カエルぴょこぴょこ

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8 最終日2 帰京の途,そして・・・



お土産がわさわさとかさばり,2リットルのペットボトルに半分以上残っていたので,それが目減らしアイテムとして選ばれてしまったのだ。


そのときは,もったいないけれど,重いから仕方ないぐらいにしか思わなかったのだが,あとからそれはそれは後悔した! (なぜかは下方に・・・)



さて鹿児島空港。

プロペラ機を降りてターミナルまで歩くのだが,飛行機の入り口を一歩外に出たとたん,空気があまりにも違うのに驚く。


重いし質が違うのだよ。


重力が戻ってきた感じ。



わ~,こんなに違うんだねぇ,屋久島と鹿児島では! と口々に感想を述べるが,この時もまだことの重大さに気づいてはいない。


鹿児島空港で数時間をつぶし,羽田へ向かう飛行機へ。


乗ってから落ちついてすぐ,機体が飛び立つ前から,海は爆睡してしまった。

Eちゃんも同じだったようだ。


気がついたらもう羽田。


自分達が仕事をしているときでも,そういうお客さんよく見かけるけれど,今日は海たちがそんなお客になる番。  (=^^=) ニョホホホ

本当に現地を楽しんで,心地のよい疲労困憊をしているんだなってつくづく思う。


ドアが開くまでのつかの間に,のどがからからだったのをEちゃんが見越して,彼女の持っていた屋久島の汲み水(小さいボトルに入っていた)を飲ませてくれた。









☆=>=>=>(+_+。)ガーン









もんっっっっっのすごく甘くてとろりとして柔らかい!!!










何これ,これ同じ水なの!?  

屋久島内で飲んでいたときは,おいし~とは思ったけれど,こんな甘さは感じなかった。


信じられない。


この時どれだけ衝撃を受け,かつ捨ててしまった自分の水の貴重さを心底嘆いたことか!!


Eちゃんが,「ウン,もったいないナとは思ったんだけれど・・・。 私はいつもおうちに帰ってからも大切にちびちび飲んでいるんだよ。」 って。


おそいよ~!  さっき言ってよ~~!! |ヽ(~~。) オチコミー



でもないものはもうしかたない。


この衝撃を胸に刻んでおくしかない。




さて機体を降りて,羽田空港内へ。

ジェットブリッジを歩いているときからすでに,鹿児島の飛行場を歩いていたときよりもさらにおも~くなっていくことに気づく。


普通の旅疲れとは明らかに違うのだ。


荷物を受け取り,ターミナルを電車乗り場へ向かっているときに,その重さは最高潮に達した。


無重力から重力のある世界に戻ってきたら,こんな感じなのかも・・・と思わせる重さとしんどさ。


とってもとっても体が重いのよ~。


なんなの,これ~!?


磁場というものがあるけれど,間違いなく屋久島は,日本で最高で最強の磁場の一つだろうな。


東京に帰ってきて,改めてすごさを再確認したよ。


それから人間の適応能力のすごさも。


あれだけ重くて仕方なかったのに,電車に乗る前に一息入れるために休憩し,気持ちを切り替えようと心持ちを変えてみたら,嘘のようにあの重さが消えた。


屋久島にいた時間はとても貴重だったけれど,それはもう体験してしまった過去で現在ではない。


自分がいる場所で,今,自分らしく生きることが人の生。


こんなに重さのある東京という大都会で,それでも身軽に駆け巡ろうとしいる人達,そりゃぁ病気になったり歪んだりもするわけだ。


屋久島の空気を身にまとえたことで,これも身をもって体感したから,ものすごく納得。


さて話はぶっ飛ぶが,今回の一連の旅で,日本は素晴らしい国で,日本人は世界に誇れる民族だとあらためて思った。


前からそう感じだしてはいたの・・・。

それが今回の体験が,最終決定打になったというか。


旅の先々で会う人たちって,インパクトがある人が多いのが常だけれど,日本の国内でもこんなに面白くて生き生きしてる人たちがあふれてるんだ~!って。


他のアジア諸国のように,民族意識をそれほど誇示ならびに固持しないでいるけれど,それでいて日本人らしさ-たおやかさ,器用さ,粘り強さ,勤勉さ,実直さ,独特のエロチシズム,多文化吸収の柔軟さ,etc- を発揮できるのは,やっぱり国民性だと思うのだ。


国粋主義とか,インターナショナリズムとか,まるで相反するもののように語られているけれど,実はこの二つは,個人という点を中心に上下左右に無限に広がる,同一円内のものではないだろうか?


ルーツを意識して理解してこそ,初めてその枠を超えられるのではないかと思うから。

トコロ変われば品変わるで,風土や習慣が違うのは自然なことなのだしね。



日本の美,豊富な水と山野に囲まれたあふれる自然。


守っていきたいと思う。


日本に住む人達の思考やスタイルが西洋化されつつあっても,心や魂は,「大和」に通じる意識をを忘れてはいないと思う。


「大いなる和」に通じる心だもんね♪


あれだけの,独特のパワーと美しさを内包する国で育まれた私たちなのだから。


そんないろんなことを思った屋久島からの帰還でした☆  






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