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May 5, 2018
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カテゴリ: アクション

SECURITY/セキュリティ 【DVD】

【中古】 スーパージャイアンツ コンプリート・ボックス(57〜59東宝) /宇津井健,池内淳子,中山昭二,三ツ矢歌子,ジャック・アルテンバイ,石井輝男(監督),宮川一郎 【中古】afb

マスク・オブ・ゾロ【Blu-ray】 [ アントニオ・バンデラス ]
 たとえば宇津井健。
 当方にとっては、この人はスーパージャイアンツである。
 スーパージャイアンツは、日本初の特撮スーパーヒーロー映画(1957〜1959)の主人公だ。
 DVD-BOX『スーパージャイアンツ コンプリートBOX』(4枚組)、所有しています。
 その後、宇津井健が伝説の力士を演じた『雷電(1959)』を見たときも、親に「雷電は絶対に負けないよ。だってスーパージャイアンツなんだから」と力説していた。
 このように、スーパーヒーローとそれを演じた役者さんはとかく分かち難い、のは当方だけか?
 そして、アントニオ・バンデラス。
 バンデラスは、ヒット作『マスク・オブ・ゾロ(1998)』で主役のゾロを演じた。
 ゾロといえば、テレビ番組の『怪傑ゾロ(1957〜1959、日本では1961〜1966放送)が当方にとってヒーロー原体験の一つである。そのほかにも『アラン・ドロンのゾロ(1975)』もすこぶる面白かったけどね。
 とにかく、アントニオ・バンデラスは、仮面のヒーロー、ゾロを演じた俳優として、当方の身勝手な期待感を背負っているのだ。
 しかし、最近はあまりメジャーな活躍はないように思っていた。
 そんな中で『セキュリテイ』を見たわけだが、これは、アントニオ・バンデラス版『ダイ・ハード』だね。
 本家『ダイ・ハード』は上映時間が133分だが、対する『セキュリティ』の上映時間は92分だ。
 そして、『ダイ・ハード』にくらべて『セキュリティ』は、出演者の人数も少ない。
 また、タイトルも『ダイ・ハード』=「最後まで抵抗する者」「なかなか死なない者(不死身)」に対して『セキュリティ』=「警備員」(?)だからね。
 つまり、『セキュリティ』はB級感覚の映画なのである。
 しかし、『ダイ・ハード』の後追い映画であっても、『セキュリティ』は楽しめる映画だったのですよ。
 『ダイ・ハード』は爆発的な大ヒットを記録した。そのため、それに似た映画が続いた。内容的には、主人公マクレーン刑事は別名「世界一ツイてない男」といわれる。マクレーン刑事は、偶然大事件に巻き込まれてしまい、孤軍奮闘するのである。この骨子を、多くの映画が引き継いだのだ。
 『セキュリテイ』のバンデラスは、職にあぶれた退役将校エディの役だ。なんとか最低賃金で、ショッピングモールの夜間警備の仕事を得る。
 エディが初出勤した真夜中、一人の少女が助けを求めてショッピングモールに飛び込んでくる。
 少女は、重要事件の目撃者だったのだ。翌日の裁判での証言を阻止しようと、殺人軍団がショッピングモールを襲撃してきた。
 映画の舞台となるショッピングモールは、あまりはやっていないのかもしれない。
 バンデラスの仕事は、閉店後に夜通しで警備にあたるのだが、最低賃金しか保証されていない。そして、他の警備員たちも、チンピラ風だったりひきこもり風だったり飲みすぎ女だったりして、どうでもいい状態が漂うダメダメ集団なのだ。
 そんなところへ、強雨の中を少女が助けを求めてやってくる。直前まで、少女はFBIにがっちりガードされていたはずなのに、殺しのプロ軍団はそれを撃破してしまった。九死に一生を得て、少女は逃走してきたのだった。当然、殺しのプロ軍団は少女を追尾してくるわけだ。
 この状況設定が、スリルとサスペンスを生む。
 元軍人のバンデラス=エディは、多勢に無勢、しかも軟弱なダメダメ連中を率いて、重火器フル装備の殺戮集団と闘い、少女を守らなければならない。
 しかも、エディは、吹き替えのセリフ上は元大佐と言っているが、字幕では元大尉と表示してある。大佐と大尉の差は大きいぞ。さしずめ大佐であれば、退役後に無職ということはないだろうと思うのだが、どうだろう。
 それはさておき、軟弱連中も、エディの作戦指揮のもとに闘い、一定の成果を得ていくと、徐々に使命感に燃え、奮闘し始めるのだった。人間、負け犬になっていては心も荒む。自分もやればできるとわかると、命がけの勝負にも挑んでいけるのだ。エディ=バンデラスは、確かな資質を備えたリーダーだった。
 もしかすると、この軟弱連中が無傷で少女を守り切るのか、とも思ってしまった。しかし、そこはリアリティを重要視したのだろう。そうは問屋が卸さない。
 というわけで、バンデラスは、B級環境の中でもいい仕事をしていたのだ。
 続けてバンデラス主演の『ザ☆ビッグバン!!(2011)』という映画を見た。探偵フィリップ・マーロウが登場する『さらば愛しき女よ(1975)』に似たところがあり、バンデラスも探偵役なのだが、SF的な設定もあるという一風変わった探偵映画だったけれど、こちらも見応えがあった。
 アントニオ・バンデラス、がんばっている。



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Last updated  May 5, 2018 08:37:32 PM
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