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Aug 25, 2006

ネフシュピール(Naef-Spiel)の頂点は、点ではなく1辺5mmの正方形になっています。
何のためでしょうか？
ここが平面になっているから頂点同士で積める、
もし頂点が尖っていたら子供が遊ぶときに危険だから、
もっともです。
では、なぜ5mmなのでしょうか？
まぁ、25mm、50mm、100mmと言った数字にこだわるNaef Spiel AGですから、
半端な数字が出てくるわけがないと言われればそれまでですが。

先日この5mmの平面がないNaef-Spielモドキを紙で折ってみました。
(5mmずらせばもう少しNaef-Spielにちかいものが折れるはずですが、何と言っても
その設計をするのが面倒くさかったので・・・)
最初から予想していたように、5mmの平面がないと、中心の高さのところに厚みが0mmになるところが十字にでてきます。(5mmの平面をもつ本物は、一番薄いところでも10mmの厚みができます。)
しかも紙ですから、形がきれいに保たれません。
ただ、ピースを45度ずつずらして組み上げていく形は何とか作ることができました。
naefspiel1

が。
写真で見るとおわかりのように、1段目と3段目の頂点同士がぶつかってしまいました。
大雑把に計算してみるとぶつかるところの長さが4mm強。
つまり、5mm切り込んで平面にするというのは、45度ずつずらして組み上げるためには
必然だったのか？
(本当は切り込みの一番深いところも上下に同じだけずれるから、
そうすると3mmでもいいってことになるけれど、ま、その辺は目をつむって(^^))
見る人が見れば初めから自明なんだろうけれど、改めて頂点の切り込みの意味に感心しました。

尚、この紙のNaef-Spielもどきは狭い意味では折り紙ではありません。
細長い画用紙一枚からできています。
直線がゆがんでいるのは紙が薄かったのと、私が不器用なせいです(＾＾)。
布施知子氏の一枚折りの箱や、「でんぐり」というおもちゃの折り方を参考にしました。

※Naef-Spielは日本の商標は「ネフスピール」のようです。ドイツ語系だから、ついシュピールと読んでしまいますが、これだと検索できないことが多いです。