ラスカルスズカのブログ

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May 2, 2023
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こんにちは!ラスカルスズカです。












​​​​​​今日、紹介する本は、


阿津川辰海 さんの



    『  紅蓮館の殺人  』




紅蓮館の殺人 (講談社タイガ) [ 阿津川 辰海 ]


です。


こちらの作品は、

​「 2020本格ミステリ・ベスト10 」国内ランキング ​第3位​
​「 ミステリが読みたい! 2020年度版 」国内篇 ​ 第5位​
​「 このミステリーがすごい! 2020年度版 」国内編 ​第6位​

を獲得しています。


こちらの物語は、

山奥に引きこもっている文豪に会うために
合宿を抜け出した男子高校生2人。
その途中、山火事に遭遇し麓に引き返せなくなり
仕方なく山を登り始める。
ようやく着いた館でお世話になっていたが、
翌朝、そこで仲良くなった娘が死んでいるのが発見された。

というものです。



山火事で退路を塞がれ、
反対側の山の斜面は断崖絶壁。
隔離された館の中で起こった娘の死は事故なのか殺人なのか?
殺人ならば犯人は?
山火事からの脱出は?

というような
私の好きなクローズドサークルものです。


館を舞台にした『  館もの  』でもあります。


推理の出来る探偵役が2人も出てきて、
推理合戦を行うのも見所です。


文庫本で448ページもあり、
手に取るとかなりの厚さがあります。
読み切ることを想定すると
読む前に心が折れてしまいそうですが、
読み始めてしまえば、
続きが気になり
長さが気になりません。


『  館には仕掛けがあります  』との提示があり、
どんな仕掛けがあるのか?
というのも想像しながら読み進められます。


色々な謎が出てきて
最後に解明されていきますが、
一つだけ気になったのが、
『  偶然が行き過ぎていて現実味が薄い  』
という点が、
最後まで引っかかってしまいました。


ただ、
文体は読みやすく、
謎が多く、引き込まれる作品でした。





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Last updated  May 2, 2023 08:12:45 PM
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