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おとといから空咳が止まらない。のども痛くないのにうっとおしい。 同僚たちは「うわっ!日本からSARS持って帰ってきただろ?近づくな!!」とみんな逃げていく。そういえば、地下鉄で咳をしていたら、満員なのに気が付けば私のまわりは空間が。。。 くっそー、私はSARSじゃないぞ!(たぶん)こうなったら、みんなに感染しまくってやる。そんなわけで今日も会社に意気込んで出勤してきました。********************** もう、いいかげんクタクタである。 この日は家族でしかも、近所だけのおでかけだし、ゆっくり寝れる、と安心して暴睡していたのだが、朝早くから母にたたき起こされてしまった。 昼食を天皇ご一家の御常宿でもある奈良ホテルにご予約あそばしたので、それまでにいろいろ観光を、と言うのだ。 別にその辺の蕎麦屋でもいいのに。。。と思いつつ、もちろん口には出さない。 まずは、のっけから春日山原生林へ。と、いうのは父が昔、この原生林の調査に携わっていたので(注:木こりではありません。)マルちゃんに見せたかったから。 この原生林は奈良時代から手を加えてないらしい。ので、林道からはみることが出来ないが千年以上もの樹齢を経た大木が何本も奥にはあるらしい。一度は女性の白骨死体もみつけたとか。まるで富士山の樹海である。 私たちは基本的にアウトドア派である。 おっとがクルマを降りて少し歩きたいというので、2人で歩いた。するとまもなくして、大きなへびが藪の中から出てきて私たちの前を何事もないように横切っていった。び、びっくり!母が「きゃーっ、もう行きましょう!」と叫んで私たちは慌てて山を降り、奈良ホテルへと着いた。このホテルは明治42年創業の一見、古寺のような古い大きなホテル。足を踏み出すと沈みそうな赤いじゅうたんが敷き詰められた廊下を抜け、レストランへ。眺めのいい窓際の席に案内された。この日、注文したメニューはフレンチのコース。ウェーター達は舌をかみそうな感じで丁寧に注文を聞いてくる。その割にはパンを掴むピンセットの手が震えている。バイトかな?味は。。。はっきりいって、高いばかりでたいしたことはなかった。ま、ブランドで売ってるレストランなんてこんなものだろう。レストランを出て、私たちと母は春日大社への参道に入り、父は駐車場をさがしにいった。8月はじめの昼下がり。うす曇ではあったが超暑い。こんなときに観光しているのは外国人ばかりである(アメリカ人とドイツ人ばかりだった)。おっとはいちいち止まっては鹿とたわむれ、私たちはのろのろと進む。やっと春日大社へ。運良く 巫女さんたちが舞を舞っていた。夢中でシャッターを切る。おっとも夢中でシャッターを切っていた。あとでみると、私は巫女さんたちを、おっとはそのそばにあったご神木の大木を何枚も撮っていた。父の影響?が大きかったらしい。 舞を舞う巫女さん。左端にちょっとみえるのがご神木そこから4月堂、3月堂をみて2月堂で父と落ち合う(あまりのわたしたちののろさに待ちくたびれていた)。そこから東大寺へ。東大寺は予想通り、おっとはいたく感激し、キーホルダーを何個も買ったぐらいである。このあと、両親は家に帰り、私たちは残った。と、いうのはこの日は「燈火会」という夜の行事が行なわれるからである。商店街をおみやげ物をみながらウロウロしていると、だんだん日が暮れてきてひとが多くなってきた。燈火会のはじまりである。猿沢の池に行く。すでにベンチも手すりもひとがいっぱいである。サムイを身に着けたひとたちがあらわれ、池のまわりを囲んだ小さな灯篭ひとつひとつに点火していく。圧巻。そしてわたしたちはまたそこから興福寺を通り、博物館の前を横切って東大寺へと戻る。ろうそくの光の海である。 上おっと 下「あ」さんと「うん」さんまだ、万灯籠の日ではなかったので、これといった催しはなかったが、ロマンチックな夜だった。実家に帰ると父が昔の35mmをビデオに編集したものをみせてくれた。私の幼い時のビデオ(無声 白黒/カラー)。懐かしい昔住んでいた大阪の家、友達。。。今、あそこと友人たちはどうなっているだろう?どのシーンも私は全速力で走っている。今じゃ走るのもめんどくさいものぐさなのに。。。おっとは目に涙をためて喜んでいた。感動屋である。次の日は、京都観光。きつい日本旅行の終焉も近い。
2004.09.08
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土曜日は日本好きな友人がおすしの作り方を教えて欲しい、というので午前中から、日本から持ってきた料理本を片手に(私は自慢じゃないが、すし太郎以外、作ったことがない。)、中華街にあるオリエンタルのスーパーへ買出しにいった。巻き簾などを買い物かごに放り込んでいると、建築デザインをしている日本人の友人から携帯が鳴った。「連絡が遅くなっちゃったんだけど、今日昼から、わたしが店舗デザインした中国人の日本食レストランでオープニングパーティがあるのよ。よかったら来てくれない?お寿司、食べ放題よ!」私はすっかりその夜の約束を忘れ、「た、食べ放題?行くよ、絶対!!」とすっ飛んでいった。店の名は「うさぎ」。女の子らしい、モダンな可愛いレストランである。私は2番乗り(笑)。片田舎に引っ越して以来、ちっとも会っていなかった懐かしい、日本人やイタリア人などの顔ぶれが揃い、わんこそばのように次から次へと出てくるにぎりや巻き寿司を思い出話に興じながら、平らげていき、パンパンなお腹をかかえてレストランを出たのは夕方6時。そしておっとと友人の家に夜の8時に行く。友人はこの日を待ち焦がれていて、昼ごはんもこのために抜いたという。さっそくごはんを炊き、魚を切り、味噌汁などをつくっていると、友人は前菜として、ラーメンをつくってくれたので食べてしまった。これで、6時から8時の間に出来た わずかなお腹の隙間は、完全に埋まってしまった(泣)。みんなで料理本の写真をみながら、にぎりや巻き寿司を山のようにつくり、大皿に積み上げていく(私は心の中で「ストーップ!!、もういいやんっ!!」と叫びながら)。でも、教えておきながら、ここで食べなかったら、自分も食べられないような寿司を食べさせるように取られるので、無理に、しかもおいしそうに食べはじめる。最後に友人「おいしかった~。また、時々やろうね!」わたし、思わず「ゲフッ。あと、1ヶ月はいいや。。。。」地獄であった。aya825さんじゃないけど、連鎖反応とは、本当にあるのね、と確信した1日だった。。。。**********************食道楽の友人夫婦、「マルちゃん(おっとの仮名)にごっついうまい川魚を食わしたる!」とこの十津川への食の旅へと招待してくれたのだ。この日の早朝。4人で起き出し、バタバタしていると電話が鳴った。誰だろう? うちの母?友人だんなが電話を取って少し話し、切った。「十津川のレストランまでの道、土砂崩れで行けないんだって。」電話はレストランの店主からだった。数日前に中国地方を襲った台風の影響らしい。さあ、じゃあ今日はどうする?さっそくネット検索をしはじめる友人だんな。でも、すっかり川魚を味わう体勢が整っていた彼らはあっさり代わりの行き先を決めた。岐阜県下呂温泉近くの川魚レストラン。え、いきなり遠くない?と、いうよりそんな遠いところまで詳しい彼らに舌を巻いた。朝っぱらから大音響の「マジンガーZ」のBGM&だんなとおっとのカラオケでクルマを発進!何をかくそう、マジンガーZ熱をおっとに植えつけたのはこのだんなである。夜、酔っ払ってならいいが、さわやかな朝っぱらからこの選曲とカラオケは騒音以外、何者でもない。岐阜に向けて一路、高速を飛ばすが、のろい。みれば時速たった80Km。イタリアは140 Kmぐらいでおっとが運転していても、どんどん抜かされていくぞ。3時間あまりで高速を降り、どんどん山奥に入っていった「付知峡」のあるところでクルマを停車。そこには小さく「狭はこちら」と木の看板があるだけ。どうやって見つけたんだろう?林道を下ると小さな吊り橋があった。そこを渡ると、大きな川の中州にただ一軒「レストラン狭」があった。ひなびた温泉旅館のたたずまいである。(実際、入らなかったけど岩風呂が奥にあった。)川に面したテラスで名物「岩魚コース」をいただく。まずは前菜に名物の朴葉味噌で焼いたきのこが小さな七輪に乗っかって出てくる。おっとは七輪と、みたこともないきのこに大喜び。そのあと、ひとつの膳に岩魚のから揚げ、煮しめ、焼き魚、刺身と、まさに岩魚つくし。店には大きないけすがあって、たくさん岩魚が泳いでいるのだが、それがそのまま出てきているので、ちょっと可哀想な気もしたが、あっという間に食べたのはいうまでもない。前の川はとても透明である。食べている間から、うずうずしていたのだが、食べ終わるや否や、服を脱ぎ捨て(ちゃんと中に水着を着用)川に飛び込む。まずはおっとが。「ぎゃ~、冷たい!!!」足を浸してみる。うう~、氷のような冷たさ。それもそのはず、すぐそばに湧き出る滝のそばにいる私たち。勇気を出して徐々に水に入り、潜る。そばをさっき食べたばかりの岩魚が群れをなして泳いでいく。「。。。。エクアドルのアマゾンでこんな川を泳いだら、ピラニアに喰われるよね?」とジョークをおっとに投げかける。おっと「うん、本当に。信じられないよね。こんなに安全に泳げるなんて!!」思っていなかったマジメな回答に、南米の奥深さを噛み締めた。さんざん泳いだ後、やっとこの川を後にして、近所の「不動の滝」へ。この大きな滝の周辺を散策。マイナスイオン(このとき覚えた言葉)が出まくっている感じで、いかにも身体に良さそうである。ここでは「岐阜県の名水50選」の名水が湧き出していてコップが置いてあり、自由に飲めるようになっている。城之崎温泉でも体験したことだが、誰でも安心して自由に飲める水に、またもやおっとはひどく感心していた。友人夫婦はありったけの入れ物を持参していて、水を汲み、私たちもマネして手持ちのジュースのペットボトルを空にして、水を詰めた。素晴らしい自然とおっとをご満喫ください。帰り道は広がる田んぼや茶畑に寄り道したりして、高速へ。高速ではある時点でひどい渋滞に見舞われた。それもそのはず、この夜は琵琶湖の花火大会。琵琶湖付近をのろのろ進みながら高速から花火鑑賞。楽しかった上に、花火のおまけまでついた充実した旅になった。夜中に実家に帰りついたときには、その日に中国から日本に帰国した父が起きて待っていてくれた。おっとは父が大好きである。感動の対面を玄関先で長々としていたら、起きてきた母に「何やってるの!蚊が入るでしょ、さっさと入ってくれる!?」ここから父と居れる日が重なるのはわずか4日。次の日は家族でようやく奈良観光である。
2004.09.06
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思い出したが、日本に行く前に本屋で日本のガイドブックを立ち読みした。どこが、外国人受けするのかな?「Osaka」。どれどれ。昨日の写真の風景、大阪城などの名所の写真がある。それと一緒に下から見上げるように撮った迫力のあるお兄さんの写真が!「Yakuza」。日本のマフィア。大阪、神戸にたくさんいる。Yakuzaの特徴は:1.刺青をしている。2.小指がない。3.多くがサングラスをかけている。彼らは危険なので、それらしき人物をみたら近寄らないことだ。。。。。的を得ているとは思うが、こんなわかりやすいYakuzaばっかりじゃないよね?この写真、誰がモデルなんだろう?本物のひと??それより前に「Osaka」の案内でこ~ゆ~のって変??************************この日は朝から大阪に行く。日本橋の電気屋街、その他もろもろに友人夫婦が連れて行ってくれるのである。午前中、戎橋のお店をちょっとみたあと、友人の右ハンドルのミニクーパー(あえて強調。なんで外車なのに、右なの?)で新世界へ。この友人夫婦は「食道楽者」である。一流のレストランから汚い裏道のラーメン屋に至るまで、実においしい店を知り尽くしている。名前は忘れたけど老舗のうろん屋さんに連れて行ってもらう。ここの出汁は代々の年代を経たかめの中からひしゃくで出す。毎日使った分だけ上から足していっているだけのようで、深い味わいなのだ!わたしはやまいもうどん、おっとは天丼を頼む。もちろんやまいもは天然もの。味がふつうと違いすぎる。天丼はあつあつのごはんの上にえびが1尾乗っているだけだが、このえびがでかい!しかもごはんの下に張った出汁がうますぎ。一緒に頼んだ厚焼き玉子もうますぎ。友人だんなが頼んだざるそばももちろん自家製手打ちで、うますぎ!!!!おっとは無言であっという間に平らげたのは、いうまでもない。そのあと、日本橋の電気屋街へ。はじめてTAXフリーで炊飯器を買う。 福引き券をもらったので、店頭でおっとははじめて福引きをさせてもらった。ガラガラをまわす。白い玉が出てきた。お店の人「はずれですね~、いいでしょ、もう1回」と更にまわさせてもらう。こんどは水色の玉が出た。お店の人ガランガランと鐘を鳴らしてメガホンで叫ぶ。「1等!ハワイ旅行、大当たり~!!」と!!ええ~!!ほんとう??顔が紅潮する。でも、日本滞在中に行ける?、いや、無理だよね?イタリアから出発もあり??数秒の間に考えが交錯する。お店の人「。。。な~んてね、水色賞の花火セットです。」。。。残酷である。一瞬でも夢が広がったのに(泣)!このあとおっとが時計を買い、オートバックスにはまったあと、西心斎橋にあるパブに向かった。この夜は大学時代の同窓会である。でも、最初はそんなつもりじゃなかった。奈良在住の数人の今でもつきあいのある大学時代の友人たちとささやかに過ごせれば、と思っていたのだが。。。。前回ひとりで帰国したときに仕切ってくれた、別のゼミの友人が今回も仕切ってくれたのだが、なんと、大学の学科の同窓生、特に彼女のゼミ(当然だけど)を中心に声をかけてくれていた。参加者は顔は知っているけれど大学時代、しゃべった事もないひとがほとんど。。。大丈夫だろうか?当初は数人ならGabbyaさんに教えてもらった大阪のラテンクラブに行くつもりだった。が、人数の多さとその顔ぶれに、自然とその案は没になってしまった(Gabbyaさん、ごめんよ。おっとはすごく行きたがってたんだけど(当然わたしも)。。。)。でも、結果としては、ひとりしか誘われてなかった同じゼミの男の子(奈良出身)が他にも2人同ゼミの友人を連れてきてくれたし、新たな出会いではないけど、顔なじみのない同窓生たちとも親しくなれて、その上ちょっと仕事までいただいて、楽しい同窓会となった。おっともすっかり旧友のように馴染みきっていた。最後はおっとが福引でゲットした花火でパブの前で遊んで、夏の集会にふさわしいしめくくりとなった。この後、4人の酔っ払い(あ、友人は運転したのでしらふ。日本って真面目だねえ。)は転がり込むように家に帰って、気絶するように雑魚寝。次の日は早朝から十津川に向かって出発である。
