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February 1, 2010
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カテゴリ: ヒーロー映画


 これはとっても見たい映画だった。
 でも、ひとりで映画館に行くのは抵抗があったから、DVDになるのを待っていた。そうしたら、ほかにも同じ気持ちの人が大勢いたのか、レンタル開始から何日間も、借りられちゃって棚に残っていないじゃないですか。複数のビデオレンタル店を捜したけど、どこも同じ状態。
 なんといってもライダー大集合だから、子供から大きい子供まで、みんな見たいよね。  
 私は、七色仮面の昔から、スーパーヒーローを見るとエモーションが高まるのであった。最近では、スパイダーマン等のハリウッド製スーパーヒーローのクオリティの高さは、十分に期待に応えてくれる。日本でも映画「仮面ライダーTHE NEXT(2007)」は納得のできだったし、テレビでも今は伝説となった「仮面ライダークウガ(2000~2001)」、「仮面ライダー響鬼(2005~2006)」は毎回欠かさずに見たものだ。

 とはいっても「オールライダー対大ショッカー」は、劇場公開のときには「侍戦隊シンケンジャー」との二本立てだったので、対象とする客層などを考えると、内容に一抹の不安はあったことは否めない。

 お話の方は、前半は最強のライダーを決めるライダートーナメント、ベビーフェイス同士の夢の対決で見せ場をつくり、後半はいよいよライダー軍団と大ショッカーの激突だ。
 大ショッカーとの戦いに向かうディケイド、しかし、多勢に無勢、ディケイド苦戦は免れない。そこに歴代ライダーたちが救援に現れた。なんだか唐突ではあるのだけれども、このシチュエーションにはワクワクした。
 ライダーたちが勢ぞろいで見得を切る。1号がいる、2号がいる、ブラックRXも・・・・と確認していったとき「Jがいないなぁ」と気づいた。Jのキャラクターから考えて、これは後で、それなりの闘いの場面に出てくるんだろうなと思っていたら、やっぱりそうだった。
 そして、この時点では最新のライダーであるWもお披露目があった。「ジョーカー、メタル」のアナウンスは妙に頭に残ってリフレインする。

 それなりに楽しかったが、ライダー軍団と大ショッカーの激突が広場の戦争ごっこに見えてしまうのはなぜか。
 たとえば「スパイダーマン」は暴走列車を止めて人々を救う。摩天楼で、大群衆が見守中でヴィランと闘う。
 つまり、「スパイダーマン」では、架空の存在であるスーパーヒーローが、映画の中とはいえ、現実世界で活躍しているのだ。
 それに対して、ライダー軍団と大ショッカーの激突は、誰もいない荒野で闘っている。
 剣豪や格闘家の一騎討ちなら、人知れず闘ってもいい。
 しかし、スーパーヒーローは、大きく現実離れした存在である。そして、強さを競うのが闘う目的ではなく、人々を救うために闘うのである。
 映画は虚構だ。しかし、現実離れが現実離れとして、虚構が虚構と見透かされてしまってはつまらない。あたかもスーパーヒーローが現実に存在すると錯覚するような虚構を見せてほしいと思うのだけれども。

 好きなものはいくつになっても好きだから仕方ない(開き直ったりして)。

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Last updated  February 2, 2010 05:16:43 AM
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