耳(ミミ)とチャッピの布団

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テレビの組み立てキット


テレビといっても(1)カラーではなく白黒(2)トランジスタではなく真空管式です。
電子工作にハマッテいた学生の頃、エレクトロニクス関係の雑誌によく広告掲載されていました。
テレビそのものがまだまだ高額商品で、カラーテレビなぞなかった時代のことです。
テレビをキットで組み立てる(しかも真空管)というのは並大抵のことではありません。
今時のPCはマザーボードが出来あがっているので、組み立てという域にも達していないかも知れませんが、こちらのキットは全くゼロからの組み立てになります。
しかも当時の電子キットは、購入者がかなり知識と経験を持っていることを前提としたものが多く、マニュアルも専門的で初心者から見れば不親切なものが多く見受けられました。
どれくらいこのキットが売れたか判りませんが、広告には電子技術を学ぶ学生を対象にする旨のようなこと書いてあったと思いますので、ひよっとすると専門学校の教材などで使われていたかも知れません。
私は?と云うと...このキット当時としては高額で手がでません。
それより工作中に不注意で頻繁に「感電」している身としては、1000V以上の高電圧を扱うテレビなんて、怖くて近寄りもできませんでした。
だいたい宅急便がなかった時代に、ブラウン管はじめ、多数の壊れやすいパーツの入ったキットをどのようにして送っていたのでしょうかねぇ???
「チッキ(ご存知ですか)」で壊れ物取り扱っていたっけ?


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