2004.09.03
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昨日は女性陣からは同意のコメント、男性陣からは、「駐車場でもOK!]というコメントをいただきましたが(笑)、彼女いわく「OK!」といわれた場合の手も考えてあったそうです。笑うだけで、教えてはくれませんでしたが。。。(ちょっと、こわいな)その気がない女性をおとすのは、難しい!ということです。はい。******************関東から奈良の実家に帰って次の日、わたしは家にいた。 疲れることを知らないおっとはどうしても外に出たい、というのでバスカードだけ渡して駅前までひとりで行かせた。これぐらいなら、大丈夫だろう。 この間に、大慌てで、今回の帰国の使命のひとつだった自分の部屋を片付けたり、次の日からの友人宅お泊まりのための荷造りにと忙しくしていると、おっとはまたもや得意げな顔で帰ってきた。今度はおつかいではなく、自分で物を選んで買ってきたからだ。物とは:「5本指靴下」。「広島のお寺のひとが履いてるのをみて、欲しかったんだよ~。」(でも、履くのが大変なのと、靴の中がきゅうくつになるのでちっとも使ってないが。) そして楽天をチェックしているとまわりをうろうろして落ち着きがない。ちょっとぐらい、ひとりにさせてよ(怒)!!そのとき、お泊り予定の友人から電話がかかった。「旅行、どうだった~?」わたし「楽しかったけど、ぎっくり腰になっちゃったみたいで、参ったよ。」友人「え~っ、明日からまた旅行なのに?そうだ!!私が通っているミナミの整骨院に今日、予約入れてあげるから、いきなよ。」 正直言うと、1日ぐらい、家でゆっくりしたかった。だが、整骨院でマッサージとは魅力的である。ありがたく、お言葉に甘えることにした。 予約は夕方。ついでなので予定に入っていなかった大阪見物を兼ねてそのあとすぐ出掛けた。 わたしにとっては大阪のミナミは庭のようなものなので感動はないが、とりあえずお約束の道頓堀や、かに道楽前におっとを立たせて写真を撮る。 そんな気分が感染してか、おっとも「これって有名なところなの?」と不思議そうである。(あとから日本マニアの友人にみせて、うらやましがられたので、得意になったが。) その後、友人のだんなさんと待ち合わせ、彼の顔利きの問屋さんなどをまわって曽ヱ衛門町の整骨院へ。 テナントビルが建てこんだ中のマンションの1室だった。こんなの外から全然、わからないよ。トレーナーに着替えて診療台へ横たわる。 先生は眉間のところに金の振り子のようなものをたらして「これで、まず気の流れを良くしましょう。」という。言われれば、なんかひたいからエネルギーが流れるように感じるのが不思議だ。 そこからマッサージがはじまる。「相当、体中が張ってるわねー。」とウンウンと先生は全力で揉んでくれる。 その間、おっとは興味津々。「どう、気持ちいい?」と何回も聞いてくる。 気持ちがよすぎてうっとりしていておっとの質問に答えるのも邪魔くさいほどだ。 実は何年か前にも、マッサージがしたくて、ミラノでも「北海道で修行をしてきました。」というちょっと胡散臭いマッサージ師(イタリア人)にやってもらったことがある。 このときも「相当、体中が張ってるねー。」と力任せに揉んでくれたのだが、そのあと、体中が熱を持ってパンパンにはれあがり、痛くて痛くて、夜も眠れなかった苦い経験があるので、これ以来、こわくてマッサージはしてないのだが、やっぱり、本場?日本のマッサージ師はうまい! 舌を巻いたのは、ちょっとさわっただけで「首が。。。もう、お年?」と、イタリアじゃ、あんなに時間をかけてレントゲンまで撮ってこぎつけた首の痛みの原因をあっけなく、わかってしまったことである。 1時間後、完全に体は楽ではないが、だいぶマシになり、まだちょっと痛かった腰は全快していた。 ここで仕事が終わった友人も来たので、皆で彼女が差し入れてくれたアイスを食べ、実家で母も夕食の支度をして待っているので帰ることに。 だが、おっと「僕もやってみたい!」と言ってきかない。 どうして、わたしのすることは、みんなやらないと気が済まないんだ?! 結局「まあ、めったに出来ない体験だから。。。」とやってもらい、お礼もそこそこに、大急ぎで家に駆け込んだときには、赤鬼のように怒りで顔を真っ赤にした母が待っていた。日本(母?)は時間をきっちり守るのはいいが、こういうところで融通が効かないのでこわい。もちろん、さんざん怒りをぶつけられたのは、おっとではなくてわたし、である(泣)。次の日からまた、大阪のこの友人宅に泊まり、旅に出る。*******************(つぶやき追記)あれ?昨日はアクセス数がノーマルだったのに、今日はちょっとUP。昨日のタイトルのおかげ? それとも、みんなマッサージ好き??
2004.09.02
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昨日の夜は、日本で使ったお金や、その他もろもろの精算をし、ノートに書き込んでいた。おっとが帰ってきた。「何してるの?」わたし「みればわかるでしょ、お金の精算してるの。あんたの私物と私の私物も全部、ごちゃまぜだし。」おっと「使ったものは使ったものだし、そんな細かく精算しなくても。。。」わたし「何言ってるのよ、こうやってきちんと明快にしとかないと、後から訳のわからないクレジットカードの請求が来たときとか、困るでしょ。結婚式のときに書かされた誓約書の中にも離婚のときは私産は別々にすること、ってあったじゃない。通常からちゃんとしとかないと、後々、細かいことで揉める原因になるんだから。」このとき、おっとのベネチアンガラスのグラスより薄いハートが砕けたらしい。おっと「きみ。。。まだ結婚して1年にもなってないのに、もう離婚を考えてるの?」わたし(おっとの顔色をみて、やばいと思う)「え。。そ、そんな。物のたとえよ、たとえ。」おっと「たとえなら、どうしてそんなにうろたえるの?やっぱり、考えてるんだー!!」アホー!! あんたの動揺が感染ったんだよ!そのあと、おっとは世界の終わりのような顔をして背を向けてベッドに潜り込み、朝まで出てこなかった。******************この日は関東最終日である。腰の痛みはだいぶ治まった。それでも念のため、腰に湿布をはりめぐらせ、横浜のホテルを後にした。東京まで新幹線。そこから舞浜駅まで、昔はもっと遠いような気がしていたが、案外早く着き、ちょうどディズニーランドの開園と同時に入った。しかし、そこからが長い。朝からずっと我慢していたトイレに2人で駆け込み、ロッカーにリュックをぎゅうぎゅう押し詰め終わった頃には、園内はすでにひとでいっぱいだった。ロッカー室を出ると、さっそくプーさんに出くわした。おお、ラッキー。「一緒に写真、撮ってください!!」付き添いのお姉さん「写真を撮りたい方は、あちらに並んでくださいね~。」指差す方向をみやると、すでに警察に滞在許可証をとるために並ぶより長い列が出来ている。あんぐりして、あきらめたのは言うまでもない。まずは「TOY STORY」のBUZOO?の新しいアトラクションへ向かう。もちろんすでに何重もの長蛇の列。最終尾には「90分待ち」と書かれた札が立っている。きっとどこもそうであろう。しかたなしに並ぶ。炎天下、日陰もないアスファルトのところに並ぶのは地獄だ。おっとの愛用タオルを奪い、ほお被りにするが、まだ暑い。みれば、「ファーストパス専用入り口」というものがあって、そこから入る人たちは並ばず入っていく。そんな便利なものがあるのか!そういえば、ロッカー室の横に、パス発行窓口ってのがあったっけ?ガイドを見る。あった!「指定されたアトラクションのみパスを提示すれば並ばず入れます。」とある。みれば、ほとんどジェットコースターなどの速い乗り物系。だめだ。。。。ガクッとした。ここに来るまですっかり忘れていたのだが、おっとはそ~ゆ~速い乗り物系がまったくダメである。馴初めのころに他の友人たちと一緒に行った遊園地でも、おっとだけが口を一文字にして、乗り物に耐えている写真ばかりが残っている。(そこまでして、行くなよ。あ、でも来なかったら、知り合ってなかった。。。)そんな思いをして、きっちり90分並んだアトラクションもあっという間に終わってしまった。おっとはすでに「どこもこんなに並ぶの、いやだよ~、帰ろう!」とふてくされている。 でも、たったさっき、私たちは大枚はたいて入場して、やっと1つアトラクションが終わったばかりなのだ。元を取らねば!! なだめすかしていると、もうすぐパレードがはじまる気配である。「あ、もうすぐパレードだよ!これなら並ばなくっていいし、行こう!!」と手をひっぱった。メインストリートに行くと、もう大勢の人がござをひいて道路わきに座り込んでいる。でも、よくみると人数はそれほどでもない。というのは、たとえば2人しか座ってないござは4人ぶんぐらい面積がある。おかげで、スペースはあるのにそっちには行けない。 これって渋滞都市、ミラノに通勤を1人でワゴン車で行って大きな面積を占領して路駐するようなもので、はた迷惑もいいところである。 それでもなんとか、ござとござのすきまを見つけて行こうと思ったら、そばに座っていたおばさんに「ちょっと、ここは立ち入り禁止よ。」とにらみつけられた。 「私たち、うしろの隙間に行くつもりなんですけど。。。」「そう、でもとにかくダメなのよ。だって私たち、1時間も前から座って待ってたんだから。。」と目を合わさないようにしてなお つぶやくように言う。 どこに立ち入り禁止と書いてあるんだ?? 1時間、待つのは勝手だけど、スペースはあるのだ。 なにも他人のひいたござの上に行くつもりなんてさらさらないのに、こんなことを言われて鳥肌が立った。おっと「どうして行かないの?」 わたし「。。。そこのおばさんがダメだって。」おっと「なんで?スペースあるじゃない?」わたし「いいから。他をさがそう。」ここで今回の旅ではじめて嫌な視点で「あ~、やっぱり日本やね。」と思った。(この時季の着ぐるみの中って、死にそう。。。(経験者談))パレード中のなげやりなおっとでも、このままだったらストレスが溜まるので、発散を試みる。 もし、これがミラノで滞在許可証を待つ警察の前だったら? 警察開門と同時に出てきた警官に、このおばさんは「こんなところで何座り込んでるんだ!立て!!」と立たされる。 うろたえてござを片付けようとしているそばから、他の外国人にござは踏みくちゃにされ、前方にぎゅうぎゅう押される。 そこで、「ちょっと、ここは立ち入り禁止よ。1時間も待ってたんだから!」なんて言おうものなら、あちこちから「何言ってんだ?俺は10時間だ!」「ぐずぐずすんな!」などの罵声があがり、おばさんはしゅんとなる。。。。あ~、ちょっとすっきり。イメージの中での復讐。ああ、わたしって小市民(涙)。 気分を変えて、そのあとシンデレラ城や、イッッ リトルワールドにも行ったが、アトラクションのお姉さん、お兄さんたちも人数をさばきすぎているためか、まるで八百屋の呼び込みのようである。 そのうえ、すごいひと、暑さ、私の大好きなジェットコースター系に乗れないもので、ディズニーランドは達成感が満たされないまま後にしたのであった。 最後の救いは大阪行き新幹線に乗り込むギリギリ前に買った駅弁「東京弁当」とビール。「東京弁当」は具たくさんでおいしかった~。おっとも城之崎の「かに弁当」以来、電車でお弁当を食べることにはまっているので、ご満悦だった。 そして車窓からも、とうとう行けなかった夕暮れの雪のない富士山もみることができて、めでたし、めでたし。こうしてJRパスをフルに使った全国(じゃないけど)泊まり歩きの旅は終わった。次回からはご近所散策である。(まだ、実家のある奈良にも行っていないわたしたち。。。)
2004.08.31
