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April 7, 2013
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カテゴリ: 特撮映画


 映画開始直後、山々が連なる中に、山よりもでかい馬に乗った武人が登場する。伝説の巨人スヴャトゴールだ。そこに普通サイズの巡礼達が集まってくる。
 このシーン、ちょっと見にはスヴャトゴールが巨大なのか、遠近法でぐぅっと手前にいるのかどっちなんだぁと思った。しかし、スヴャトゴールがとてつもなく巨大なのだとあらためて確認した。

『巨竜と魔王征服 イリヤ・ムーロメッツ』は、口承叙事詩を映画化したもの。口承叙事詩だから、ずっと昔から語り継がれてきて、お話を聞いた人は頭の中でその情景を思い巡らしてきたのだろうと思う。そして、映画化という手段をとることができるようになって、初めてリアルな形で目で見ることができたわけだ。
 冒頭の巨人スヴャトゴールの映像を始め、この映画の数々の特撮シーンを見ると、映画ってのは、 現実世界ではお目にかかることのできないものを目の当たりに感じさせてくれて、楽しいなあとあらためて思う。

 そういった非現実的なシーンでも、お目当ては怪獣である。
 この映画では、「巨竜」がどんな造形、映像で出てくるか、それが一番の見どころだった。
 クライマックス、ロシア軍と蛮族の平原を埋め尽くす大合戦、蛮族側の切り札として火を噴く三頭竜ーゴイルニッチ蛇ーが満を持して登場する。
 三頭竜だよ。
 三頭竜といえば、そう日本のキング・ギドラがいる。
 この両者、よく似ている。
 顔立ちはちがうよ。
 キング・ギドラの頭部は、まさに東洋の竜、あるいは西洋のドラゴンである。
 一方のゴイルニッチ蛇は、いってみれば「なめこ図鑑」。
 であっても、翼を広げ飛翔する姿は、黒いキング・ギドラ、ゴイルニッチ蛇が。

 この映画は1956年作。
 キング・ギドラが初登場した『三大怪獣地球最大の決戦』が1964年作。

 そうか、キング・ギドラのルーツはロシアにあったのか。
 これまでは、キング・ギドラの元ネタは日本の八岐大蛇かと思っていたが。


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Last updated  April 7, 2013 09:11:44 AM
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