与乃登の霊障日記

与乃登の霊障日記

2008年06月14日
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与乃登はこんな不思議な体験を致しました。

ある日、与乃登は精霊供養のため滝場で神道護摩を焚いておりました。

この日は珍しく地獄に落ちた御霊を救う札を焚きました。
この札は、口伝の特殊な札で、大変強力な力を持つ札です。

すると、祭壇の前に龍神が姿を現しました。

与乃登「どちら様ですか。」

龍神 「姫谷の龍神である。」

与乃登「何かご用でしょうか。」

龍神 「迎えにまいれ。」

与乃登「はて、どちらまでお迎えに上がればよろしいか。」

龍神 「地獄。」

これは、これは。また高飛車な。地獄まで迎えに来いだと?

与乃登「龍神様とお見受け致しますが、なぜ故に地獄におられますか?」

龍神 「理由は申せぬ。早く参れ。」

さては、この札のせいか?地獄から龍神を呼び起こしたか?やれやれ、精霊供養ではなかったのか。
理由は言えないだとぉ?どうせ、ろくな理由ではないだろうけど。
しかたがない、何かのご縁なのだろう、迎えに行くか。

与乃登「では、お迎えに上がりましょう。」

龍神 「早く致せ。」

どこまでもタカビーなのね、このお方は。

地獄からお連れした龍神を載せ込む水晶玉を祭壇に用意した。
そして、与乃登は守護神の緋龍に乗るために祝詞座へ座り直した。

与乃登「緋龍磐船、天降りませ。我を地獄まで連れ給え!」

風が吹き、与乃登の躰は浮いたような感覚に襲われた。

与乃登「緋龍様、姫谷の龍神様の場所までお連れ願えませんか。」

与乃登の躰が左右に揺れ、風の中を飛ぶような感覚が続いた。
やがて、浮いていた感覚が収まり、揺れも止まった。
意識上に右手前方の薄明るい光を放つ珠が見えた。

与乃登「お待たせ致しました。姫谷の龍神様、これより、現界へお連れ申し上げます。」

与乃登は薄明るい珠を両手で抱え込み、戴いて持ち、緋龍磐船に声を掛けた。

与乃登「緋龍様、それでは、戻して下さい。」

すると、また、与乃登の躰が浮いたような感覚になり、風の中を飛び、意識が祝詞座へ戻ってきた。
祭壇の前で、素早く両手から、龍神様に水晶玉へお移りいただいた。

龍神 「ご苦労であった。」

与乃登「理由は明かしていただきませんでしたが、よくお戻りになられました。龍神界へお帰りになられますか?」

しばらく沈黙があった。

龍神 「いや、帰ることが出来ぬ。」

与乃登「何か不都合でもおありですか?」

龍神 「忘れ物をした。」

与乃登「はぁ?」

この続きは明日と云うことで。







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最終更新日  2008年06月14日 18時24分23秒
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