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今日からほぼ全社員がバカンスから戻ってきて、いよいよ仕事にエンジンがかかった。と書きたかったが、戻ってきたのはまだ約半分の社員。そして、真剣にデスクに向かっていると思えば、旅行の写真をみている。 でも、通勤途中と、社内で気付いたのは、今年はそんなに日焼けしている人が多くない。 いつもは、イタリア人か、アルバニア人かわからないぐらい真っ黒なひとたちが街にあふれるのに。2人のあまり日焼けしてない同僚に聞いてみた。「日焼けはお肌に悪いのよ、だからいつも海でもパラソルの下にいたわ。」なるほど。やっと日本人のように帽子をかぶって、Tシャツを着て海に入るまではいかないけど、美白に目覚めたか。「今回は小さい子同伴だったからねえ。。。いつも夕方から1時間ぐらいしか海に行けなかったのよ。」そういえば、私もジェノバでそうだったし。わかる、わかる。でも、そんなひとたちばっかりじゃ、ないと思うんだけど?******************前の日、よりちゃんが即席で描いてくれた「わたしとおっと」。(私の姿、初公開!!)親戚と別れた夜。おっとに「湿布薬」と書いたメモを持たせ、はじめてのおつかいに、新横浜駅前の薬局まで出した。何をやっていたのだか、すごーく時間はかかったが、おっとは、無事任務を完了して意気揚々と帰ってきた。フロントでもらった痛み止めを飲み、湿布を腰にベタベタ貼って、おっとに支えられてベッドに横になる。「。。。これじゃ、明日は動くの無理だね。どこに行く予定だったの?」ぽつりとおっとが言う。「デ、ディズニーランド。あさっては富士山。」返事をするのに腹筋を使うのも痛い。確かにこれじゃ、無理だ。「ねえ、おっと。」声を振り絞る。「あのさあ、調べたんだけど。富士山って遠いし、範囲が大きいから1日じゃ無理そうなんだよね。光子力研究所も「樹海」っていうところにあって普通の人は入れないんだよ。(いいかげん)だから、明日は動くの無理そうだし、あさってディズニーランドにだけ行って、奈良に帰ろう。」「そう。。。あした、やっぱり動くの、無理?」おっとの目がきらりと光る。ちょっと、嫌な予感がした。次の日の朝。 腰の痛みはだいぶ取れた。これで、この日、1日動かなかったら、完全に回復しそうだった。 わたしはすっかりそのつもりでベッドでTVをみていた。おっとも最初は一緒に観ていたが、すぐに飽きてそわそわしだした。「ねえ、ほんとに今日、どこにも行かないつもり?」とおっと。「行かないんじゃなくて、行けないよ。」とわたし。 嫌な予感は的中した。「あのさあ、きのう薬局の帰りにいろいろみてたんだけど、横浜、おもしろいよねえ。君が行けないなら僕、ひとりで出掛けていいかなあ?」「え~、でも新横浜なんて、駅前しかみるとこないし、行くんだったら横浜でしょ。」 かなり、不安になりながら行き方を教え、携帯とホテルの名刺を渡した。 おっとはスキップをしかねない勢いで出かけて行った。心配だ。。。でもその心配はすぐ消えた。 30分もしないうちにおっとが、半べそ状態で戻ってきた。「駅まで行ったけど、横浜往きが、どのホームかわからないんだよ。誰に聞いてもわかってくれないし。。。どうしよう?」はあ~。。。ため息が出た。 そうだよな、今まで私がガイド兼通訳をやっていておっとは付いてきているだけだったし。横浜も言うまで東京じゃないって、わからなかったしな。 はじめてのお使いが出来たから気が大きくなっていたが、横浜までは複雑すぎたらしい。「ねえ、どうしても一緒に出掛けられない?」懇願するようにおっとは聞く。 この落ち着きのない大型犬のようなおっとに1日一緒におとなしくベッドに居ろ、というのは土台、無理な話である。しかたがない。「映画を観に行くだけだったら、一緒に行ってもいいよ。」と出掛けるはめになってしまった。 新横浜から横浜までは近いが、乗り換えなきゃいけない。ひとりで行かせなくて正解だったとつくづく思った。 横浜に着き、とりあえずルミネまで行ったらなんでもあるだろうと、まずはリトルイタリーに昼ごはんを食べに行った。 リトルイタリーとはイタリアンレストラン街で、創設当初はたくさんのイタリア人が働いていて(一時、友人もバイトしていた。)、結構本格的だったのだが、今はイタリア人のひとりもいない。メニューも和製イタリアンにかわっている。 そして、どこも高い! すっかりそこでは食べる気を失くして、映画館のあるジョイナス方面へと向かった。 ジョイナスはルミネから、とても遠かった。(知ってたのに忘れてた。) この腰で歩くのがだんだんつらくなっていく。。。歩くのを極力さけるための映画鑑賞だったのに。 やっとの思いで映画館に着く。観るものは決まっている「シュレック2」。イタリアでは12月末の公開なのだ。先に観れるものは観とけ、である。 次の上映まで時間が少しあったので、すぐそばのモスバーガーでライスバーガーを頼んだ。 おっとはおっかなびっくり注文したものの、これ以来、ライスバーガーの虜となった。 モスバーガーはあんまりメジャーじゃなくてやれやれである。マクドナルドほどチェーン店があちこちにあろうものなら、この日より私までモスバーガーの日々しか送れなかっただろう(笑)。「シュレック2」はおもしろかった! 最初は日本語吹き替えで浜ちゃんの大阪弁のシュレックを観、次にオリジナル音声でアントニオ バンデラスのかわいい長靴を履いた猫に虜になった。もう一度観たかったが、おっとが飽きてしまったのでやっと外に出た。(私は気に入った映画は10回ぐらい立て続けにみても平気である。) おっとは、1度映画館に入ったら、何度でも映画が観れることと、そして朝から映画を上映していることに感心していた。(ちなみにイタリアは1回きりしか観れないし、夕方からしか上映しない。) おっといわく「これで、他の映画も1枚の入場券ではしごできたら言うことないのに!」 まったくそうだ。映画館関係者様、是非ご一考、下さい。 映画館を出ると6時。あたりはもう薄暗い。日本は日暮れが早いな。 おっとが付近の電気屋街を見ている間、ミスドで座って待つ。おっとはミスドの虜にもなった。 映画館でずっと座っていたおかげで、だいぶ腰はマシになった。これならたぶん、次の日のディズニーランドも大丈夫だろう。次の日はディズニーランドである。(楽しい旅行のはずが苦行にかわりつつある。)
2004.08.30
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いきなりだけど、うちの社長は変だ。誰に聞いても「まあ、どこの社長も変だからねえ。」と返ってくる。でも。。。というのは、きのうレシートチェックをしたせこい男、元我が社の社員のことなのだが。社長がバカンスに行く前に、留守の間の責任者?としてか、わざわざ、移住先の中米サントドミンゴ共和国から飛行機代を払って、呼び寄せたのである。だから、といって見ていると、特別重要な使命を負ってわざわざイタリアまで来たとは思えない。今朝も一緒にDVDを見て笑ってたし。 もうひとり今週会社に居る、決して可愛いとはいえないけど、巨乳の持ち主の同僚にここのところ毎晩、携帯で何十通というセクハラメッセージを送り、とうとう巨乳の同僚は腹を立て、「社長にこのメッセージ、転送するわよ!」と返事を返したところで、やっと静まった。なんで、この男が今、会社にいるのか、わからない。やっぱりうちの社長は変だ。******************横浜ではいとこ達が朝からホテルに迎えに来てドライブ、ということになっていた。と、いうのは台湾に嫁いだいとこ姉も8歳になる娘と実家に帰ってきていて、家がひっくりかえっている、ということで新横浜の駅前の私たちでは取れないような立派なホテルをとっていてくれたからだった。ホテルの前で待っていると、時間通りにいとこ姉弟といとこ姉の娘、台湾人とのハーフのよりちゃんが来た。このよりちゃん、小さい頃からすごいおしゃべりで、日本語と中国語のバイリンガルであることが自慢である。(半端に中国語を操る父は、いつもよりちゃんにこてんぱんにのめされてしまっている。)が、はじめて聞くイタリア語をしゃべるおっとに完全にびっくりしてしまって、めずらしく終日無口だった。そして、クルマの中でも、レストランでもひたすら絵を描きつづけている。なんか。。。自分の幼い頃をみてるみたいだ。これって、カティちゃん(よりちゃんと同い年)がうちのおっとみたいな?よりちゃん:人見知りはするが、慣れるとおしゃべり暇さえあれば絵を描いている内向的カティちゃん:人見知りをまったくしない、おしゃべり暇さえあれば外に出たがる外交的血のつながりってやっぱりあるのね、と改めて思った。まず、中華街近くの立体駐車場にクルマを留めたとき。おっとはひどく感動して叫んだ。「東京って、街がタテなんだね!!」タテ?それより前に、横浜は東京じゃないぞ!タテな駐車場上部をながめるおっとおっといわく「どこの駅に行っても、何階建てかだし、渋谷は道が2階建てだったし(駅前ね)、高速も上下に走ってるし、駐車場もマンションみたいだし。」そういえば、うまい空間利用してるよね。このあと、中華街のひなびてるけどおいしい台湾料理屋に行き(中華料理はぜんぶOKだったおっと)、港のみえる丘公園、外人墓地へ。おっといわく、ざっと見渡しただけでもここにはたくさんのスペインの貴族が眠ってるそうな。このあと、昔好きだった、トイミュージアムへ。ここはお店の奥に、有料のおもちゃの博物館がある。「安くないし、博物館は見なくていいよね。」といとこたちと言っているうちにおっと、すでに博物館の中から「ねえ~、みんな来て、これを見て!!」と呼ぶ。しぶしぶ全員のお金を払って入るはめになったが、まあよかった。このあとぐらいからちょっと腰が痛くなった。駐車場に帰る道では腰の痛みに耐えながらゆっくり歩き、そのままクルマに乗って親戚の家へと直行。そのころにはちょっと動くのも激痛が走るようになっていた。夕食に徒歩7分ほどの焼き肉屋を予約してくれていたのだが、そこまで歩くことも出来ずに再びクルマで連れて行ってもらう。座っている分には痛みはマシだったので、宴は盛り上がり、おっとは緊張もなにもなく、あっさり親戚となじんでほろ酔いのおっさんと変化した。「え~、本日はぼくらのために、このような宴をご用意していただき、ありがとうございました。」「ぼくはイタリアで一生、いくきーとさんを幸せにしてやるつもりです。」など、ひとりで弁舌を振るうおっと。日本語じゃなくてよかった。最後はおっとは目に涙をためて親戚と別れを惜しみ、ひとりひとりを抱きしめ、やっと別れた。 そしてわたしは、ホテルに着いたときには横たわるのにも「いたい、いたいっ!!」と絶叫をあげてベッドに寝るほどになっていた。フロントに電話して痛み止めの薬をもらう。こんなんで、次の日から動けるだろうか?横浜を拠点にして、次の日はデイズニーランド、次の次の日は富士山の予定である。
2004.08.27
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先週、今週と会社にいるのは:別の部署の男2人と女1人、そして私の計4人だけである。来週からはほぼ全員が戻ってくる。待ち遠しいような、ずっとこのままのんびりしていたいような。 人数が少ない上、仕事もないので、昼休みは長めにとってランチはクルマであちこちでかけて楽しんでいる。そこで、最近府に落ちないことが出てきた。私は昼はあまり食べれない。 いつも、だいたいサラダと水、もしくはトマトとバジリコなどのシンプルなパスタに水である。ところがやつらは: 具のたっぷり乗っかったビッグピザに大ジョッキのビールを何杯もやり、最後はデザートとコーヒーでしめくくる。 それは、勝手なのだが、いつも割り勘。納得がいかない。 そこで、きのうは対抗、それでも量は食べれないので、値段で勝負!と、魚介のスパゲッティとワイン、コーヒーを頼んだ。 そして、いつものように割り勘で支払いを済ませた後、クルマに乗り込む。 レシートをみながら、ひとりの男が、「おいおい、いくきーと。魚介のスパゲッティって◎◎ユーロもするじゃないか!あんまり高いものばっかり食べるなよ。」と。 なんだと~!? いつも考えずに食べて割り勘かと思ってたら、しっかりチェックしてるんやん!!せこいぞ、お前ら!!!!****************** そう、イタリア人はこういうところがずるい、と思う。 だいたい奴らの7割は計算に弱い。(以前、病院で16,50ユーロ払うのに、20ユーロ札と50を出したら、3ユーロおつりが来た。「1ユーロ足りませんよ。」というと「何言ってるの!20-16は3に決まってるじゃないの!」と看護婦に怒鳴られたほどだ。) なので、BARなんかでもよくおつりを間違えられる。運良く多くおつりが帰ってきたとき、3割のずるいやつらは「ラッキー」とナイナイするのが当たり前。 ちょっと、それたが、おっとが日本の電車の中で私に聞いた。「ねえ、車掌さんがしょっちゅう、行ったり来たりしているのに、誰も逃げ出さないよね?」へっ?「でも、コントロールじゃないみたいだし、いったい何してるの?」ああ、わかった。わたし「乗り越しするひとのために電車の中で切符を売ってるのよ。」おっと「わざわざ、そんなの自己申告するひとがいるわけ?」わたし「各駅の出口の前にも乗り越し専用の機械もあるけど。」おっと「???。。。乗り越しはバレたら罰金じゃないんだ。じゃあ、ぼくだったら、こっそり知らないふりして出ちゃうけど。」わたし「磁気の切符を機械に通さないと出られないからごまかしがきかないのよ。」おっと「あんな低い機械、簡単に乗り越えられるじゃない。」わたし「。。。日本はイタリアみたいに行かないんだよ(怒)!」 ちなみにミラノの地下鉄の改札機はただの紙の切符にガッチャンと日時をスタンプするだけで入れて、出るときは切符の必要がないので、簡単に同じ切符に何回もスタンプして入れます。 でも、コントロールが厳しいので、後ろめたいひとは車掌さんが来るとクモの子を散らすように、逃げます。 国鉄なぞは、ところどころにスタンプ機があるだけなので、駅構内には出入り自由。 もちろん、電車にも無賃乗車はたくさんいますが、これもコントロールが厳しいです。しかし、運の悪い1人が捕まっているうちに、10人が逃げる、といった風です。ああ、日本ってまったく次元が違うね。いい国、にっぽん。 こんな話をしているうちに、新宿駅に着いた。 都庁へと、長いちょっと薄暗い通路を歩く。何メートル置きに張り紙がしてある。「通路で寝るのは禁止」だって。おっと「そういえば、日本に来てまだ、浮浪者をひとりもみてないね。」わたし「でもここ、昔たくさん浮浪者が住んでいて、立ち退きでもめたみたい。」おっと「そうか、考えてるよね、ここ。壁際で、寝るのも座るのも出来ないようになってるよ。」おっとに言われて気がついた。 デザインチックにたくさんカラフルで、斜め切りされた低いポールがきのこのように壁際にずらっと並んでいる。 これでは近寄れない。なるほど、このためだったのか。さりげないぞ!通路を抜けると目の前に新宿シティが広がった。感激の声をあげるおっと。「そう、これ!これが見たかったんだよ。これこそ、本当の東京だ!!」おっとの言う、ウソの東京と本当の東京の街比較おのぼりさん丸出しである。街の写真を撮りまくり、都庁に登って跳ねまくり、ハイテンションのまま、都庁でもらったスペイン語の東京の地図を片手にまさひこ0565さんに教えてもらった両国の「大江戸東京博物館」へ。(ここは、東京の地下鉄の数をみて驚いたおっとのたっての希望で、JRではなく、都庁の地下から出る大江戸線を使った。なんてことはなかったけど。)ここでインフォメーション。 私も同じ日本語の地図をもらいました。が、スペイン語の地図の裏には、なんとミュージアムの割引クーポンつき。 切符売り場で地図をみせるとクーポンの上に記念スタンプしてくれた上、10パーセント引きです。 私のは日本語だったから、ダメだった。なんか、納得いかないな。 長い、チューブのようなエスカレーターで6階の入り口に上がるのも楽しい。 前にも書いたけど、ここでは浴衣姿のスペイン語のガイドのお姉さんに説明してもらったんですが、このかたなんと、元エクアドル大使館員だったそう。 なわけで、おっとはお姉さんとのおしゃべりもはずみ、いろいろと江戸の町並みがみれたし、楽しいツアーだった。 博物館をでたあと、「ああ、お姉さんの電話番号、聞いときゃよかった。」とおっと。 この場合にかぎり、私もそう思った(笑)。そうそう、まさひこ0565さん、いつも入浴のお時間にお電話しちゃってすみませんでした!このあとは、頑張って原宿へ。 アニメのコスプレのような、ミュージカルの衣装のような若い子がいっぱいいて、おっとは相当おもしろがっていた。 おっとはいかにも日本!というような漢字の書いたTシャツを、わたしは普通だけど、どこかのデザインスタジオのオリジナルっぽいTシャツを買って、ぜいたくにもたった1駅を新幹線を使って(JRパスの醍醐味やね)、横浜へと向かった。次回は 横浜です。
