初めて聴くアイルランドの伝統音楽も多く、これまでの音楽感を覆されたところもしばしば。
世界にはまだまだ尽きぬ興味で溢れているようです♪
その透明な歌声に相応しいアイルランドの地を、私が訪れるのは 随分先のことになるでしょうけど、
私の36歳最後の一日、日本にいながらアイルランド上空を飛び回って来ました。
* * * * * * *
私事ですが、本日11月29日で37歳を迎えました。
昨年の日記には、「世界中の方々に感謝をする日」と書きました。
今年の私は、感謝とともに、皆さんに「ごめんなさい。」を伝えたい。
うまく言えませんが、今の自分ではとても申し訳なく感じるのです。
ただ年を重ねるだけでなく、我が儘に生きるのではなく、
これからは もっと世界の人達のことを考えて、今の自分に何が出来るのか、
その為には何を始めなければならないのか、じっくり自分の心と向き合っていきたいと思います。
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