I love Salzburg

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2011.01.15
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昨年暮れ、何人もの同僚にそう言われました。

あら? 中南米のピラミッドって、遺跡好きじゃない人にはあまり知られていないのかしら?

マヤとアステカのピラミッドを知らない方が私には不思議でしたけど、確かにピラミッド=エジプトってイメージが強すぎますね。。。

そんな方にこそ、マヤ人の叡智そのものであるチチェン・イツァのククルカンのピラミッド(エルカスティージョ)を是非見て戴きたいと思います!

世界中のピラミッドのうち、私が実際に訪れたのは今回のチチェン・イツァが初めてなのですが、
色々な写真を見てもククルカンのピラミッドが一番美しいな~って思います。(*^^*)


但し、大きさだけでいうと、エジプトのクフ王のピラミッドが高さ168mに対し こちらは30m、
規模は8分の1(確か、岡さんはそう仰っていたような?)に過ぎないのだとか、、、。

* * *

ククルカン。

当時のマヤ語では「クムクムカン」だったそうです。…[ウォータースポーツカンクンの店長・吉田さんメモ]
それは豊穣の神、羽の生えた大蛇を意味します。

チチェン・イツァのピラミッドの北側階段の最も下に、そのククルカンの頭部の彫刻があります。
2011-01-16 06:13:21

そう!
ここに、年に2回、春分と秋分の日の夕方、豊穣の神・大蛇ククルカンが天から舞い降りてくる!!

太陽が西に傾いてくると、北側の階段に光と影のコントラストができ、
そして、大蛇の頭にうねる胴体が合体して、ククルカンの降臨となるわけです!!!

太陽の傾きによって変化する影は、まるで大蛇が動いているかのように見えるそうです☆

このピラミッド、もしも4つの面が正確に東西南北を向いていたなら、階段は真西から光を浴びるので影はできず、この現象は起こらないのだとか。
ところが、それを17度傾けることで台座に影ができるという、太陽の動きを熟知していなければ 到底できえなかった魔法(?)です。^^

ホント、凄いですよね~。
完成してから、あっ!1度違ってた!!(ToT) では、もう取り返しようがありませんもの。
偶然ならば、もっとビックリだけど☆(^m^)

ちなみに、秋分の日は雨季にあたるので、3月21日の春分の日の方が見られる確率が高いようです。


また、このピラミッドは暦のピラミッドとしても知られていますが、
私ったら、本当に一辺が91段だったのかどうか数えてくるのを忘れました~。(T_T)

一辺が91段、4面で91×4=364。 これに最上段にある神殿への一段を加えて365段。
また1面が9段の階層からなり、各面は中央の階段によって分断されているので、9×2=18。
これが、マヤ暦の1年の月数、18ヶ月となっているそうです。…[(同)吉田さんメモ]

誰? こんな凄いものを設計したのは!!!

この内部にはもう一つピラミッドが内蔵しているとかで、どこもかしこも不思議でいっぱい!
それでもって、この完璧な形、美しさですからね~。
マヤ人は宇宙人???っていう説を、私はほんの少しだけ 今も信じております。(笑)

*

そして何より楽しいのは、このククルカン、鳴くんですよ~。

もう随分と有名になってしまいましたが、正面に立って手を叩くと うまくこだまして、キュ~ンキュ~ンって鳴くんです。

この場所では多くの団体さんが揃って手を叩いておりましたが、
はい、私達も同じく何度も何度も手を叩いてまいりました。^^


「いいですか? じゃぁ、もう一度 5回叩きますよ~。」と岡さん。

なのに私ったら「え? 三三七拍子ですか?」って思わず答えてしまいました。(^^;

というのも、その少し前、「もう日本では新年なんですよね~。」って話をしていたから。
「じゃぁ、チチェン・イツァが初詣ってことになりますね。^^」
なんて言っていたら、
おめでたい=三三七拍子、、、って、ついそんなことを思いついてしまったわけです。(笑)

ですが、本当はおめでたい席で叩くのは三本締めなんですよね。(^^;
口では三三七拍子と言いつつ、皆さん ちゃんと三本締めをしてくれました。

ここで、世界遺産・チチェン・イツァのピラミッドを前に、日本時間 2011年初、私達7人の三本締めが大きくこだまします。^^

私の変な言い出しに応えてくれた皆さん、本当に優しい方達でした。^^
もちろん、そんな叩き方をしている人は他に誰もいないわけでして、
自己満足ではありますが、ククルカンと誰よりも仲良くなれた気分でほくそ笑んでおります。(笑)


では、最後にピラミッドの東側の側面をお見せしましょう。
2011-01-16 07:19:04

実は、ピラミッドの半分、東側と南側は修復がなされていないのです。
その理由は、半分をオリジナルとして残すことで、修復後とオリジナルとの比較ができるように配慮したためだそうです。…[(同)吉田さんメモ]

あまり後世の人の手が加わっていない方が好きな私には、その心遣いが嬉しかったです。

そして、足元には まだまだ発掘最中の遺跡がゴロゴロと! 
実は地下にももう一つピラミッドが??? な~んてことが発見されても、私はビックリしませんよ~。(笑)

そのくらい、色んな謎と浪漫で溢れているククルカンのピラミッド。
いつの日か、この場所で宇宙人と交信してみた~い、そう思ったpicchukoなのでありました。(爆)


* * * * * * *



前述の問題 の答えは、3.イグアナ君でした。
チチェン・イツァでは2匹しか見なかったのですが、トルゥム遺跡では気が付けば足元に~!
意外と普通にいる生き物なのですね、イグアナって。(^^;
2011-01-16 06:11:53

ちなみに、ユカタン半島の先の部分しか行かなかった私は、誰もが思い浮かべるサボテンの国・メキシコの姿には一度も出会えませんでした。。。





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Last updated  2011.01.17 13:12:45
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