2004.08.26
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約7年ほど前の夏、アメリカ西海岸を旅行した。 そのときサンフランシスコで買ったサンダルが形も色も可愛い上に履き心地が抜群に良くて、他にもサンダルは持っているのに、ずっとそればかり愛用していた。 そして昨日、歩いているとブチッという音がして、とうとう足首に留めていたベルトの部分がちぎれてしまった。哀しい。。。。すっかりしょげて家に帰り、しげしげとサンダルをながめた。そうだ!足首に留めていたベルトの部分を切ったら、つっかけタイプのサンダルとして復活?! さっそくベルトを切って試着。う~ん、悪くないじゃん。 おっとが帰ってきたので、「いいアイデアでしょ!」とみせる。 おっと、哀しそうに「新しいのを買ってあげるから、そんなボロボロのサンダル、そこまでして履くのやめて。。。」ちぇ、いいアイデアだと思ったのに。カティちゃんとおっととパンダくん(おばバカ、妻バカである。)******************* 関東に向けて旅立つ前に 1日、実家で休息日を取ったというのに体力おばけのおっとは、疲れることを知らない。 朝から外に出たがって、結局1日2人で近所のショッピングセンターで過ごした。 次の日。 私はいつもは会社でコンピューターの前にいるだけなので、いきなり毎日、外を歩いて、疲れていた。 それに慣れないこの蒸し暑さと冷房の寒さの繰り返し。かなり参っていた。 それでも、午後から母が東京のはとバスツアーを予約してくれていたので、早朝から実家を後にした。 東京駅で新幹線を降りた後、はとバス乗り場の近くのレストランで2人でカツドンを食べる。 このとき、ちょっとやばいな。と思ってたんだけど。。。 案の定、狭い2階建てのはとバスが動き出したとたん、酔ってしまった。 真っ青な顔で、とりあえず皇居をみて、東京タワーへ。 タワーの入り口に立ったとき、「うぐっ!」と来て、そのままトイレに直行! 吐きそうなんだけど吐けないまま、トイレに座り込み、苦しい時間を過ごした。 その間、おっとはトイレの外で、半ば私の心配をし、半ばタワーに登りたそうにしているうちに、見学時間が終わってしまってついにタワーに上がれなかったのだった。 そこからはヘロヘロでバスの中で気を失うように眠ってしまい、後のことは覚えていない。 気が着いたら、東京駅に着いてバスから降ろされていた。 でも、眠ったおかげで気分はだいぶ楽に。 気を取り直してずっと前から楽しみにしていたLOVELINさんとの渋谷での待ち合わせの前に、浅草に行くことにした。 浅草は8月の、しかも日曜だというのにすごい人ごみ!! 地下鉄ではおっとが以前TVでみて驚嘆の声をあげていたあることの実体験。 駅員による、扉での押し込み。ぎゅ~っと押し込まれ「痛い、いたいっ!!」とおっとは悲鳴をあげた。 それほどまでというのは、その日は運悪く?隅田川の花火大会だったからなのだ。 おっとはお祭り騒ぎにすっかり興奮し、きれいなゆかた姿のお姉さんたちとすれちがうたびに、「ねえ、あのひとと2人で写真撮って!!」という。。。。ディズニーランドの着グルミでもあるまいし、誰がまったく知らないひとに「おっとと一緒に写真、撮ってもらえますか?」と、頼めるかーっ(怒)!!おっといわく「はは~ん、焼きもちやいてるの?」。。。。次元が違うよ、おっと(泣)。 待ち合わせがあるので、浅草を早々に逃げ出したのだが、それでもちょっと居ただけで、お祭りの雰囲気だけは楽しめた。そしていよいよ渋谷へ。お約束のハチ公前もとい、109の前のスターバックスで待ち合わせ。 でも、実際行くと、109って、どうして何店もあるんだよ?スタバを探すけどみつからない。どの109前??困ってLOVELINさんに電話する。 彼女も財布を忘れて遅れてくる、というので(サザエさんみたいだ)、結局私たちがその時点でいた一番近い場所のCAFEで待ち合わせることにした。どんなひとだろう、ワクワク。 おっとは、彼女のペルー人の彼に会えるのをとても楽しみにしていた。(私も在日南米人の現状を聞けることをちょいと楽しみにしていた。) やっとLOVELINさんが来た!残念ながら、期待のペルー人の彼は具合が悪くて来れずに、お友達を連れてきてくれた。(ホント、お大事にね!) おふたりとも日本人なんだけど、最初にお目にかかったときは「え?おふたりともペルー人とのハーフ??」というぐらい、雰囲気がペルーであった!ってことは、私もエクアドルな空気を漂わせてたんだろうか?? 1つ年上なだけなのに、落ち着いた大人の女性だったLOVELINさん、おもしろいお友達、おいしい居酒屋に連れて行ってくださって、楽しい時間を共有していただいて、本当にありがとう!次の日も東京、そして横浜の親戚の所へ行く。
2004.08.25
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今日はミラノは朝から雨です。地下鉄にも徐々に人が戻ってきつつあります。というわけで、最新ミッシェルちゃんといとこ兄の娘、カティちゃん(8歳)の野いちご摘みの写真をUP。******************* 広島を後にした私たちはすぐに新幹線で岡山へ。 インターネットで調べたところ、岡山から鈍行に乗って港に行き、そこから船でなんとか、という小島に行けると書いてあったからだ。 しかし、そこはイタリアナイズ?エクアドルナイズ?された私たち。 ざっと目だけ通して、「日本だし、交通便利だし、岡山にさえ行けばなんとかなるさ。」と朝もゆっくり出掛けた。 岡山に着いてすぐ、インフォメーションに行く。 わたしたちの旅はいつでもいきあたりばったりなので、インフォメーションは強い味方である。(みどりの窓口のことも広島のインフォメーションで教えてもらった。) とりあえず、名前だけは記憶していた(もう忘れちゃったけど)島の名前を言って行きかたを聞いた。 ここのお姉さん、「え~、岡山市外のことはあんまり。。。」と面倒くさそうに時刻表を繰り、「交通の便が悪いですよォ、ここから港駅まではここで乗り換えてああ行って、こう行って。。。船もいつどこから出るやら。。。」そうなの、大変だな。わたし「じゃあ、もっと交通の便のいい瀬戸内の海は?」お姉さん「瀬戸内にきれいな海なんてねえ。。ないですよ。日本海まで行けば別ですけど。」困ってしまった。とりあえずお礼を言ってインフォメーションを後にする。日本海かぁ。。 ハッとひらめいた。そうだ!そういえば、このあいだaya825さん(http://plaza.rakuten.co.jp/yuuka614/)が日記で日本海のことを書いてたっけ?関西に詳しい彼女に聞こう! さっそく電話する。びっくりされてしまった。前触れなしの初電話。すみませんでした。 でも、aya825さん、とても親切に「そこからなら特急に乗って、佐津に行ったらいいですよ。」と、電車の乗り換え方まで丁寧に教えてくれた。 ホームに着くと、特急は出たばかりで次の特急は3時間後。しかたなしに1両編成の鈍行に乗り込む。 たぶんディーゼル車で昔ながらの扇風機のみの車内はノスタルジック。姫路から佐津まで3回の乗換えを含む約5時間、折り重なる山々、たんぼ、田舎家とすばらしい景色が楽しめて、まるでタイムスリップしたかのよう。 ちっとも退屈しなかった。(その間、おっとは爆睡状態。)降り立った佐津駅はなんと無人駅だった。aya825さんいわく「駅から海はすぐですから。」え~、でもたんぼばっかりで海なんて見えないよ。無人駅 佐津 無人駅だから、誰にも聞けない。 不安でいっぱいになりながら、たぶんこっちが海であろうという方角に向かってたんぼみちを歩くこと10分。 松林がみえ、海が広がった。 そのときの感動といったら!! ひなびた海の家(ここでも「はじめてガイジン記念割引き」をしてもらった。)で水着に着替え、さっそく海に飛び込む。 どこまでも透明な海、すぐそこを泳いでいく魚たち。半端に生き埋められたおっとおっとはいろいろなことに感動していた。「こんな浜、みたことないよ!」うん、うん、砂でも砂利でもない、細かい小石の浜は、イタリアにはないタイプの浜だよね。「どうして女の人はみんな、Tシャツを着て、帽子をかぶって泳いでるの?」イタリアと違って美白が命だからだよ。「みて!浜のどこでもただで座れるんだね!!」そういえば、そうだ。イタリアの海浜は99パーセント貸切でパラソルとロングチェアを借りないと、海辺にいることすら、許されないのだ。 たっぷり泳いだ後、海の家のタタミに寝転がりながらおっとはかき氷、ホットドックとメニューのほとんどを平らげ、満足して帰途に着いた。 佐津はひとも少ないし、穴場です!関西、中国地方にお住まいの方に是非おすすめ!! aya825さん、本当にいいところを教えてくれてありがとう! 大阪に向かう特急の乗換駅、城之崎ではちょっと時間があったので駅周辺を散策する。 情緒たっぷりの温泉町。 駅前の公衆温泉にも、あれだけ温泉を嫌がっていたおっともかなり興味をそそられていた。 駅のまん前には噴水のように、飲める温泉水が湧き出していた。温泉水を飲むおっとおっといわく、「これがイタリアにあったら、絶対ジプシーの風呂になってるよね?」 確かにそのとおりだ。日本の清潔さと、公共のものをきれいに使う行儀の良さに感動したおっと(どこの公衆トイレもきれいだし)。 このあと、名物かに弁当を買う。お店のひといわく、「うちでは注文があってから作らせてもらってるんですが、お時間あります?」わたし「え。。あまりないんですけど、どれぐらいですか?」お店のひとは、申し訳なさそうに「5分ほどかかってしまうんですけど。」まーったくOK!!イタリアでテイクアウトのお店で注文した場合は、こんなセリフなしに30分以上、待たされることザラです!改めて日本の迅速さに感動したわたし・・・・さまざまな感動を抱えて旅の前半は終わった。次は関東に向けて出発である。
2004.08.24
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またまたごぶさたしてしまいました。 もう、2人してちっとも仕事がないんで、先週水曜日から、突然ジェノバに引っ越してしまったミッシェルちゃん(http://plaza.rakuten.co.jp/piccolaitalia/diary/200406090000/)の家にお泊りに行ってました。 ミッシェルちゃんの3歳のお誕生日 ミッシェルちゃんは、相変わらず油断を許せません。 プールでは同い年くらいの男の子に「ぼくの浮き輪、ミッキーなんだ。かっこいいだろ、一緒に遊ばない?」とナンパされてました。 夜のおしゃれな海岸通りではミッシェルちゃん、急に走り出したかと思うと、わざと前を歩いていた男の子にすれちがいざまにぶつかり、一緒にかけていきました。なかなか、かけひきのうまい女性です。将来が楽しみだ。。。あ、関係ないけど先週金曜日にオリンピックで行なわれた競歩(?)ではイタリア、しかも我が町代表が金メダルを獲得!そしてなんとはじめてエクアドルが4位まで来ました。やったね!!*******************おっとはやっぱり「ガイジン」だ。 おととい、やっと近所のスーパーが開いたので、日本で撮った写真を現像した。とりあえず、絵はがきショットの風景。そしてみればほとんど、「新幹線」「新幹線の中」「居酒屋、レストランの食べ物」「厳島神社の鹿」「奈良公園の鹿」。。日本を知らない外国人がこの写真をみたら、まるで、日本にはあたりまえのように鹿が街を徘徊してると思うだろう。それぐらいおっとは角のある牡鹿、雌鹿に子鹿とアップからおっととのツーショットに至るまで撮っている。厳島神社で、クリーム、チョコ、青りんご味 もみじまんじゅうを食べながら子鹿を追いかけていた時、親鹿から後ろ足キックを喰らった。それでも笑いながら鹿を追い続けたおっと。。。もしかして鹿フェチ?鹿とたわむれるおっとかき氷を食べるおっと(タオルを首にかけた姿は土方のおっさんファッション。)残念ながら厳島神社は修復工事中だったし、引き潮で海に浮かぶ姿はみれなかったけど、きれいだった。次の日は広島市内へ。前日からおっとが行きたがっていたホテルのそばのデパートへGO!なんともしゃれたデパートのレストラン街で広島お好み焼きを食べた後(知ってますよ、デパートで食べるなんて邪道だってこと。。。)、おっとはざっと見渡して「高いばっかりで、みんな同じじゃん?」と早々に後にする。「じゃあ、スーパーに行ってみる?」とダ◎エーへ。おっといわく、「同じデザインでこっちのほうがだんぜん安いじゃん!」と大喜び。安上がりなおっとを持って本当によかった、と実感する。そのあと名物のチンチン電車?で原爆ドームまで行ったけど、感動が薄かったのはミラノのトラムと違いがなかったからだろうか?原爆ドームに着いたときは真っ昼間で暑かったせいか観光客はそれほどいなかった。でも偶然、北アメリカから来たコロンビア人観光客の家族に遭遇して、記念写真の写しあいをした。このときは「あ~、やっぱり日本にも南米人は多いんだな。」と思ったが実はこれが最初で最後の南米人との出会いだったのだ。そして衝撃的な原爆記念館をあとにした私たちは駅前のホテルまで歩いて行くことにした。(ご存知の方も多いと思いますが、私たちは、ギリギリまで予定がわからなかったので、行く先々のJRのみどりの窓口でホテルを予約してました。付近の地図とホテルの写真、値段をみながら、窓口のひとのアドバイスを聞きながら、選ぶことが出来て、結構これがいいんだな。