体感!JUNKムービー

体感!JUNKムービー

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

ぞううまことり@ Re:映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会(05/26) 舞台の狭さを利用したオーケストラの編成…
ぞううまことり@ Re:『9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019)』~ベストセラーは誰のもの?(05/04) ストーリーの展開を面白くするのは、見る…
ピーターラビラビ@ Re:『ゴジラxコング 新たなる帝国(2024)』~エネルギー、フルチャージ⁉(04/28) ゴジラ映画は、戦っている時が迫力があり…
ピーターラビラビ@ Re:世紀の怪物/タランチュラの襲撃(1955)~あの大スターはどこにいた?(05/21) 虫が巨大化される映画は、過去に何作もあ…
ピーターラビラビ@ Re:『シン・ランペイジ 巨獣大決戦(2020)』~シンの連鎖反応(11/15) 巨大化した蜘蛛とワニが戦うシーンがどう…

Freepage List

December 4, 2011
XML
カテゴリ: 特撮映画


 人は、自分の存在を認めてもらいたいものだ。
 幼い子供が、わざと叱られるようなことをするのも、親の気を引きたいがため。

 デビー・ギブソンとティファニーは、80年代後半、ともに一世を風靡した歌手だ。
 当時、洋楽に興味のなかったぼくでも名前を聞いている。
 二人はライバルとして競い合う間柄だった。

 時はすぎ、人の心は移ろいやすく、人気を二分したデビーとティファニーも、いつしか忘れ去られてしまった。

 ところが、2009年、デビーはデボラ・ギブソンとして 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』 に主演する。
 さらに、2010年、今度はティファニーが『メガ・ピラニア』の主役を務める。

 この二作をつくったのは、アサイラム社だ。低予算でウケる映画の制作を目論んでいる。
 古アイドルといえども、知名度のある二人だ。ジャンク・フードのような刺激を売り物にするアサイラム社はそこに目を付けたわけ。

 そして、デビーの抜擢、ティファニーの起用とくれば、次に見たいのは二人の競演だ。
 これは、ゴジラが出現し、モスラが登場したら、二大怪獣の対決が見たくなるのと同じこと。
 アサイラム社は、ついに『メガ・パイソンVSギガント・ゲイター(2011)』でその夢の対決を実現した。
 対決は、比喩的なことばではない。デビーとティファニーが、つかみあいの激しいバトルを展開する。

 それだけではない。
 『メガ・パイソンVSギガント・ゲイター)』には、なんとミッキー・ドレンツまで本人役で出演しているのだ。
 ミッキー・ドレンツは、人気グループ、ザ・モンキーズのドラムを担当していた。
 モンキーズは、イギリスのビートルズに対抗してつくられたアメリカのバンドだ。ビートルズ映画のテイストを持ち込んだテレビ番組『ザ・モンキーズ・ショー(1966~1968)』が放送された。
 その番組の中で、ミッキー・ドレンツが、大勢のファンに囲まれてサインをし続けているうちに、手の動きが止まらなくなってしまい、そのままいつまでも空中でサインをし続けるというギャグをしていたことを覚えている。

 『メガ・パイソンVSギガント・ゲイター)』でミッキー・ドレンツは、本人役として、昔の名前でイベント・ショーを行う。しかし、巨大生物に喰われてしまう。

 それだけではない。
 デビーもティファニーも、喰われてしまう。
 デビーは、蛇を愛する科学者として、多くのパイソンを自然公園に放す。
 ティファニーは、鰐を守るために、特殊なステロイド剤を鰐に与える。
 この二人の行為が、メガ・パイソンとギガント・ゲイターの大量発生を招くことになるのだから、結末は喰われるしかないか。

 ストーリー上では巨大生物に飲み込まれる二人だが、画面上は、デビーとティファニーが、メガ・パイソンとギガント・ゲイターを、完全に喰っている。
古アイドル=フルドルのお二人は、存在感をアピールできてよかったね。

人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 4, 2011 08:48:53 AM
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: