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国民が、選挙で勝ちとった成果
「政治改革 与野党初協議」、11月27日付の東京新聞の2面ですが。
26日に政治改革をめぐって、与野党の7党による協議が行われたそうです。
いつもながらの「与野党協議」かと、私などは疲れてもいたので、さらっとスルーしてたんです。
これまでのいつもであれば、与野党協議の記事というのは、
その内容は、その新聞の記者の方によって書かれた、いわば憶測記事だったじゃないですか。
消費税の導入の時やそのアップの時の協議も、小選挙区制導入の政治改革についても、
だいたい「与野党協議」というのは、密室の中での協議であって、
その報道内容は、記者の人たちによる密室協議の推測記事でした。
スルーしたのは、疲れとそうしたこれまでの習慣からでした。
しかし、今回は、あらためてもう一度読み直してみました。
というのは、
同時に「しんぶん赤旗」11月28日付の2面と3面の「臨時国会の焦点」を読んだことにもあります。
私などは東京を留守にしていたため、その間にたまっていた新聞を読むのは、疲れてもいますから、「そうか、そうか」と、いたって実務的な読み方になりがちなんです。
しかし、蛍光灯のように、間隔を置いて光ることがあるんです。
政治改革をめぐる今回の与野党協議の記事ですが、
この直接取材による記事って、すごいと思いませんか。
これまでは、密室協議の中で、実際にはどんなやりとりがなされたのか、わからなかったんです。
公式に発表されたことは、当たり障りない、議論をオブラートに包んだようなものだったんです。
今回は、初めての経験ですが、
それが10月27日の総選挙の結果ですが、自民・公明の与党が過半数を割ったことによる変化。
これまでは、議論や討論は形だけのもので、結局は多数による強行採決の形が出来ていました。
ですから、その討議というのは、アリバイ作りというか、「ガス抜き」でしかなかったんですね。
もしも、今回のように、各党の言い分が、直接国民の目や耳で見れるようになったとしたら、
それは当たり前のことですが、
しかし、日本の議会制民主主義にとっては、大事な一歩の前進になると思います。
今は、まだはじめて、チラッと垣間見ただけのことですが、
それが、これから当たり前になってほしいと、私などは望んでいます。
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