手数料が500円かかりますが、知らない町を徘徊してホテルをさがすことを考えると安いのでは?それにみどりの窓口で予約すると外国人は10パーセント割引になります。外国人と結婚されてる方にはおいしいかも。)ここから、ホテルまでの道のりは果てしなく遠かった!と、いうのは距離、ではない。 日本に着いて実家に1泊したあと、すぐに旅に出た広島。つまりおっとの旅の初日である。 以前の日記にも書いたが原爆ドームから駅前までの商店街に入ったのは夕方。駅前のホテルに着いたのは夜中。 20時ごろに全ての商店が閉まるまで店1軒、1軒をていねいにみていき、イタリアでは使えない携帯を欲しがって、アワアワと私が店のひとに通訳としてたくさん質問をするはめになった。 そして「これは何?」と聞くので説明しているうちからもう別のことに興味が移って「あれは何?」と聞く(怒)。最後に夜の繁華街の居酒屋にたどり着いたときには声も枯れ果てていた。「ガイジン」にチェーン居酒屋はとてもよい。メニューは全部写真つきなので好きに選ばせ、私はぐったり。やがておっとが頼んだチューハイが運ばれてきた。私はウーロン茶。おっとはひとくち飲むなり「すみませーん!」(着いてすぐ覚えた日本語)とウェーターを呼ぶ。わたし「いったい何?」おっと「このカクテル、まるで水だよ。もっと濃く作り直すように言って!」ああ~。思い出してしまった。過去の日記。(http://plaza.rakuten.co.jp/piccolaitalia/diary/200405130000/)以前仕事でイタリア人と沖縄のすし屋に行ってわがまま通し放題だった夜。おまえもやっぱりそうか!そのチューハイをひとくち味見してみる。確かに薄い?でも、それはイタリア基準なだけで、日本ではこれが当たり前かも?ザ 浦島ギャップに悩んでいるとウェーターが来た。とりあえず、おっとの言い分をそのまま伝える。ウエーターは苦笑いして、それを下げ、新しいのを持ってきた。「オリジナル自体がこんな味でして。。。とりあえず氷を減らしてみたんですけど。」お礼を言ってひとくち飲んでみる。ちっとも変わらないのでおっとをなだめて飲ませた。「こんなんじゃ、ちっとも酔えないよ!!」 イタリアで未だに放映している昔の日本のアニメのように、酔って、すし折をさげて、千鳥足で、ホテルに帰りたかったおっとの野望はやぶれた。 しかたなしにコンビニに寄ってビールを買うことにしたが、これもおっとにとっては珍品の宝庫。 ちりめんじゃこをみて悲鳴をあげ、おにぎりや弁当を不思議そうにながめ、あらゆる種類のビールとジュースを腕いっぱいにかかえこんでやっとホテルに着いた。次の日は岡山に移動、インターネットでみつけた瀬戸内の小島に行く予定である。
2004.08.23
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おっとは今日、はじめて自ら、仕事に行かなかった。理由は:「だって仕事がないんだもん。」私は。。。。1時間も遅れて余裕で出勤、さっきはミラノで一番チョコレートアイスのおいしいジェラート屋さんまで同僚たちとクルマでドライブ。明日はどこに行こうか?遊園地??たまにはいいけど、これが最低今週いっぱい続くと思うとつらいな。*******************おっとが3日遅れて日本に到着した日。私は早く家を出たにもかかわらず、すごい渋滞に巻き込まれ、空港に着いたとき、おっとはすでに出口のそばで待っていた。「私が待つ」というのは日常茶飯事だけど、2人の人生ではじめておっとを待たせたんじゃないだろうか?きっと、これが最初で最後だろう。おっとも別のことでびっくりしていた。「飛行機がね、20分も早く着いたんだよ!こんなことってあるんだ!?」と。イタリアの交通機関はいつも遅れて当たり前だから、確かに信じられないことだ。そしてすぐ、空港バスに乗って関空-奈良へ。どんどん海から大阪の中心部、東大阪、奈良へと景色は変わっていく。おっとは窓にへばりついて景色を楽しんでいた。ゴルフ場の緑の覆いのようなネットを不思議がったり、高層ビルばかりと思っていたのに、一軒家が多いことに感嘆の声をあげたりしているうちに家に着いた。おっとが遅れてきた理由はもちろん母には隠してある。母は、前日までブーブー不満をもらしていたのはどこへやら、おっとが玄関に立ったとき、なんとか笑顔で迎えてくれたときにはちょっとホッとした。この日、母が用意してくれた昼ごはん:冷やしそうめん みょうが、しそ、山芋入り /ゴーヤチャンプル /卵とうふおっとは苦しげに食べていた。なぜなら全てはじめてのものばかり。ポーカーフェイスをかろうじて保ちつつ、山芋を流し込み、ゴーヤを口にしたときの顔は、帰伊前日まで母の笑い話となった。卵とうふはプリンと思い込み(ちゃんと口に運ぶ前に説明したっつうの。)、最後に食べて「うわー、何これ?!」と吐き出した。こんなんで、これから3週間、大丈夫だろうか?母も同じことを思ったらしい。それから、実家に滞在中、家で母が用意してくれる料理はフライなどの洋食に変わってしまい、私にとってはちょっとつらかった。(あんこも嫌いだから和菓子も食べられなかったしねえ。。。(泣))。次の日からは休む暇なく、中国地方に向けての旅である。
2004.08.17
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みなさん、おひさしぶりです!3週間の休暇を終えて、先週金曜日の夕方、日本からイタリアに帰ってきました。ミラノは到着した時点の気温は23度。乾いた風が吹いて、今までの蒸し風呂のような日本とすごい違いです。そして、今日から出勤。街はまだまだゴーストタウン状態。お店は全部閉まってるし、ひさびさにうちの前の道路をみてびっくり。路上駐車がない道路って、こんなに広かったのね。地下鉄もガラガラ。こんなときに出勤しなければならないのが哀しい。。。********************帰りの飛行機の中ではまだまだ日本モードだった私たち。(あ、ちなみにおっとは日本出国は簡単でした。)でも、ウィーンで飛行機を乗換え、ミラノに着陸するなり、イタリア人お決まりの拍手が巻き起こったときには、「ああ、ミラノに着いたのね。」と実感しました。そうそう、着くなりさっそくエクアドル式の洗礼も受けました。空港には旅行中、車を預かってもらったおっとのエクアドル人の友人が迎えに来てくれているはずなのに、空港内をくまなく探して、待っても現れない。携帯に電話しても、家に電話してもいない。。。困って、彼の弟に電話したところ、怒った声で「あんちゃんは彼女と海に行っちゃったんだよ。君たちが朝7時に着くからって、ぼく頼まれてずっと待ってたのに来ないから帰ったんだよ!」私たちが空港に着くと言ったのは、夕方の7時だー!!(爆)。。。そんなわけで、イタリア到着から、すっかり通常モードに戻らされてしまい、日本にいたことが現実だったのか?わからなくなってます。それでも、写真とかは残っているから、やっぱり本当に行ってたんだ!?明日からは落ち着いて日本回想録でも書こうかな?(ぜんぜん日記じゃないね。)今日はとりあえず、無事、帰還報告まで。
2004.08.16
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8月11日わたしの3◎回目の誕生日である。この歳になると毎年、歳を重ねるのがいやになる。それに今まで誕生日に楽しい思い出はあまりない。なぜなら。世の中は思いっきり夏休み真っ只中。小さい頃、お友達を呼んでバースデーパーティをしようにもみんな、山や海に行ってしまって誰もいなく、ひっそりヒロタのアイスケーキで母と祝ったものだ(父はお盆休みはいつも登山に行っていたので)。だが、今年は違う。おっとも両親も全員揃っている上に、この日は南大阪の父方の叔父家族のところへ行く。きっと素晴らしい誕生日になる!と思いきや、出かけに母に「あんた、今日が誕生日だなんて余計なことを言って叔父さん家族に気を使わせるのはやめてちょうだいよ。」なんだ、言ってなかったんだ。。。それだったらわざわざこの日を選んで叔父の家に行く手はずを整えた母がうらめしくなる。彼女が言うには「この日しかたかちゃんも、えっちゃんも(いとこの名前)、来れないから。」だそうだ。車は奈良から東大阪に入り、どんどん南へと下っていく。おっとは景色を珍しそうに見ている。少し道に迷ってやがて、叔父の家に着いた。叔父の家族は数年前まで黒門市場のど真ん中に店を構えて住んでいた。叔父の定年にあわせて店を売り払い、いとこ長男が南大阪に豪邸を買って、叔父、叔母、長男家族、次男家族の大所帯で住むことになったのだ。ちなみにわたしはこの家を訪問するのははじめてである。閑静な住宅街。しかし、わたしたちの到着を見計らって「うきゃ~!!」という大音響と共にたくさんの子供たちがワラワラ飛び出してきた。長男、次男の子供たちと近所のこどもたち。もう、おっとと2人して目が白黒である。全てがはじめてみる子供たち。でも、誰がどこの子供かすぐわかったぐらい、全員いとこたち似である。一番年上は長男のところの7歳。。。。。7年以上、日本を離れてたんだよなあ。。。。。感慨が胸にこみあげた。家に入る前に「こんな騒がしい家じゃゆっくり出来ないからおすし屋に行こう。」と近所のすし屋に叔父、叔母、両親とおっとと徒歩で出かけた。おいしいすし屋らしく、平日(といってもお盆だけど)の昼間から満員である。唯一開いていた座敷へと案内された。実はおっとは床に正座するのは3週間も日本にいてはじめてのことだった。なんども膝をくずしながら、苦しそうに寿司を食べていると、ウェイトレスが「ラストオーダーになります。ご注文はないですか?」と聞いてきた。おっと、すかさず「イス クダサイ(日本語)。」ウェイトレス「え?あ、はい。ちょっと切らしております。」2人でぼけてるんじゃないよ! 誰か突っ込んでよ!!このあと大きなおなかを抱えて更に喫茶店へ。フランス風のしゃれた喫茶店である。おなかはいっぱいなのに、結局、おいしそうなケーキに負けて食べてしまった。やっと叔父宅へ上がる。まずは先祖の仏壇にごあいさつ。おっとのぎこちない正座も仏壇の前でははまっている。拝む姿がりりしい。思わず写真をたくさん撮ってしまった(笑)。そのあとはこどもたちが走り回り、泣き叫ぶのをなんとかまとめて記念撮影。いとこたちの都合のいい日にあわせて来たはずなのに、彼らはいなかった。奥さんたちだけ。お土産に自家製の梅酒をもらって早々に帰途に着いた。母は生前彼らと同居していた祖母と犬猿の仲だったので、あまり長居したくなかったようだ。これで、わたしたちの日本旅行は終わった。8月12日は荷造りと最後の買い物をし、8月13日、いろいろな心配をよそにあっさりと飛行機に乗ってイタリアに入国を果たした。空港に着いたときは過去の日記に記載したようにちょっと問題があったが。今でもおっとは日本を思い出して帰りたいと言っている。旅行にはいいけどねえ。。。10/7記載。
2004.08.13
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中途半端で終わってしまった日本回顧録。とりあえず自分の記録としてこっそり過去の空欄の日付に書き込むことにする。8月10日旅も後半で疲れ果てた。予定としてはこの日、京都の嵐山、金閣寺、清水寺のつもりだったのだが、起きたのはなんと昼近く。夕方からは京都イタリア会館で働く、私をミラノにこれだけもとどまらせる原因となった?Mさんと 烏丸で待ち合わせて宇治の花火大会に行く約束になっているのだ。結局、京都北部に位置する遠い嵐山はあきらめ、金閣寺、清水寺にしぼった。おっとは東京でおみやげに買った甚平を着ていく、といって聞かない。パジャマみたいだけど。。。ま、いいか。ガイジンだし、京都だし。もう強い味方のJRパスの期限が切れてしまったのでしかたなく近鉄を使う。ほんと日本は高いよね、電車代っ!京都に着くといつものようにインフォメーションにまっしぐら。日本もお盆休みなので、めちゃ混み! でも外国人窓口は空いていたのでおっとを前に出して思いっきりの日本語で聞きにいく。こういうときにガイジン連れは便利だ。。。交通路線図をもらい、1日バスカードを購入。これは2回半分の乗車券代で買えるから京都を回るにはとってもお得。まずは清水寺へ。京都に着いた時点から厚い雲がたれこめて、湿度がすごかったのだが、とうとう大粒の雨が降り出した。参道を歩いていたわたしたちは慌ててそばの「おばんざい屋 あやこ」という小料理屋さんに駆け込む。ここがまた、ナイスだった!京都の町屋つくりの普通のおうちにあがった気分。中では20代前半の初々しい女の子がひまわり模様のバンダナをしめて独りできりもりしていた。メニューは、なし。席についたとたんから、その日の献立(1000円。めちゃ安い!)の小鉢料理がどんどん出てくる。玉子焼きとか、焼き魚とか、ふつうの家庭的な料理である。そういったのがおっとにも、外国暮らしの私にもうれしい。まさに眼福、満腹で食べ終わった頃には夕立も止んでいた。ますます湿度のあがった坂道を上がると清水寺だ。写真を撮ろうと買ったばかりの3脚をセットしていると、インド系の夫婦に流暢なニホンゴで「シャッター押してもらえますか?」と聞かれたのにはびっくりした。やっぱり日本でニホンゴのうまいガイジンさんって何か違和感があるな。清水寺はガイジン受けがいいという。わかるな、造りが典型的な和風建築だし、高台にある大胆さもいいよね。おっとももちろん大喜び。でも、ディズニーランドのように長蛇の列を並んで水を飲む、「音羽の滝」には参ったけど。これもおっとは滝はアンティークなのに、滝の後ろの超現代的「消毒装置」とのミスマッチをおかしがっていた。そのあとすぐ金閣寺へ。もっと清水寺から近い、と思い込んでいたが結構遠かった。参拝客はガイジンばっかり。時計をみると、もうMさんとの待ち合わせの時間がせまっている。さっさと見て慌てて京都の中心、烏丸の「VELOCE」というカフェに駆け込んだ。このひとはイタリア暮らしの大先輩である。彼女は小さい頃にミラノに行ってつい数年前まで住んでいたので、母国語はイタリア語になっている。縁あってMさんの家に居候させてもらっていたときには、本当にお世話になったのでわたしはこのひとに頭があがらない。おいしい日本のアメリカンを飲んで、甘くない小さなケーキを食べて待っているとMさんがやってきた。これまでの日本滞在で、すっかりおっとの自動翻訳機と化していたわたしだが、わたしを介さずMさんとおっとの会話がすんなり進むのがなんだか不思議。。。。さっそくタクシーで三条まで移動。わたしは率先してタクシー代を払い、そこで入ったそば屋の勘定も全部払う。。。私にとっては今までお世話になったささやかなお礼のつもりだったが、どうもこの行為がおっとは気に入らなかったようだ。そこからおっとはブスッと黙り込んだ。「マルちゃんって無口だね。」とMさん。いやいやほんとはそんなことないんです~。すみません。。。三条から宇治に電車で移動。浴衣姿のひとたちで満員である。こうなると、おっとの甚平姿も目立たなくなり、よかた。宇治のひとつ手前の駅で降りる。というのはインターネットで「人が少ない穴場」と書いてあったのをみつけたから。確かにひとは多かったけど、宇治よりずいぶんマシだった。駅に降り立つとすぐ、花火がはじまった。駅のすぐ横の踏み切りで立ち止まり、花火を鑑賞。やはり、そばでみるのはすごい迫力だ。それに今の花火技術は目を見張るものがある。花の形やアンパンマンまで。そつなく打ち上げられていく。おっとは感動し、ビデオカムに撮り続けていた。やっとフィナーレのしだれるような大きな花火が終わり、感動で興奮したまま宇治駅へ移動。すごいひとである。そして路上がごみでめちゃくちゃ汚い。メガホンで警察が「ただいま宇治駅は混んでおりま~す。お帰りはもう少し待ってください!」と叫んでいる。そんな中、もみくちゃにされながら深夜、奈良の自宅へと帰って行ったのであった。次の日8月11日はわたしの誕生日。南大阪の父方の叔父の家へ行く。
2004.08.10
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おひさしぶりです!ひさびさにみたら、たくさんの方々が書き込んでいてくれててうれしかったよ!!でも。。。私はおっとが、日本に来れなかったのでここ数日、鬱になってました。なんてね。ウソです(笑)。無事に到着しました!ただ、やっぱりパスポートコントロールではパスポートを光線にかざしてみたり、コンピューターでビザ番号を照会したり、10分位無言で厳しいチェックを受けたそう。やっとこ3日も遅れて来たおかげで、到着翌日から広島、海、関東への旅に向けて早々に旅立ち、昨日ヘロヘロになって奈良の実家に帰ってきました。いやあ、日本は寒い!極寒!!電車の中も、建物もお店も北極並みの寒さ。「省エネ」という言葉は存在しないのだろうか?で、外に出るとムァッと暑くてからだがガタガタになりそうです。(実際なったけど。)そして何もかもが珍しいおっとは5m歩くのに10分かかる!店1軒、1軒をていねいにみていき、わからないのか?夜の呼びこみのお姉さんをしげしげとながめたり、「いらっしゃいませー。」とか「ありがとうございました!」とか、「すいませーん、お水くださーい。」とか、こっちにきてすぐ覚えた言葉を連発しております。広島では数え切れないほどのもみじまんじゅうを食べ歩き、東京、横浜ではイタリアにはないコンビニのはしご。変な食べ歩きの旅でした。さて今回の日本お初おっとを連れての旅の感想発表!!ジャジャーン!!!2人で一番気に入ったのは、なんといっても海!広島のインフォメーションに行って瀬戸内のきれいな海を訪ねたところ、まったくやる気のないお姉さんに「瀬戸内海にきれいな海なんて、存在しないですよォ。日本海ならありそうですけどね。。」と言われ、困ってayaさんに電話しちゃいました!ayaさんが教えてくれた城崎の近くの佐津の海、行ってきました。往復9時間かけて山の中をローカル線で行ったかいがあり!無人駅に降り立ったときは海も見えなくて、不安だったけど田んぼ道を歩く事10分、目の前にほとんど誰もいないどこまでも透明な海が広がったときは感動だった。さすが、ayaさん!!本当にありがとう。無謀な旅だったんで、2時間しか居れなかったけど、ひとも親切で、今度日本に来る時は2,3日かけて城崎とあわせて、ゆっくり行ってみたいところです。(城崎駅前の公衆温泉、時間がなくて行けなかったけど、あれだけ嫌がっていたおっとも、その情緒たっぷりの雰囲気に興味深々でした。)そして、夏休みの東京ディズニーランド。灼熱地獄、老若男女すごい人出、どのアトラクションもわずか10分ほどを楽しむためにカッと照りつける太陽の下、頭をクラクラさせながら1時間も並んで待つ。みんなイライラしてるし、アトラクションのお姉さんたちも八百屋の呼びこみみたいだし。。。。。。これはもう、2度と行きたくないところに決定です(笑)。あと、興味しんしんで楽しかったことは3つ。まずは原爆の平和記念博物館。ここでは、おっとはスペイン語のガイドフォンを聞きながら歩き、被爆死亡者の爪と皮膚の展示の前に釘つけ。そのあと、コロンビア人の家族連れをみつけて立ち話。(他の観光客の邪魔をするなー!)日本でまでマイペースなおっとでした。そして、まさひこ0565さんに教えてもらった東京両国の「江戸東京博物館」。いろいろと江戸の町並みがみれて、楽しかった!ここでは浴衣姿のスペイン語のガイドのお姉さんに説明してもらったんですが、このかたなんと、元エクアドル大使館員だったそう!。日本にはエクアドル人が希少なため、仕事がなく、とうとうこのあいだエクアドル大使館を閉館してしまったそうです。(つまり私は日本では天然記念物のようなおっとを持っている、ということになるのか。。。?)ここでおっとがもしパスポートを紛失したら、どうするんだろう?最後は渋谷でLOVELINさんに会えたこと。おっとは日系ペルー人の彼様に会える事をとても楽しみにしていたので来れなかったのがちょっと残念だったけど、一緒に来ていただいたお友達も楽しいひとで、楽しい飲み会でした。彼女も、以前お会いしたくすぴおさん同様、抱いていたイメージとはちょっと違った。(あ、でも彼女ほどかけ離れてなかったけど。)ラテン人とパートナーの日本人の方にお会いするのは初めてだったので、興味深かったです。言っていいのかな?最初、彼女を見たとき、ラテン人かと思った。やっぱり、ラテン人をパートナーに持つと似てくるんだろうか?私は自分では、典型的日本人タイプだと思ってたけど、実はラテン人みたいなのかな?でも、はじめてお会いしたのにちっともはじめての感じがしなかったのは、やっぱり楽天でのおつきあいが長いからだろうか?やっぱり、楽天っていいね。(広告じゃないけど)今日はやっと1日家で休憩。そして、明日から関西まわりのハードスケジュールだよォ。。。(ってわたしが計画したんだけどね(笑))。ラスト1週間、頑張るぞ。風のようにあっという間に過ぎた2週間でした。
2004.08.05
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ただいま!昨日の朝、無事関空に到着しました。ところで、今回の事件以来、おっとに対する信用はまったくゼロ。なので先日、ああは言っときながらも、おっとを残して、ひとりで旅立ったことにちょっと後悔しております。乗り換え地ウィーンの空港は大きいし、日本行きの便に乗る前にパスポートコントロールがある。関空は空港内で電車に乗らなきゃいけないし、検疫、パスポートコントロール、税関と3つのチェックが待っている。私の場合は簡単だったけど、これがおっとだったら?まず、チケットの見方はわかるだろうか?空港内の英語でかかれた表示は読めるだろうか?日本行きのパスポートコントロールを、イタリア在住エクアドル人が簡単に通れるだろうか?モンモンとしながら、ウイーンから日本への飛行機の中で入り口でもらった、新聞をひろげた。まずはTV欄をチェック。あーん、やっぱりほとんどの番組、知らないや。そして、全ページを読みにかかった。2面目:「難民申請を出していたどこかの国の外国人が、認められず、拘留中に入管の職員から殴る、蹴るの暴行を受け、それを訴える手紙を監獄から弁護士に出したところ、提出した入管の職員に破棄され、翌日強制送還になった。」いきなりやーん。ハラハラ。そういえば、Yu。。kaさんのHPにタイムリーに通関の意地悪さを書いた日記もあったな。ビザはあるけど、念のため、結婚証明を持たせたほうがよかっただろうか?しまった、家の電話番号だけじゃなく、母の携帯の番号も持たせたらよかった。。。いろいろ悪い想定が頭をよぎる。目は冴え、頭がガンガンしてくる。苦しく、一睡も出来ないまま、日本に着いた。 空港を出ると、日記を読んで、迎えがいないことに同情してくれたマジンガー、もといデビルマン研究家のまさおちゃんさんが迎えに来てくださっていた。 さっそく彼のナイスなミ二クーパーで家まで送ってもらった。 思ったほど、暑くないし、おそれていた湿気もない。あ、朝早いからか。 しかし、彼、会うなり、いきなり「おかっぱかいっ?!」って。きっついなー。そういえば、飛行機の中の日本人って、みんな茶髪でレイヤーのセミロングか、ショートだったな。やっぱり、日本でおかっぱって浮く? クルマの中でまさおちゃんさんの奥さんにつくってもらったおにぎりを食べながら、考え込む。この睡眠不足に考え事をしたおかげでちょっと車酔いした。 そうそう、阪神高速、阪奈に乗ったんだけど、高速に入るときも出るときも料金かかるんだよね。それもすごい高いのに、設備、道路の維持状態はイタリアより悪い。 日本はなんでもイタリアにまさってる、という優越感がちょっと砕かれた。もうすぐ実家、というところでまさおちゃんさんの携帯に別の友人から電話がかかる。「今からあおうよ!」ゲ。い、いまからですか?ちょっと気分悪いし、なにより眠いよ。まさおちゃんさんいわく、「今、眠ったらずっと時差ぼけが続くよ、これは会ったほうがいい!」そういったわけで実家に着くなり、玄関にスーツケースだけ置いて再び車へ。さすがの母もこの予期せぬ技にあんぐり。そして、友人と合流し、喫茶店でおしゃべりする。うーん、眠さは峠を越した。でも、頭がフラフラするよお。 甘さひかえめな小さなケーキを食べ、澄んだ味のする紅茶をのんで(イタリアとの比較表現)、早々に家に帰り、シャワーをあびて気絶するように寝た。夜。目覚ましを合わせて起きたところで、さっそくおっとに電話する。おっと「あのさあ、今日仕事が忙しくて、旅行代理店に行けなかったんだ。あした土曜日行くつもりだけど、開いてるよね?」(ちなみに旅行代理店は土日休みと出てくる前にギャンギャンわめいて、玄関のドアの前にも大きく書いて貼っておきました。)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓うぐっ!!!!!心臓発作を起こしかけた。しばらく凝結してしまった。そうか、やっぱりか! このラテン男には、日本入国以前の問題だったか!!しばらくしておっと「うそだよーん、土曜はダメだったけど、日曜日に行くからねー。」と。。。。。今の私にこの冗談はシャレにならんぞ!そばにいたら、思いっきりパンチの刑(怒)。 そういったわけで、おっとは、土曜日のキャンセル待ちはダメでしたが、日曜日のお高くない便はゲットすることができ、私と同じ航空会社になったので、帰りは一緒に帰れることになりました。 次の心配は、朝6時のマルペンサ空港チェックインにおっとが起きれるか?!はー、可哀想な妻の心配は、果てしなく続く。。。。。
2004.07.24
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おっとを中心に世界が廻ってるならば: きのう、おとといと世界で一番怒ってたのは「ボスとわたし」(なんか、「王様とわたし」みたいだ)。 昨日は1日おっとを間に挟み、ボスとわたしはポーカーをしていた。 お互いの最強カードは、ボスは木曜に旅立つなら「契約解除」というカードを持ち、わたしは木曜に旅立たなければ「離婚」というカードで、けん制しながら様子を伺っていた。 おっとの「友達を代わりに立てる」案も怒り狂ったボスにあっさり却下されたらしい。 そして、わたしはボスに完敗した。 家を購入したいおっとは今、「契約解除」になるのはひじょ~うにマズイというので。 おかげで私は負けた掛け金を払いに今朝、旅行代理店に向かう羽目となった。 言われたとおり、朝1番に行ったのに、きのう電話で話したお姉さんは今日は遅れてくるとの事。さすが、イタリアだ。代わりのお姉さんに頼む。「え~?今から土曜日発に変えるんですか?難しいですね。。。」カタカタとコンピューターを打っていく。「。。。土曜日は全部、満席ですね。日曜日もないし。。。」え、日曜もないの?「違う航空会社なら、ありますけど。かなりお高くなりますね。それに往復でとるから、帰りも一緒に帰って来れないですね。」ダメダメ、却下。「東京行きなんてどうです?あ、でもこれも満席。」 東京なんかに着いて、日本に行ったことのないおっとが、どうやって奈良の家までたどりつけるんだ?よかった、満席で。 結局、しかたなしにお高い違う航空会社の唯一空いていた日曜日のポストを押さえてもらって、あとはキャンセルを待つことにした。 支払いは行ける日にちと航空会社が確定してから、ということだったので、とーぜん、おっとがチケットを受け取りに来たときに払う、という形になった。その場でおっとに電話する。「。。。という訳だから、わたしは明日からいないし、あんたが旅行代理店まで来て払うのよ。」おっと「え~っ!そんなお金もひまもないよ!!」わたし「そんなお金もひまもなかったら、日本に来るなーっ!!(絶叫)」「(あせるおっと)わ、わかった。じゃ、こうしよう。チケットは速達で会社まで送ってもらって、支払いは日本から帰って来た後、ということで。。。。」わたし「。。。。。世の中、あんたを中心には廻ってないんですけど。」おっと「。。。。。。。。。」わたし「。。。。。。。。。。。。。。。」わたしは、おっとのために、やれるべきことはやったと思います。(そうですよね?) 明日からはおっとのことは忘れて、晴れて日本に帰国します。あと、おっとが日本に来ようが、来るまいが、もー、知ったことじゃありません。******************************と、いうわけで。 明日は出発なので、日記は書けないし、日本滞在3週間は毎日更新はできないと思います。 書かなくてもときどき、皆さんのところには遊びに行きますね!では、行ってきま~す!!
2004.07.21
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おとといと立場が逆転した。きのうは怒りのあまり、おっとと口が聞けなかった。はじまりは5月までさかのぼる。 ある日、おっとが1枚の用紙を持って帰宅した。「夏の休暇を決めて書き込まなければいけないんだよ。ローテーション組むためだってさ。いつ、日本に行く?」「え~、お宅の会社も気が早いねえ。どうしよう、まだ滞在許可証も取れてないじゃない。」「とりあえず、旅行代理店に予約だけ入れてよ。その日程、書くから。」「そうだね、明日にでも会社から電話するわ。」そして次の日、わたしはさっそく旅行代理店に電話、ハイシーズン、ぎりぎり1日前の7/22(木)のチケットを予約した。 代理店のお姉さんいわく、「気をつけてくださいね、出発日の変更は追加料金がかかります。そして7/23(金)以降は値段がグンと上がりますから。」「わかりました。」 家に帰ってそのことをおっとに報告。「。。。だって。半端だけど、木曜日発だからね。」「OK,了解。」わたしは用紙に日付を書き込み、おっとに渡した。 その1週間後、おっとの会社で会議があってローテーションが組まれたという。 やれやれ、1つ終わった。あとはそれに向けて、滞在許可証、ETC,片付けなきゃ。と、そのとき、おっと秘書のわたしは思った。そして、先週末。 私たちはおっとの同僚の家に行った。 はじめて会う、この同僚は気さくで、わたしと彼とのおしゃべりがはずんだ。「明日から家族でケニアに行くんだ。」と彼はうれしそうに言う。「へ~、いいねえ。わたしたちも来週木曜から日本なのよ!」すると彼の表情が険しくなった。「え?木曜?よくボスがそんな半端な日から許可をくれたね?」「うん。。。休暇の希望、5月から出してたし。ねえ、そうでしょ?」とおっとをみる。「ウンウン。」 おっとは上の空。同僚が買ったばかりの新しい車をみるのに夢中になっている。同僚は不安を打ち消して「まあ、5月に出してて、許可が降りてるなら大丈夫か。。。この時期、ひとがいないから急に木曜日からなんて無理なのはおっとくんもわかってるしね。」この時点で嫌な予感はしてたのだが。。。。 昨日は結局、遅刻、早引けのヒンシュク2段技を使って、不動産屋の書類を全て揃え、2週間前から通っている、病院にぎりぎり駆け込み、過去の日記http://plaza.rakuten.co.jp/piccolaitalia/diary/200406290000/の「老人治療」を受けていた。 超音波と電気マッサージ。最初は電気マッサージがくすぐったくて、治療中、笑い転げていたが、最近は慣れてきた。 昨日も、歩き回った後の疲れもあり、ベッドにうつぶせて「あ~、極楽極楽」とまったりしていた。 携帯が鳴った。おっとからだった。「ねえ、ぼくらの休暇って木曜日からって、昨日言ってたね?」「そうよ。」「。。。土曜日に出発日、変えられないよね?」「変えれないよ。もうチケットも買って、ビザも取っちゃったし。」「。。。。。。」「どうしたの?」おっとは言いにくそうに、切り出した。「あのさあ、ぼく、ずっと出発は土曜日だって思ってたんだ。ローテーション表もそうやって組まれてたし。間違えられたんだね、アハッ。 昨日、君に木曜って言われて慌てて今日、ボスに言ったんだけど、もう変更不可能!って怒られたんだよね。 この時期、ひとも少ないから代わってくれるひとがいないんだよ。。。。。どうしよう?」「どうしようじゃない!!」私は病院内であることを忘れてガバッと飛び起きた。「木曜からって言ってたのは何も昨日だけじゃないでしょ!5月からず~っと言い続けて、家のカレンダーにも大きく赤丸つけてあったのに、あんた、何みてたの!」「わかった、熱くならないで。なんとかする。」「なんとかってどうよ!?あんた、いつもそんなこと言って、なんとかした試しがないじゃない!! ただでさえ、親や、友達にも滞在許可証騒ぎのおかげでさんざん心配かけたのに。 土曜日にはフェスタを友達が企画してくれたのよ、それにあんたが欠けたら、意味ないでしょ!」「ごめん、今ちょっと忙しくて。。。電話、切るね。」ガチャン。くっそー!逃げやがった!!! わたしはムカムカしたまま家に帰った。 悪夢だ、今きっと悪夢をみているんだ。ベッドに横たわった。目をつぶった。よし、いいぞ。これで次に目が覚めたときはこんなアホらしいことはなくて、無事にふたりで日本に行けるさ。一生懸命、眠りに入ろうとしていると、おっとが帰って来た。 無理に明るい。 はしゃぎながら、ベッドに横たわっている私の背中に「アモーレ!友達にね、電話して木曜日代わってもらえる様に頼んだよ。あした、返事をくれるって。」「。。。。確率は?」「フィフテイ、フィフテイ、って言ってたけど、なに、大丈夫さ。」「。。。。。。。。。。。。」「。。。。。。。。。。。。。アモーレ?」誰か、ただの悪夢と言ってくれ。。。。。(号泣)***********************ここから追記:手回しのいい、妻はさっそく旅行代理店に電話しました。おっとの友達の返事がわかるのは今夜。代理店いわく、「今夜、わかって明日来てもらっても、出発日前日ですからねえ。100パーセント、ペナルテイがかかってきますね。」NOォォォォォォォォォォォォォォォォー!!まさに大ピンチ!代理店「あ、でも明日、開店と同時に来て頂いたら、変更料金と差額だけでなんとかできるかも?」「い、行きます!絶対、朝一番で行かせていただきまーすっ!」くそ!また、会社に遅刻だよ。おっとより、私のクビのほうが危ない。。。。とほほ。全部、お前のせいだ! おっとォっ!!!!!(怒)
2004.07.20
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。。。最近のおっとの行動は、支離滅裂だ。母も。おっとは昨日はすごく怒って、口も聞いてくれなかった。と、いうのは。先週末から、うちの母が毎日電話をかけてくる。ある日は:「あんたたち、朝早い到着だから、迎えに行かないわよ。」「はいはい。」「空港からリムジンバスで来なさいね、リムジンがなかったら、電車を乗り継いで。。。」「わかった。空港からリムジンバスで行くよ、リムジンがなかったら、電車を乗り継ぐね。」「何言ってんの!電車を乗り継いでなんて遠回りでしょ!!あんたたち、バカじゃないの!」ガシャンッ!!(受話器を叩き切る音)「?。。。。。」別の日は:「あんた、だんなは日本にどんな格好で来るつもり?」「え?普通にJパンとTシャツと思うけど。。。」「去年、エクアドルに行ったときにしていたような、パ~プリンな格好はさせて日本に入国させないでちょうだい。」「え?「パ~プリンな格好」ってどんな?」「そんなこともわからないの!あんた、イタリア生活長すぎて、目が腐ってるんじゃないの?!いいわね、絶対、あんな格好で入国させないでーっ!!」ガシャンッ!!(受話器を叩き切る音)「??。。。。。」こういった母の雄叫びは、毎回受話器を通しておっとにも届く。 おっとは心配そうに、「ねえ、何があったの?お母さん怒ってるじゃない。説明してくれる?」と毎回聞いてきた。 私はいきなりの訳のわからない電話の後で母の怒りが伝染、おっとに説明するにも、あまりにバカげた内容で、言う気も失せて、いつも「別に。なんでもないよ。」と低く答えていた。その態度がおっとはひじょーうに気に入らなかったらしい。「わかった、僕のことでもめたんでしょ?お母さん、僕のこと、キライなんだね!?じゃなかったら、ぼくに話の内容が言えるはずだよ!」「ごめん,ごめん。あまりにつまらない内容だからさあ、言う気が失せたのよ。」と、全てを説明する。 すると夫は、「見え透いた、ウソつくんじゃないよ!たったそんなことだけであんなに怒るものか!」すみません、本当なんです。そんなことだけでうちの母は怒ってるんです。。。(泣)「君が本当のことを話さない限り、僕は君と口を利かない!!」え~!?結局、昨日は本当に口を利かず、今朝を迎えた。 仕事の出掛けにおっとはボソッと「昨日、言うつもりだったけど。明日、不動産屋とアポイントメントを取ったから、夕方、家を見に行くよ。だから、この書類、今日中に揃えといて。」と警察、日本領事館に持っていった並の大量の書類のメモを渡された。 何これ?家は買いたいから、ずっと前から探してたけど、いきなり、しかも日本出発前、ってどういうこと?時間もお金もないじゃん?? そんなこと、何も聞いてないから今日は会社に出勤前に日本領事館に寄る許可はとったけど、そんな余計なことをする遅滞願いなんか、出してないぞ。 私だって働いているのだ、おっとの秘書だけやって暮らしているわけじゃない!というわけで、今日は朝から怒ってます。。。。****************************とにかく無事におっとの渡航ビザは取れました! 今朝、日本領事館の開館ちょっと前に行ったら、もう若い夫婦が並んでました。 今朝早く、日本に帰国しようと思ってミラノ中央駅に行ったらパスポートの入ったかばんを盗られたそうな。そして、飛行機の出発時刻はあと2時間後。「今すぐ、パスポートを再発行してください!」と懇願してました。でも、チケットの日付は旅行代理店の手違いで、明日の日付、奥さんの苗字は旧姓のまま。「間に合いませんよ~。」のんびりと日本領事館の職員。「間に合わせてくれなきゃ、困るんです!」と若い夫婦。 私はビザの受け取りだけだったからすぐ終わったけど、この夫婦、果たして間に合うか?!イタリアだからなあ。。。間に合ったことをお祈りします。。。*********************マジンガーの研究にいそしんでおられる、まさおちゃんさんから訂正がありました。「光子力科学研究所」ではなく「光子力研究所」が正しいそうで、富士のふもとにそんなものは存在しないそうです。やっぱりね。ありがとうございました。
2004.07.19
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きゃー!とうとう日本出発まで1週間、切っちゃったよ! おっとは今朝も陽気に「マジンガーZ」を水木一郎とは程遠い調子で(shanghai-kさんもわかってくれて嬉しい。) 唄いながら仕事に出かけて行きました。 この数日で、おっとも私も同僚たちから次々とお土産のリクエストがあがってます。 一番頼まれるのは「ポケモン」グッズ、それに続いて「とっとこハム太郎」。(しかも大人にばっかり)でも、これって日本じゃもう古いんだよね?売ってるのかなあ~? 前回、里帰りしたときは「ドラゴンボール」グッズを頼まれて探した、さがした。 日本じゃこのアニメって化石だよね。やっとひなびたスーパーで、子供用のボクサーパンツ発見、XLを買って帰りました。 そういえば。 こっちで会社に勤め始めた頃、冬のスキーから帰って来た同僚から「イタリア産温泉まんじゅう」なるもの、もらえるかと、すごく期待してたのに、何もなくてがっかりしたのは忘れられない。 それもそのはず、こっちのお土産物屋ってそんなもの売っていない。 たとえば山のお土産だったら、家の飾り物か、食べ物だったらサラミやチーズとかしかない。 まさに自分が記念に買うためのお土産物で、他人に配るためのものじゃないんだよね。 だからなんで?イタリア人って、みんなバカンスに行っても会社にお土産なんて買ってこないじゃ~ん?なのに、どうして、私たちにはこんなに堂々と(というか、ずうずうしく)リクエストまであげてくるんだ!?大切な日本滞在時間をさいて、お土産さがしなんて、やってられるか!そういうわけで、日本で会う予定のみなさ~ん、私たちはイタリアンなので、お土産はないで~す。あしからず。。。。(結局、これが言いたかったのか。。)********************************そうそう、おとといの皆さんのアドバイスを参考にし、おっとの意見も取り入れて、旅行予定表、つくってみました。実家のある奈良についで、親戚の集中する横浜滞在が長いんで、関東:1.横浜 定番観光2.東京 ハトバスツアー アンド 浅草3.東京 都会観光(お店、回転すし、ゲーセン)4.東京 ディズニーランド5.日光 (ガイジンの定番??他にいいところがあったら教えて!)6.光子力科学研究所をさがしに富士、エバンゲリオンをさがしに箱根 (おっとのたっての希望)関西以西:7.奈良、京都 定番観光 (芸者あそびはしないよ。お金ないも~ん。)8.大阪日本橋(東京の秋葉原みたいなの)9.広島 (行ったことないから、私が行きたい)10.広島から行ける海 (おっとの希望。みなさん、どこかいい海水浴場、知ってる?)せっかく乗り放題JRパスがあることだし、本当はワシさんや隼瀬さんのいらっしゃる北海道から、沖縄まで行きたかったけど、電車移動じゃ遠すぎるか。。。。でも、こうやって書いてみると、盛りだくさんだな。温泉はおっとがかたくなに嫌がるのでやめました。理由はこう:「ぼくのをみて、温泉中のおとこが全員自信をなくすといけないからね。」。。。ほぉ~、お優しいこと。笑わせてくれるぜ。。。。フ(涙)。*************************今日、会社帰りに日本領事館に寄って、おっとの渡航ビザを取ってきます。これでOKだったら、よっぽどのことがない限り、100パーセント日本行き決定!! ↓↓↓↓↓↓↓↓( ごいぴうちさん風)おとといの食券のような引換券も入った財布、家に忘れてきた。。。。とほほ。結果は月曜日だね。そんでもって。たまたま通りすがりの方のHPにいったら、LOVELINさんがずっと前言ってた、気になる「ヌーブラ」の写真があったんでみてみました。。。。ギャハハ!!まさに外付けシリコン、へたしたら大人のおもちゃみたいだ~!!よし!日本に行ったらゲットするか。。。。
2004.07.16
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「そーらに そびえる くろがねのしろォ すーぱーろぼっと まじんがーぜっとー♪」 これはおっとが唯一言える(唄える)、長いフレーズの日本語。 昨日の「光子力科学研究所」をわかってくれたのは、唯一ご・イ・ぴうちさんだけやった。。「光子力科学研究所」というのは、歴代マジンガーのベース基地。今はマジンカイザーを中心に3つのマジンガーが日本を守るため、頑張っています。がんばって~!!(しまった、私たちがオタクだということを全世界に広めてしまった。)あと、「あつっ!」「すごい。。。。」「いたっ!」も、言えます。でも、私たち、ノーマルです。SM趣味はありません。もっと書くと「さむっ」「好き」などなど。教えたわけじゃありません。どうも、私の日常つい、口にする言葉から、勝手に覚えたようです。でも。日本出発まで、あとたった1週間!ちっとも学習意欲のないおっとに、日本に行ったとき、どこに出しても恥ずかしくないように最低限、日本語を覚えさせなければなりません。そこで、こんな工夫をしてみました。例えば、おっとが2人のお財布から私用のものを買いたいとき:「ペルファボ―レ、これ買っていい!?」「はい、「ペルファボ―レ」は日本語でなんて言うのでしょう?」「オネガイ、コレカッテ!?」「買ってよし。」例えば家でジュースを飲んでいると:「ダンミ、ダンミ!!」「はい、「ダンミ!」は日本語でなんて言うのでしょう?」「チョーダイ!チョーダイ!」「よく出来ました。飲んでよし。」「グラッツェ」「「グラッツェ」は日本語でなんて言うの?」「アリガト」といった具合で覚えさせてます。こんな調子でいったいどこまで覚えられるだろう。。。はあ。**********************あ、そうだ。あともうひとつ、長いフレーズ。私が教えたわけでもないのに覚えたコトバ。「わたしは マルちゃんでェす。」(おっとの仮名、マルコとしよう。実名にちょっと近い。)「ちょっと、どこで覚えたの?」「えへへ、自習、自習。」 絶対、うそだ!!こんな複雑な自己紹介を、教えても覚えた事のない文法を使って、しかもタメで!! これを覚えた頃、おっとはミラノの中心のレストランでシェフ見習いをしてました。 エクアドルの大学で調理師の勉強をしていた彼にはデカセギ兼修行が出来る、良い職場だったと思うんだけど、一般市民になったとたん、あっさりまったく違う仕事に転職。(もったいないな~) ある日、私は友人とおっとのレストランに夕食を食べに。おっとは厨房。私がいることを知りません。ウェイタ―達にはあとで、彼をびっくりさせようと口止めをお願いしました。 レストランには私たちと、十数人のイタリア人の他に、日本人団体様1組。 まあ、ミラノの中心のレストランだから日本人団体客も珍しくありません。 彼らはどんどん、決められたメニューを談笑しながら食べています。 私も友人とあらかた夕食を食べ終え、コーヒーを飲んでいると 友人いわく「あれ、マルコじゃない?」「え?」振り返ると団体さまは食べ終わってぞろぞろとレストランの外に出て行くところ。 そして出口にウェイタ―達に混ざって、マルコがきれいなツアコンのおねーさんと並んで挨拶をしているではないか?!シェフ見習いの丁稚どんのくせに?!マルコ:「わたしは マルちゃんでェす。」団体客A:「きゃー、日本語はなせるう!」団体客B:「あらまあ。。。」団体客C:「まるちゃんなんて、日本人みたいな名前だなあ、ハハハ」団体客A:「こんなに細いのに まるちゃんだってェ。」団体客B:「一緒に写真撮っていいですか?」ツアコンのおねーさん:「どうぞ、どうぞ! 私がシャッター押しますねェ。」マルコ、うでを組んで偉そうなポーズを取る。団体客A:「どうして日本語しゃべれるの?」ツアコンのおねーさん「彼女が日本人なんですって。」団体客C:「ハア、どおりで。。。」マルコ:「アリガト」ツアコンのおねーさん:「デービ ディ―レ、「ありがとうございました。」(ありがとうございましたって言うのよ)」マルコ:「アリガトゴザマッタ」団体さま:「ありがとうございました。」マルコ:「アリガトゴザマシタ」団体さま一同、拍手!!。。。こうやって、目の前においしいエサがあれば(この場合はツアコンのお姉さんですね)簡単につられて覚えるみたいです。 さあ、果たして、日本に行ったら、どれぐらい覚えられるかな? そうそう、この日記を読んでいるイタリア、ミラノにツアーで来た事のあるみなさん。もしかしたら、私のおっとが思い出のアルバムの写真の1枚にいるかもしれませんね!(っていないか。)********************************昨日はたくさんのアドバイスをありがとうございました。参考にさせていただきます!
2004.07.15
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昨日は念願の10000アクセス、突破!!うれし~!!アクセス数UP強化週間には50位にもならなかったのに、皮肉なことにその後の嵐であれよあれよとアクセス数UP! 最高33位まで行きました!これも、みなさん、いつものみなさん、野次馬のみなさんのおかげです!ありがとうございました!!!!!!!***********************今日はさっそく朝から1.旅行代理店に飛行機のチケットを取りに+JRパスを買いに。2.日本領事館におっとのビザを申請に。3.ユーロを、日本円に両替しに。4.ちょっとバーゲンに寄り道。行ってきました。結果は4のちょっと寄り道バーゲンが、すごーくながーいバーゲンになってしまった(笑)。3のユーロから日本円への両替は、絶対イタリアでやってくもんだと経験上、身にしみて。だって、日本って交換率も悪いし、何よりも銀行の手数料が高すぎ!!イタリアみたいに現金を持ってなくても銀行カードでお買い物できないし。(ちなみに私たちの持っているローカルなクレジットカードなんて、日本で通用しないんだよ(怒))。ところで1のJRパスって、外国人とその奥さんか、だんなさんしか買えないけど、安いねえ。14日間、(7日間と21日間もある。)全国の新幹線を含むJRの列車、船、バスに乗り放題で新幹線の大阪-名古屋2往復分ぐらいの値段。今回は親戚廻りで全国行脚の予定の私たちにはうれしい味方。せっかくだから、遠出もしたくなってしまう。ああ、これで近鉄、大阪地下鉄、南海、阪急、東横線も乗り放題だったら完璧なのに。。。一番問題の2の日本領事館は、しばらくいかないうちに入り口に空港の荷物チェックのような、ものものしい金属探知機がついていてびっくり。中にいたのは私たちと、赤ちゃんを連れた黒人のおばさんだけだった。必要書類を提出し、待つようにいわれて、待った。待った。待った。こんだけ待たされるってことは、1週間かかるって言われたけど、黒人のおばさん以外、誰もいないし即日でやってくれてる??もうちょっと待った。「おっとさ~ん、お待たせしました。これが引換券です。あさっての午後に取りに来て下さい。」とデパートの食券のような手書きであさっての日付を書き込んだ紙切れを渡された。こんだけ待たせてこれだけかい(怒)!。。。。でも、1週間って言ってたのに、あさってだから良し、としよう。この感触、たぶん大丈夫そうだ、わからないけど(希望。チケットも買っちゃったしねー)。****************************そうそう、ここで外国人のパートナーや、お知り合い、お友達を持つ方、そうじゃない方にも質問。外国人って、日本のどんなところに連れて行ったら喜ぶかな?大まかには考えているんだけどね、あんまり自信がなくて。。。やっぱりこれは本人に聞くのが一番。おっとに「日本に行ったらどこに行きたい?」って聞いたら即答。「光子力科学研究所!富士山のふもとの!!」こんなやつです。どこに連れて行っていいやら。。。。(泣)
2004.07.14
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みなさァーん、こんにちは♪今日はキーボードをたたく指もはずんでおります。本当に皆さんにはハラハラさせました。たくさんのお祝いの言葉、ありがとうございました。Gabbynaさん、一番乗りのお祝い、ありがとうございました!かおす@和僑さん、興奮のため指が震えて、つい改行してしまいました!Spicy☆☆さん、今回はあっさりもらえたんですが、場違いにその場でおっとと踊ってしまいました。LOVELINさん、まさに運がよかったとしか、言いようがなかったです。ほんとに。shanghai-kさん、いつもありがとう!更新、うまくいきました?えむすさん、そうジャッポーネなんです、ジャッポーネ!!ロボロコフスキエさん、おっとの日本への初デビューです。わーい。まさひこ0565さん、そんなに今は日本に外国人が増えているんですか?びっくりです。ワシさん、約束の毛蟹は200匹です。忘れないでください。aya825さん、もちろん奈良がベースキャンプになります。その他、たくさんのみなさんのお祝いメール、ありがとうございました!! 実はみなさんには内緒にしてたんですが、私たちは99,9パーセントあきらめていたので、旅行代理店をまわり、イタリア旅行のパンフレットを集めて「今年の夏はカプリ アンド イスキアか、サルデーニャ島ね!」とすっかりその気になって、スーツケースに水着やサングラスを詰めておりました。 それが、だめになったのはちょっとがっかりですが、日本に越したことはない!(笑)。きっと、ほぼ、ほとんど、ハッピーエンドですよね??たぶん。(希望) さて、次に片付けなければならない問題。あさってまでに日本領事館におっとの渡航ビザを申請しなければ、旅立てない。(申請から発行まで1週間。)イタリア人には必要のないビザも、なんで、おっとには要るのよー(怒)ーー(怒)ーーーーーー!!(デカセギ大国出身だから、しかたがないか。)さっそく必要書類のリストをもらってきました。ああ、よかった。たくさんあるけど、簡単そうなのは、日文、伊文対訳で書いてあるからじゃなく、滞在許可証の更新時とほぼ同じ書類だから。(さすがに家の見取り図証書はないけど。)領事館ぐらいは、1回でOKが出ることを祈ります。(でも、イタリアだからなあ。。。)
2004.07.12
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